鶴瓶・上岡パペポTV
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PAPEPO FOREVER

What's PAPEPO
『鶴瓶・上岡パペポTV』とは、1987年4月14日から1998年3月31日にかけて、よみうりテレビ制作(日テレ系列)で放送されたトークバラエティ。昨今のお笑い番組に見られるような騒々しいテロップが一切無く、素材をそのまま切り出したような造りが特徴。今なお多くのファンが存在する。
笑福亭鶴瓶
1951年生まれ。六代目松鶴の十一番弟子として落語家デビュー。実体験を基にした鶴瓶噺には定評があり、ラジオパーソナリティ時代以来の根強いファンが多い。若手芸人のようないじられキャラから、映画俳優までこなすマルチタレント。ベーさん、ベー師匠の愛称で親しまれている。
上岡龍太郎
1942年生まれ。漫画トリオのメンバーとして漫才師デビュー。後年のファンからは『探偵!ナイトスクープ』の初代局長として知られる。切れ味鋭い毒舌家ながら、愛嬌のあるキャラクターが愛された。2000年をもって芸能界を引退。占い師・心霊にまつわるエピソードは今もって語り草。
No.373
1994/09/16

母の死

No.373 は、鶴瓶ちゃんがお母さんを亡くしてのパペポ。「母の死の第一報」、「笙の音に乗る無法者の兄ちゃん」など、お葬式にまつわるトークと、龍太郎師匠は父の死を振り返り、やっぱり幽霊・オカルトに怒る。続いて、理解できないナレーションと注意書きについて。「子供の手の届かないところに保管してください」の一文に対し、親のしつけこそ大切と説いた。ほか、迷子の思い出、修学旅行・九州の思い出、鶴瓶少年とオカンの思い出など。「韓国の徴兵制度の弊害」でエンディングへ。

今日の鶴瓶噺

(骨あげ)――「骨焼いて、あげるんですわ。…あげるって、揚げるワケやないよ。ころも付けて…俺は笑ろてええけどお前ら笑ろたらアカンっ !!」

(母が危篤でも、神宮で阪神を応援)――「ここにおると "死なない" という、なんか、そんなんがありましたな…」

(長年看病してきた一番上のお兄さんが…)――「危篤のお母ちゃんの耳元で。"もうええか? " やて。"うん言うたようなカンジや" と。そんなアホな!」

(学生時代ののぞきの思い出)――「もう、女風呂はいっていくんですよ。そんな覗きやあれへん。脱いどんねんもん」

(亡き鶴瓶ママのお叱り)――「夏なんかでも "帽子かぶらなアホなるでえ ?! アホなりい !! " …よう言われてたもん」

(韓国の青年に、徴兵制について聞きました)――「思いっきり殴られたりなんかするんですって。もの凄い先輩後輩きびしいねんけど、"ほんなら徴兵終わってから仕返しせえへんの"言うたら "いや、それはせえへん" と。なんでやいうたら、もし敵が攻めてきたらということでやってるから、目的はそこにあるから、連帯感増すために、やっぱり"それはせなイカン" と思ってるって」

(軍隊では、同士討ちもあったらしい)――「憎たらしいやつは。はやいこと死ぬやろなあ。………。( 龍太郎師匠をながめながら)…いや、そんな憎たらしいやつは!」

今日の上岡語録

(死について)――「僕の場合も父親は死にましたですが、確かにこの世からは消えてなくなりました。物体、個体としてはね。でも、死んだけども生きてますからね。生きてるんですよ、いつまでもね」

(幽霊を見たからといって怒るワケではない)――「 "幽霊を見た" といって何で怒るの。幽霊見た人がいたらぜひ会いたいし、僕も一緒に見たい! でも、その "見た"という事実が、どう考えても見たとは言えんことを "見た" と言うたら、それは違うと。で、ましてやそれが、医者やったり学校の先生やったりする立場のモンが、そんなことを言うたらイカンと。もう少し科学的に、論理的にと言うてるだけで」

(霊現象なんか科学で解明済みです)――「何が解明されてないかと言うたら、なぜそんなものを見たりするかという、脳の仕組みが解明されてないだけです」

(お坊さんにお経をあげてもらおう)――「無駄ですあんなことは。坊さんに稼がすだけです。坊主っていうのは、ありもせんことで人を脅してカネ取ってんにゃから暴力団と一緒!」 , 「暴力団より質が悪い。暴力団は嘘でも "オイ当たったやないかい! " って、有ったことを言いますけど、あの坊主いうのはありもせんことでカネ取るやないかい !! …詐欺師ッ !!」

(子供の手の届かないところに保管してください)――「そんなもん書かんでもいいでしょ、しつけの問題でしょそれ !!」

(ドイツのとある自動車メーカーの姿勢)――「 "ウチの会社は、走行中に、ロックしなかったからといってドアが開くような、そんな車は作りません。これは技術として保証いたします。中から開けないのはお宅の問題です"…そういう考え方のほうが、僕は大人の社会やと本当は思うんです」

(迷子になってもうろたえない)――「親の愛情を分かってれば、大丈夫です。絶対向こうが探してくれるという自信があったもん」

(軍人に対する認識)――「向いてるタイプっていうのは、いま犯罪おかしてる奴らですよ。平和なときに犯罪おかしてるヤツはほとんど戦争に向いてるやつら。持てあますんやろね、エネルギーを。平和なときには。頭悪いから。軍人なったりするやつは単細胞」

(戦場の恐怖)――「昔の軍隊行った人に聞いたら、脅すらしいよ。"弾は前からくるとは限らんで" ちゅうて。後ろからどんどん殺した言うて。腹立つやつ、前線行って」

没後間もないオカンの思い出

鶴瓶「せやけどね、やっぱり可愛がってもうた言うのは
 あの、天ぷらなんか揚げてるでしょう。
 ほんならね(声をひそめて)――
"まなぶー… まなぶーっ…" って
 俺だけ呼ぶわけですよ。――ほんなら俺
"なんやー…" ――うち五人兄弟ですよ?
"兄ちゃんに言うたらひがむから
 言うたらあかんでー" …
"言えへん言えへん。なにー? "
"お父さんに言うたら怒られるから
 言わんといてやーっ…" って言うから
 もの凄いドキドキする。―― "なにーっ… "
"姉ちゃんらもひがむからなーっ…" 」

上岡「ようひがむなあ! ―― "絶対言わへん" と!」

鶴瓶「 "なにーっ なんやーっ! "
"言うたらアカンでーっ…"
"うん! " … "大きな声出しなー"
"うん、なんやーっ…" ――
(箸で刺して) "イモやろう"
 ……………。」

上岡「 (^^) ……まあな。可愛かったんやな」

鶴瓶「可愛かったんやろねえ」

上岡兄ちゃんイモでひがむ人やったんやな

鶴瓶「あははははは……!」

THEME SONG : SWEETS FOR MY SWEET / C.J.LEWIS

BEGINNING DIALOG : 「今日はしばらく喪に服しますんで。あんまりオモロイことは言えない」

ENDING LETTER : 葉書なし / 韓国の徴兵制にまつわるお話

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