No.168 は、イガラ声で龍太郎師匠登場。「一日のうち最もよく使う言葉は "すいません" か "です" か」、「が」は強力な言葉、浜村淳の京都弁、俗説を断定するアナウンサー・逸見への攻撃など、日本語に関するトーク。中盤は「上岡家にお中元をくれる人々」について、餃子の戦い再び。ほか、「のどちんこの仕事と器官にヘンな物が入る苦しみ」、「救急車が急行中に事故に遭遇したら」、「ドラマ用語のガヤとは」、「最近の車内アナウンスはアナウンスしすぎ !」など。
(ウマイカ登場)――「これが必ず食卓を飾ってるんですよ。俺のブタの元なんですよ、これは。イカじゃないです。ほとんど油です。…でも好きなんです。これが無くなると、震える…。警察に取り締まってほしいぐらいですわ」
(生後まもなく宮崎へ疎開した龍太郎)――「それやったらまだ、憎たらしいことも言うてへんし、人のもらい乳しても噛まへんやろしねえ…」
(恐ろしい CM)――「ヘンに良さそうでイヤなんが、チャーミーグリーンとかいうのでほれ。オバンが踊りますでしょう。なんやアレ !! …あのオバンなんか殺人起こしそうでっせ?!」
(お中元・お歳暮はしていますか?)――「出したんは、新野新だけや……。新野新は、番組やってるときに、もう今から 12 年ぐらい前ですか、"キミもうそろそろ、僕とこという意味じゃなしに、送りや ? " って言われた…」
(体調の悪いときの鼻)――「人と喋ってても説得力無い。ピーピーいうとんねん。…うまいこと笛つくってなあ…」
(今週はスズムシをプレゼント)――「兵庫県は上郡郵便局から、松井スズムシ研究所の……スズムシずーっと研究してはんねやろなあ。"スズムシは動くー" とか言うて…」
(スズムシで発電できたら便利ですね)――「便利や。胸とこ貼っといたらねえ。ウォークマンにスズムシ入れるわけや。…フタ開けたら死んどんねん」
(ぬるぬるに光った大きな昆布)――「あれはほとんど昆布の味なんてしません。あれ、中こんにゃくでも一緒です。中がボール紙でも変わりません」
(上岡少年、延岡へ疎開)――「最初に覚えたのが、どうも宮崎県の言葉だったみたいね。母親が宮崎県やしね。で、帰ってきたとき、近所の京都の子に言葉笑われた記憶がある」
(浜村淳の京都弁)――「あれは京都弁でも、かなり極端。あんなアクセントで京都人が全員しゃべってると思もたらそうやないね。あれはどっかひずんでる。あの人、日本語だけ違ごて、外来語も訛るやろ ?」 , 「京都でもあの人は北のほうですから。もう京都いうよりもナホトカに近いようなとこですから。四条へ出るよりウラジオストック行ったほうが近いっちゅうようなとこ」
(久米宏に似たガイジンが三輪車をこぐ CM )――「♪ピーウィーハーマンなんとかで〜・イヤイヤヨ〜…イヤならやめとけ !!」
(アナウンサーは図々しい !!)――「自分で調べたわけでもないのに "です! " と言い切れる感覚というのはアナウンサー特有のもんですよ。我々というのは、一種どっかに照れがありますから。"と言われております"とか "というのも一つの説です" とかいうのを必ず最後につけますよ。自分で調べたんではないという気持ちから」
(お中元)――「田淵幸一。以前まで西武のもん贈ってきたんやけど、今年からダイエーのもん贈ってくんねん。…西武へ帰ってくれよ !!」
(地方の伝統文化を大切に)――「各地方によって風習・常識いうのは違うでしょ? それを、東京電波で "これが常識です" と言う恐さね。そのうち、東京の風習が日本全国の常識かということになるとコワイわな」
(過剰な親切、大きなお世話 !!)――「 "次は京都駅、福知山線乗り換え、地下鉄は地下へ降りていただいて…" やかましいわ! そこまで言うねやったら家へ帰る順路まで教えたらんかい!」
鶴瓶「はらたいらさん。
あの人はゼッタイ答え見てるとか言うて
会うたら、恥ずかしないのん?」
上岡「……なんで恥ずかしいの?
なんか言うた? はらたいらのこと。
漫画のキャラクターがいつも変わらないとか?」
鶴瓶「いや、それは言うてはれへん…。
新たにまたそんなん付け加えてどうすんねん !!」
上岡「僕とキミとで感性が違うようで
意見が合うのは一緒やなあ」
鶴瓶「イヤなことは一緒ですなあ」
上岡「桂三木助大嫌いとかなあ」
鶴瓶「 (^^) …いや、俺はそれは――」
上岡「一緒やな!」
鶴瓶「俺はそんなん言うてへんやん !!」
上岡「僕が言うてたんや」
鶴瓶「アンタが言うてんねん !!」
上岡「そうやー」
鶴瓶「あのねえ !! 言うてませんっ !!」
上岡「イヤやなあ、アイツ! 何やねんアレ !!」
鶴瓶「そんな、活けの鯛の美味いのがあるとかね?」
上岡「大ッ嫌い !!」
鶴瓶「そんなの言わはるより
こんなの(ウマイカ)のほうが美味いよ !?」
上岡「廃物利用やもんな、言うたら」
鶴瓶「………。
嘗めとんか !! ほんならウチの子供も俺も
廃物喰うとんのかっ !!」
上岡「 (^^) 」
鶴瓶「毎日毎日廃物食うて――
俺はなんや !? ヘドロ家族か !!」
上岡「気管にそのまま行ってしもたら
肺に入ってしまうよ」
鶴瓶「あの油、肺に入ってまうの?
――どないしまんねんコレ」
上岡「肺が油だらけになる」
鶴瓶「それからどないなんの」
上岡「ほんなら、空気が油だらけになる」
鶴瓶「………」
上岡「すると血液に送り込む酸素の中にも
油だらけの酸素が入る。
身体中、油人間になる」
鶴瓶「 (^^) …アンタなあ…
"挨拶で顔色悪いとか言われんのイヤや" 言うといて
そんな説明されたらこっちは気ィだけで死んでまうわ」
上岡「額から脂汗が出てくる」
鶴瓶「………。
……聞かなかったことにする」
上岡「 (^^) ……」
上岡「鶴瓶ちゃんとこの家が火事やとなって」
鶴瓶「俺は二階におって
"うおおおー !! 熱いー !! 熱いー !!
師匠ーッ !! 師匠ーッ !! " ――」
上岡「 (^^) ……あんなあ?
ヨソの家が火事になって、僕は
"他人の不幸は大きいほどオモロイ、
よその火事は大きいほどオモロイ" って言うてるけど
これはあくまでも客観的に、全く知らない家。
全く自分に被害の及ばない、利害関係まったくゼロの
そういう他人という意味や。
キミとこの家が燃えて、僕がパッと前に行ったら。
キミが二階から顔出して "熱いー !! " 言うてんにゃろ?
そんなときやろ? ――それは。それは違うよ?」
鶴瓶「どないなりまんねん。
――バーッと入って行って――」
上岡「バーッと入って行って。
ガソリンざばあああーっ !!」
鶴瓶「 (^^) ………。
あんなあ。アンタが放火魔なるわ !!」
1990年1月 |
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1990年2月 |
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1990年6月 |
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1990年8月 |
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