鶴瓶・上岡パペポTV
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PAPEPO FOREVER

What's PAPEPO
『鶴瓶・上岡パペポTV』とは、1987年4月14日から1998年3月31日にかけて、よみうりテレビ制作(日テレ系列)で放送されたトークバラエティ。昨今のお笑い番組に見られるような騒々しいテロップが一切無く、素材をそのまま切り出したような造りが特徴。今なお多くのファンが存在する。
笑福亭鶴瓶
1951年生まれ。六代目松鶴の十一番弟子として落語家デビュー。実体験を基にした鶴瓶噺には定評があり、ラジオパーソナリティ時代以来の根強いファンが多い。若手芸人のようないじられキャラから、映画俳優までこなすマルチタレント。ベーさん、ベー師匠の愛称で親しまれている。
上岡龍太郎
1942年生まれ。漫画トリオのメンバーとして漫才師デビュー。後年のファンからは『探偵!ナイトスクープ』の初代局長として知られる。切れ味鋭い毒舌家ながら、愛嬌のあるキャラクターが愛された。2000年をもって芸能界を引退。占い師・心霊にまつわるエピソードは今もって語り草。
No.197
1991/03/01

人間ドック

No.197 は、フィットネスクラブへ行った話題と、我が子の高校受験にまつわるトークから。続いて龍太郎師匠ならではの「人間ドックなんか行ってはいけない」というお話と、鶴瓶ちゃんが病院で出会ったヤクザの人の「おしっこ我慢できますか ?」について。ほか、「震える耳鼻科」、「もしもガンだったらどうする」など病院トークが続き、ひったくりの多い街・大阪にちなみ、「欲しいものを手っ取り早く手に入れる方法」、オカキそっくりなお婆ちゃんに会った話「玲子の姉でございます」など。

今日の鶴瓶噺

(上岡龍太郎の一週間)――「月曜日休み ?! …なんや散髪屋さんみたいでんなあ…」 , 「エックステレビってあんなん仕事やおまへんがな! なんやテレビの中で絵描きして!」 , 「ナイトスクープも楽な仕事や。座ってジーッとして "はい小枝君! " とか言うてるだけやん。ええ加減にしなはれや ?!」 , 「ときめきタイムリーって朝から "はいざこば君! " って言うて終わりや」 , 「ノックは無用も "ノックさん! " 言うて終わりや」 , 「ドンドコドンは "雀々! "って言うて終わりや。なあんか楽な仕事してはりますなあ」

(警官がくる前に立ち去れば駐車違反ではない)――「コワイ考えやなあ…! なんかしてんねやろ、悪いこと。三人か四人ぐらいどっか埋めてんのちゃう ?! おまわりさーん! ちょっと身辺洗ろたほうがええわー!」

(大阪が全国一位)――「 "ひったくりが多い" って、情けない犯罪やなあ。でも大阪らしいなあ。…二位なったらちょっと寂しいやろなあ」

(NHKのニュースに出てくる高島アナウンサー)――「あのー、いつも九時から出てる人おるやろ。毎週出てはる、ちょっと "かわうそくん" に似た人…」

(よく似た人)――「マスオさんの同僚のアナゴさんなんか、こんな唇で、"そんなアホなこれちょっと描きすぎやで" っていう人が、ふっと見たら居てんねん。ちょっと聞こうかなと思もたもん。……"マスオさん知ってる? " って聞こうかと思もた」

(今週はお花のセットをプレゼント。ところでこの花の名前は?)――「なんにも分かるかい !! これをいっぺん見て "デンドロビウムです! " 言うてたら、俺こんな仕事してないわ!」

今日の上岡語録

(鶴瓶ちゃんは "ヒットネス" クラブに通ってます)――「ヒットネスクラブ ?! …いろんなとこ行くなあ、ヒットネスクラブ! それよりホームランドスクラブのほうがええのちゃうか? ヒットヒット、ヒット殺し!」

(ある学校案内。校長のズボンのチャックが開いていた)――「校門に頭はさまれて死ぬより、チャックにはさまれて死ぬヤツおらんからなあ」

(ガン検診に行く鶴瓶ちゃん)――「はよ見つけてもうてはよ死ね。はよ見つかると早よ死ぬねん。アホやなあ。ガンなんか見つかるから死ぬにゃないかい。見つけなんだらガンて分からへんから死なへんやないかい」

(空港で身体検査する人)――「女の人には女が調べるわけでしょう? それを男がやったら女はイヤなんでしょう? 男だって、女に調べられるのイヤやんなあ?」 , 「ああいうトコに制服着ていてんので、美人っていたことないなあ? 警官とかガードマンやってる女でべっぴんっちゅうのおったことないなあ!」

(オバチャンの独り言)――「オバチャンっちゅうのは、独り言よういうてるなあ。なんでやろなあ。思もたことが全部口に出てる」

(職業)――「医者ってあんまりエエ商売や思わんよ。来んのは病人でしょう。健康なん来えへんでしょう」

(適正)――「一番困んのは、しゃべりの歯医者こまるなあ。…返事でけへんっちゅうねん !!」

(ガン検診)――「医者行ったら死ぬよ。もしガンやったらって、行かなんだらガンやないやないかい。駐車違反でも捕まったら駐車違反やけど、警官くる前にスッと行ったら駐車違反ちゃうねんで ?」

ひったくりに注意 !!

上岡「こないだなんか
バレンタインデーのチョコレート欲しさに
つまり万引きをしてしまった事件があった」

鶴瓶「アホやなあ、そんなことして !!」

上岡「ええ」

鶴瓶「いや、"ええ" やあれへんがな。万引きなんか」

上岡「でも、欲しいモンを
一番早く手に入れる方法でしょう。方法としては」

鶴瓶「何を言うてんねんエエ大人が !!
秩序あるエエ大人がテレビ向かって !!
なんや腕組みながら !!
一番欲しいものを一番早く手に入れる方法 ?!」

上岡「そう」

鶴瓶「よく言いやがったなあっ ?!
――テレビ観てる人はどないなんねん !!」

上岡「なんや」

鶴瓶「 "そうか! " と思うアホもおるがな !!
"ああそうか、明日さっそく行かしてもらおう! "
思うがな、アンタ !!」

上岡「方法論としてはそうでしょう」

鶴瓶「方法論って、アカンねん、ひったくりは !!」

上岡「いや、善い悪いの話はしてない。
今はどんな方法があるかという方法論の検討をしてんねん」

鶴瓶「働け !! ちゃんと !!
方法論は "働く" や !!」

上岡そういう方法もある

鶴瓶「 (^^) そういう方法って…。それが一番や!」

THEME SONG : CAN'T DENY A BROKEN HEART / ANNICA

BEGINNING DIALOG : 「なんか、それ何べん言うてはりますやろなあ?」

ENDING LETTER : 五右衛門の最期はどっちが正しいの? / 十二ヶ月頒布会花便り

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