No.262 は、後に実現することとなる「ニューヨークパペポはどうだろう」という提案から。ほか前半は、「鶴瓶ちゃんはデサントの取締役と親戚です」、「ゴミを道ばたに捨てる人」、「ジョギング中に写真撮影にかち合った」、「英語の挨拶言葉」など、どうでもよい話。中盤も「上岡少年と寝間着」、「この頃のイヌは喧嘩をしない」など、これまたどうでもよい話。しかし後半は「お弁当と給食の思い出」、「上岡少年、幼稚園へ行く」、「傘立てパニック」など、傑作トークが飛び出した。
(ニューヨークでパペポはどうだろう)――「ニューヨークの 『ぴあ』 に出すねん。『ぴあ』 に。… 『ニューヨークぴあ』 かなんかいうのあるやろ」
(英語なんかちっともワカラン)――「ジャーニーって何? … "じゃあまたね" っていうこと?」 , 「ハバナイスデイは知ってるがな。ウィッキーさんがよう言うてますわな」
(長年使ってきたパペポの座布団)――「これちゃんと、ひなたぼっこしてくれてまんのかなあ…」
(上岡さんのことだから)――「キッチリしてんねやろなあ。なんか死体みたいに寝んねやろなあ。しまいに嫁さんに鼻にワタ詰めてもらえ!」
(冬の決まり事)――「冬の寒いときなんかは、布団から出るのイヤやんかあ。そー…っとそこの洞穴みたいの残して、そこへ帰るよ」
(金属が苦手です)――「ペンの高モノみたいなんで、全部が銀のやつあるじゃないですか。もひとつイヤなんは、ペン立ても銀で、そこに立てとんねん。イヤミやで、赤プリのアレ。で、いつも渡さはる。はふぅ〜…」
(弁当の楽しみと苦悩)――「汁でてんねん。でもこの汁がゴハンに混ざったら美味いねん。もっと混ざって欲しいと思うわけや。しかしそれが国語の本に乗り移りよんねん」
(くやしい !!)――「タイガースもなあ、負けよったんや…。ホンマアホやで…。あの大久保のブタァ…」 , 「大久保。あんなんエースコックやん! エースコックの人に打たれてどないすんねん」
(ニューヨークでパペポはどうだろう)――「ニューヨーク来た以上は、ブロードウェイでショーでも見ようと思もてるところに… "おお! パペポがカーネギーホールでやってるで !!" と」
(終着駅です)――「 "お疲れ様でございました" …ほっとけと。疲れたかどうかは。ましてや何か? 新幹線っていうのは快適な旅をお楽しみください言いながら、疲れんのかアレ」
(通販でテレビを買うと)――「付けてるうちで一番要らんのが、テレビ買うたときの干支の置物な。あんな迷惑なモンないよなあ」
(給食の思い出)――「同年代の人と話し合うと、給食でいい思い出もってませんよ。とにかく進駐軍からのお下がりばっかり。それがとても人間が食べられるもんやなかったね、今思うと」
(子供を演じる)――「すでに、中学頃に、家族揃って街へ出ると、親はこっちを子供扱いするわけや。"あぶないよ" とか。こっちから見てたら、あんたらのほうがあぶないよと。思いながら、でも子供を演じてたね」
鶴瓶「古川花子さんって
毎日放送におった古川さんって知りまへんか ?!
おばさんの人で。それウチの親戚でんねんで ?!」
上岡「 (^^) ……知らん」
鶴瓶「アイ・ジョージを最初に
ニューヨークへ連れて行ったんですよ!」
上岡「… "連れて行った" ってなあ?」
鶴瓶「連れて行ったんや」
上岡「別にアイ・ジョージが
ウロウロ迷よてたワケちゃうにゃから」
鶴瓶「違うがな !!
知りませんか ?! 毎日放送の古川花子さん。
ウチの親戚でんねんで ?!」
上岡「なにしてた人や、毎日放送で」
鶴瓶「なにしてたや知らんけど
ウチの親父が言うたんや、死ぬ間際に。
"古川花子…" (がくっ) ――」
上岡「 (^^) 」
鶴瓶「ホンマですわ。親戚やったんや。
一回も、僕は親戚に仕事ちょうだいって言うのイヤでしょ。
だから僕は一切知らないけど、アイ・ジョージを
ニューヨークへ連れて行った人やということだけは
親父が死ぬ間際に言うてましたわ。
"お前には長いこと言うてなかったけど
アイ・ジョージを連れて行った人やー……" (がくっ)
――間違いないです。絶対間違いない」
上岡「アルミの弁当箱やろ?」
鶴瓶「アルミの銀色の弁当箱に、古いヤツや、僕らのは。
そこにおかずがあって
(左右の留め具を) パッチンって留めるやつあるやん…」
上岡「 (^ー^) …パッチン…」
鶴瓶「なんかえらい喜んでくれてんなあ」
上岡「 (^ー^) ……」
鶴瓶「なんか急にえらい…ほんならソレやろう! …パッチン!」
上岡「 (^ー^) ふふふ…。せやせや!」
鶴瓶「せやせやって、喜んではるなあ。…パッチン!」
鶴瓶「弁当ってクサイやろ。
ランドセルの中いれたらクサイやん!」
上岡「…ランドセルへ弁当入れていってたん ?!」
鶴瓶「うん」
上岡「ランドセルへ !? ――小学校 ?!」
鶴瓶「小学校や」
上岡「ランドセルは小学校でしょう。
あんまり中学生でランドセルって……」
鶴瓶「…そんなんアホやん !!
(ランドセルしょって) "ええと今日は物理かなあ" って…
アホかあそんなん !!」
上岡「でも、小学校って給食やないかい」
鶴瓶「給食や。白のハンカチ、最後のところ結びにくいねん」
上岡「ほんなら何で弁当箱ランドセル入れていくねん」
鶴瓶「知らんがな !! 入れてあったんやもん !!
アンタいちいち…ほんならタイムスリップするか ?!
(手を引いて) …おいでっ !!
――ランドセルに入ってあったんやもん……」
上岡「(放送禁止)ちゃうのん」
鶴瓶「あのなあっ !!
……絶対怒られるよアンタ !!
マル禁だしてもらえる思もて増長してるやろっ !!」
上岡「聞いてんにゃがな」
鶴瓶「アホかあ !!」
上岡「質問!」
鶴瓶「そんなもん、俺…」
上岡「違うんやったら "違う" って言うたらええ」
鶴瓶「……そんなことを、ようここで……。
もし俺がそうやったらどないしまんねん !!
"はい、僕は(放送禁止)ですっ !! "
ってなったらどないしまんねん !!
アンタそんなことで笑えるかっ ?!」
上岡「ほんなら―― "やっぱり! " 」
鶴瓶「どういうことやっ !!」
鶴瓶「幼稚園は?」
上岡「幼稚園は、三日ぐらい行った」
鶴瓶「なんで? ……あ、わかった。
溶け込まれへんかったんやろ !!」
上岡「 (^^) 」
鶴瓶「 "帰るー帰るーっ !! " とか言うて。ようおったで。
"いやあいやあああー !! うわああああ" って!
そんな子やったんやろ!」
上岡「九州の延岡に疎開してたでしょう。
―― "疎開" ってわかりますね?」
鶴瓶「わかるわ !! …当たり前やんか !!
ソカイも書けるわ、字ィもっ !!」
上岡「――で、まあ疎開してたんで――」
鶴瓶「良かった……」
上岡「 (^^) で、九州で幼稚園行くことになったんです」
鶴瓶「…… "大胆な発言をしてしまったなあ" と
思もたけどねえ……」
上岡「笑福亭鶴瓶の下は?」
鶴瓶「室谷信雄。… "ワンレェーン !! " 言う人や。
それから赤井英和」
上岡「おお !!」
鶴瓶「それからねえ。…じゃりんこちえの――」
上岡「テツ ?!」
鶴瓶「あのなあ (^^) …マンガじゃあ !! あんなもん !!」
上岡「 (^^) テツはいかにも出てそうやん!」
上岡「ゴルフ。これ横文字や。これは書けるわな」
鶴瓶「ゴルフはねえ。
G や。G 、O 、L 、G や」
上岡「うわー……。
ゴルグ !!」
鶴瓶「 (^^) えっ?」
上岡「ゴルグ !!」
鶴瓶「…なにっ?」
上岡「ゴルグ !!」
鶴瓶「……うははは !! エフ、エフ !!」
上岡「 (^^) …ゴルグ!」
上岡「上岡さん鶴瓶さんこんばんは。
お二人とも皇居の周りを走ってらっしゃるそうですが
ムッチャクチャ速いランナーがいたら
それはもしかしたらヱスビー食品の長距離選手です」
鶴瓶「そうそう、そんな人いてますよ」
上岡「その中でハーフのようなキレイな顔立ちの人がいたら
"谷川頑張れ" と声を掛けてみてください。
ほほえんで片手を挙げたらそれは谷川です」
鶴瓶「違うかったらどうすんねん。
……違うかったらそのまま殴られるわ !!」
1992年1月 |
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1992年2月 |
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1992年3月 |
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1992年4月 |
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1992年5月 |
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1992年6月 |
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1992年7月 |
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1992年8月 |
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1992年9月 |
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1992年10月 |
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1992年12月 |
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