鶴瓶・上岡パペポTV
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PAPEPO FOREVER

What's PAPEPO
『鶴瓶・上岡パペポTV』とは、1987年4月14日から1998年3月31日にかけて、よみうりテレビ制作(日テレ系列)で放送されたトークバラエティ。昨今のお笑い番組に見られるような騒々しいテロップが一切無く、素材をそのまま切り出したような造りが特徴。今なお多くのファンが存在する。
笑福亭鶴瓶
1951年生まれ。六代目松鶴の十一番弟子として落語家デビュー。実体験を基にした鶴瓶噺には定評があり、ラジオパーソナリティ時代以来の根強いファンが多い。若手芸人のようないじられキャラから、映画俳優までこなすマルチタレント。ベーさん、ベー師匠の愛称で親しまれている。
上岡龍太郎
1942年生まれ。漫画トリオのメンバーとして漫才師デビュー。後年のファンからは『探偵!ナイトスクープ』の初代局長として知られる。切れ味鋭い毒舌家ながら、愛嬌のあるキャラクターが愛された。2000年をもって芸能界を引退。占い師・心霊にまつわるエピソードは今もって語り草。
No.470
1996/08/30

パラリンピック

No.470 は、ニューヨークを控え、NY パペポ・ポスターを持って登場。定番の「性に目覚めたとき」を挟み、「上岡龍太郎をまちがえる街の人」、「アルバイトをした思い出」、「パラリンピックは観たいのに」、「高速移動の全盲のファン」、「マラソンだけのマラリンピック構想」。ほか、都市伝説を真に受けた鶴瓶ちゃんが「味の素は (放送禁止) を使っている」と語ったり、鶴瓶邸の深いプールにまつわる話題も。「ペンキ塗り立てのプールに飛び込んでいったオッサン」でエンディングへ。

今日の鶴瓶噺

(素人からの手紙)――「 "大きな豪邸に住んで、外から見ても分かります" って書いてあんねん。… "そのわりには、アップルの小屋が小さすぎる! " ……うちのイヌですよ。"こんな小屋を作ったれ" いうて、【大理石】 って書いて、アップルが寝とんねん。…ええ加減にしとけアホ!! ホンマー !!」

(かつての駿河邸)――「僕は、大きい家に育ち。……大きい……。大きい……言うてて泣きそうなったわ! …玄関入ったとこが三畳、奥が四畳半。縦長の三畳の台所に八人住んでましてん。……ほっとけえ !!」

(ビックリ !! 全盲のファンの移動速度)――「高槻のほうの学園祭行ったら、前に居てまんねん。京都から新幹線乗って、東京の九段会館で仕事あるんですよ。もうギリギリですよ。タクシーにバーッと乗って、新幹線でバーッと行って、九段会館へバッと出てきたら、そいつおんねん。……"その杖乗ってんか? " と聞いた。… "飛んでんちゃうか? " と」

今日の上岡語録

(海外でこんなことを言われました)――「日本人の団体ですよ。関東のオバチャンの一団が歩いてきて、いきなり僕を指さして "あーっ !! 片岡鶴太郎 !! " ……。岡と太郎は合うてるがな」

(お年寄りにも言われました)――「僕が背中向けたから、おばあちゃんはそばの人に "ノックフック !! ノックフックの三人組 !! " ……。"わー、まだこんな人おるわー"と思もてね。間違われたわけではない」

(ぜひ観たいもの)――「なんでパラリンピックはテレビで中継せえへんの ?! あんだけ世界新記録出して、日本の水泳でも金メダル獲ったりしてる。観たいがな観たいがな !!」

(知人の全盲の方が語る、光りのない世界)――「暗くはないんですって。明るい暗いはない。暗いというのは、明るさに対した暗さで。どっちかいうと灰色やって言うてましたよ」

(脱衣場のスリッパがなくなる理由)――「裸足で来たヤツが履いて帰ってるか……それか、二足履いて帰るヤツがおる」

上岡少年のアルバイト

鶴瓶「新聞配達は?」

上岡「新聞配達はしましたがねえ。
あれはアルバイトやなかった」

鶴瓶「アルバイトやがなー」

上岡「あれは貧しい家を助けるために。
病気のお母さんと、当時――」

鶴瓶「あんたんとこ弁護士やろー?」

上岡「当時、捕虜でシベリアへ抑留されてた
お父さんの居ない
母が病気の家族を助けるために」

鶴瓶「……抑留されてたって初めて聞きましたがな。
抑留されてましたん?」

上岡いえ、されてません

鶴瓶「なんやそれ ?!」

上岡「………。」

鶴瓶「なんやアンタ ?!
どんなボケやねん。ビックリしたがな !!
病気ちゃう、今の ?!
そんなんもう、不意やねえ。ええ ?!」

上岡「 (^^) ……」

鶴瓶「…あっ、また連立方程式になってますよ!」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶邸の豪華なプール

鶴瓶「今はタイル。地震でガーッとなって水抜けて。
今はタイルや。キレイでー」

上岡「そのほうが、肌触りもええわな」

鶴瓶「水ももう、物凄いエエ水や」

上岡「なんで。
――六甲のおいしい水いれてんの?」

鶴瓶「 (^^) どこの世界にプールに
六甲のおいしい水いれまんねん……」

上岡「? 」

鶴瓶「ちゃうちゃう、"身体にエエ水" いうのありまんねん」

上岡「どんなの?」

鶴瓶「知らーん。
なんかオレ騙されたんやろうなあきっと

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「友達の五十嵐いうのに
"エエ水おまっせー" 言うて……」

THEME SONG : LAST NIGHT / C.J.LEWIS

BEGINNING DIALOG : 「実はニューヨークで、我々が喋るということで」 「はい」

ENDING LETTER : 『おはよう朝日』 のエレクトーンの人とウサギを見ました BY 横浜人

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