No.120 は、前回の続きで、トリオにまつわるトークからスタート。そして上岡氏お得意の心霊批判が展開。「幽霊に会ったら何と言ってやろう」、霊魂とは何か・脳の働きと魂の関係性について、「脚のないオバケは日本人しか見ない」という点から、霊の存在はウソと説いた。続いて、「最近のイヌは吠えなくなった」、リクルート事件にみる犯罪の意識、「天神祭で踊る鶴瓶ちゃん♪トンチキチキチキ・チントンシャン」、笑福亭福笑の凶悪性など。ラストは、愛すべき珍芸奇芸の徒たち。
(守護霊を見てもらったら…)――「朝日放送の乾浩明さんと僕とか見てもうたんや。僕は、"若武者の守護霊がいます…" 乾さんは、"死んだお婆さんの霊が憑いてます"…なんでやねェん言うて怒ってはりましたよ。"オマエが若武者で何で俺がオバンやねーん! " って。オバン憑いてんねんあの人」
(六法とは何か)――「民法も。…忍法はええ。弁護士が急に消えよったらアカン。もうオマエのことはワカラン。ドロンって。忍法まで出しよったーいうやつねえ」
(龍太郎師匠に、天神祭の踊りを教えます)――「どっちかを見るわけ。竜のツメの。わかる? …♪チンチキチキチキ…やってごらん?」
(酒癖の悪い福笑にいさん)――「僕はねえ、あの笑福亭福笑よりも後に入ったということが…どんだけツライか!」
(尻に矢をつっこみ、オナラで飛ばす奇人)――「パンッいうたらぴゅーって飛ばしよんねん。あのなあ、そんなもんにマイクあてさすなよ…。俺ソレ司会やっててん。やめたろか思った。…アレでやめたんや、『突然ガバチョ』!」
(ハガキでの指摘。先週の龍太郎師匠は、泣きそうな顔してました)――「楽屋でウワアン言うてたもん。止まれへんねんもん。もうよろしいやん師匠いうたらウアアそんなこというても素人にツッコまれて悔しいウワアアウアアいうて、口戻れへんかったもん、しばらく」
(観客総掛かりの上岡撃退法)――「全員でツッコんだったらええねん。なんか難しいこと言うたら、"ホンマア ?! " とかいうて。ウアウァ…」
(幽霊はむしろ見たいぐらい)――「本当に霊魂とか幽霊とかが見られたら、こんな喜びはないね。怖いよりもね。つまり、次元を越えて会えたわけでしょ。我々は時間の枠に縛られてる」
(轢かれた身体が上半身だけで動く怪奇 !!)――「そらあるかもワカランなあ。トカゲなんかでも尻尾切ってもだいぶ動いとる」
(上岡の父が語る、肉体と精神の関係)――「 "わしゃなあ、身体が動かんようなったら恋愛小説かいたろ思ったけど、脳も肉体の一部やな。身体弱ってきたら頭も弱ってきよった…"って言うてたのが印象的やった」
(日本のオバケは日本人しか見ない)――「アフリカのギニアの人は、絶対あんなオバケ見いひんよ。何でやねん。真実があんにゃったら、どこにもおいわいてエエはずやないかい !! 時間も空間も越えていくから霊魂やないかい!! 我々の頭の中にしかないからや!」
(うらめしや〜)――「英語で "うらめしや" っちゅうの知らんの? ……バックライス……。誰の漫才やったかなあコレ」
(歴史の嘘と真実)――「どこ行ったって真理は一つですよ。二つ以上あるのは真理やない。どっちかがウソなんですよ。だから今の古代史だって、やまいち国は北九州だ奈良だっちゅうて、エライ学者がいろんな、四国やとか島根やとか岡山やとかいろんな説あるけど、誰か嘘ついてんねんね。嘘ついてるやつのほうが多いと思うよ」
(UFO はいるに決まってる)――「 UFO は存在するとか信じるとか信じないとかそんな議論やってるから、日本人は子供じみてるっちゅうねん。UFO というのは、Unidentified Flying Object やで。未確認飛行物体やで。そんなもん世の中にあって当たり前やないかい。未確認なんやから。飛んでるモンで何やワカランものは、未確認飛行物体やないかい」
(ハングリー精神)――「この頃子供にもメシ食わせすぎ。喰わんでよろしい朝飯なんか。メシは晩だけでええ。ひもじいほうが、それだけファイトがわいてくる。夜もあんましメシ食わさん。できるだけ腹減らして飢餓児童いっぱい植え付けんねん」
(自責の念の無い犯罪といえば)――「スピード違反したやつがバレて、良心の呵責にさいなまれてるっちゅうようなやつおらんもんね。"運悪かったあ" ちゅうてるやつばっかりやもんね。犯罪をホンマは犯してんにゃけども」
(芸人は目が命? 笑福亭福笑の長所)――「目が凶悪犯の目やもんなあ。あれがええねん。芸人はせやなかったらイカン。おだやかな目はイカン」
(本場ラ…札幌ラーメン雪太郎くんをプレゼント。…噛んでません !!)――「フランス的に、頭にラをつけてサッポロといくあたりが。ル・モンドとか」
(東西で違う名前のもの)――「向こうではカラケシいうても分からへん。ケシズミっちゅうにゃ。東西の言葉の違い。今はほとんど無くなったけど、そういう差があるのはええねえ」
鶴瓶「ドロドロドロドロ〜。――龍太郎」
上岡「はい」
鶴瓶「お前なあ。みんなのなあ。あのー
ことを考えて。ものを言いなさい」
上岡「いや、それは言うと思うわ。おんなじ。
ホンマにせやわ。そういうこと言うと思うよ」
鶴瓶「………」
上岡「……?」
(ふと、鶴瓶ちゃんの背後をのぞき込む)
鶴瓶(身体の叩いて祓い落としながら…) 「ああコワっ !!
――アンタどっからも俺殺すなあ !!」
上岡「これねえ、恐山のイタコみたいなもんやわ…」
鶴瓶「腹は、何にもないから、
"減ったぞー" っていう命令を出すわけやん。
"減った減った。空間やぞ、
何もないぞ、何か食べたい" ――って」
上岡「それを感知してるのは全部脳やろ」
鶴瓶「…何で俺はカレーパンや
あんパンだけしか食べたないねん…」
上岡「脳が貧弱なんや」
鶴瓶「………」
上岡「つるんつるん」
鶴瓶「………」
上岡「スベスベちゃう?」
鶴瓶「……ほー」
上岡「シワが少ない」
鶴瓶「あのなあ…やかましいわ !!」
上岡「例えば四谷怪談の、お岩さん。これを知ってるわね」
鶴瓶(手を合わせて)
「お岩さん。申し訳ございません…。
電波でこんなこと言うて、バチ当たるよ。
ちゃんと拝んどかな、そんなもん」
上岡「誰、お岩」
鶴瓶「お岩さん、怒らはるがな」
上岡「何で俺に怒んねんお岩は」
鶴瓶「………」
上岡「伊右衛門に怒れよ !!
俺はお岩に何かしたか ?!」
鶴瓶「 (^^) ……わからん人やなあ。
俺は怒れへんけども」
上岡「何でほんならお岩も…
物分かりの悪いやっちゃなあアイツ。
伊右衛門に怒んにゃったら分かるよ。
あんだけのことされたら」
鶴瓶「歌舞伎で、四谷怪談するときでも
なあんか事故起こったりイロイロするいうがな。映画でも。
――ほんならこの人だけ何か起こって
俺だけ起こらないで。一緒と違います。この人と俺とは」
上岡「全く別物ですから」
鶴瓶「別物ですよ。頼みますよ (手を合わせて) 」
上岡「僕はあなたを信じてませんから。
信じてない者に祟ったって効果ありませんから。
こっちへ思いっきりいってください」
鶴瓶「…お岩さん !! 前から好きやったんや !!」
上岡「 (^^) ……」
鶴瓶「開けて、これね。
(今週のプレゼント・カリンあめを配る)
………。
(最前列の観客に、先週のプレゼント・備長炭を渡す)
(^^) ……この子も何にも見んと
"はい、どうもっ! " って……」
上岡「これをもうて、"はい! " 言うて、かじったらええんや」
鶴瓶「せや。そこまでノってくれたら――」
上岡「 "かじれるかえっ !! " と、こう言うたらええにゃな。
言わなんだ…このド素人ッ !!」
鶴瓶「 (^^) あのなあ !! …素人や!」
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