鶴瓶・上岡パペポTV
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PAPEPO FOREVER

What's PAPEPO
『鶴瓶・上岡パペポTV』とは、1987年4月14日から1998年3月31日にかけて、よみうりテレビ制作(日テレ系列)で放送されたトークバラエティ。昨今のお笑い番組に見られるような騒々しいテロップが一切無く、素材をそのまま切り出したような造りが特徴。今なお多くのファンが存在する。
笑福亭鶴瓶
1951年生まれ。六代目松鶴の十一番弟子として落語家デビュー。実体験を基にした鶴瓶噺には定評があり、ラジオパーソナリティ時代以来の根強いファンが多い。若手芸人のようないじられキャラから、映画俳優までこなすマルチタレント。ベーさん、ベー師匠の愛称で親しまれている。
上岡龍太郎
1942年生まれ。漫画トリオのメンバーとして漫才師デビュー。後年のファンからは『探偵!ナイトスクープ』の初代局長として知られる。切れ味鋭い毒舌家ながら、愛嬌のあるキャラクターが愛された。2000年をもって芸能界を引退。占い師・心霊にまつわるエピソードは今もって語り草。
No.246
1992/03/06

佐川急便

No.246 は、「地球上の動物を集めてマラソンをしたら」をテーマに、人間最強論を展開してのスタート。巷を騒がせる佐川急便事件への怒りを経て、傑作「鶴瓶を知らないキャディさん」。中盤、運輸・流通の進歩と飽食の時代を嘆き、一方で貧しさを抱える独立国家共同体には、「国名をパフーンにせよ!!」と大胆な鶴瓶提言。「海を知らないシベリアの兵士」を例に、日本人は外国のことをどれだけ知っているかを考えた。ラストは「素人に写真をせがまれて…」。

今日の鶴瓶噺

(坂本龍馬が湯治に鹿児島まで)――「明治維新前でしょう? あんなん、京都で斬られて。わーって "痛い痛い" 言いながら、鹿児島まで歩くんですか? そこまで行けんねやったらそこの有馬温泉でええやないかい!」

(ウマの能力の限界)――「馬は 40 キロも走りまへんのん? ほんなら間寛平のほうが凄いやん」

(龍太郎師匠曰く "佐川急便に頼めば早く着く")――「ちょっと…。…オマエも貰うとるやろ !!」

(ソ連の宇宙開発)――「ミールの中に居てる人。上がってしもた後、ソ連がなくなったから。もう、だからあれ、ずーっと廻ってはんのよ。"とめて〜" 言うて。"降ろして〜! " って言うてんねんけど、降りる国がなくなったんや」

(ソ連崩壊で国名は何になりました?)――「そんなもん! "ああ、独立国家共同体のかたですか" って、なんやそのへんの協同組合みたいやがな」

(ソ連→ CIS →その次は)――「早いこと名前決めないと。なんか。パフーンでもええがな。なんでもええ。パフーンでもピリーンでもええがな。昔はソ連言うててんからね。ニュースでも "独立国家共同体のどうのこうの" よりも "パフーンが" って言いやすいやん」 , 「軽いカンジやん。昔の共産党というイメージをなくすためには "パフーン" のほうが。"独立国家共同体"では "まだカタいことやっとんなアホオ! " って思いますやん」

(村田製作所)――「村田製作所なんか何作ってるか分かれへんもん。作ってること明らかにせえへんねん。"村田製作所は何を作ってるんでしょう" って本送ってきたけど余計分かるかアホオ !!」

(フランスで知っている地名を挙げてください)――「南フランス!」

(キウイはキウイフルーツに似ているの? それともキウイフルーツを食べる鳥なの?)――「諦めないで、俺のことを !!」 , 「諦めないで…。勉強するから! 勉強して一生懸命勉強するから! 諦めないで!」

今日の上岡語録

(ヒトの底力)――「地球上で一番長く走れるのは人間なんですよ」 , 「マラソンの勝者。地球上の全動物集めてマラソンしたら人間が一位になる」

(江戸の旅路)――「飛脚が出てきて急にカネくれよったらそれは佐川急便やがな」

(キョンキョンの事務所の社長さんがご挨拶)――「 "お世話になってます" 言うから "ああもう、お世話いっぺんさせてください" 言うぐらい…」

(佐川急便の見つけ方)――「佐川というのは分かりやすいもんな。道で "車混んでるな" と思もたら先頭は佐川やもんな。絶対な」

(荷物よりも速く着きたい)――「佐川急便の車に乗って現地行きゃあええでしょ」

(汚職への寛容)――「これで貧しかったら日本の政治に対して物凄い文句でるよな! 我々いままだ裕福で食べるモンもあるし、まあまあ経済的にも恵まれてるがな」

(小さな音には敏感です)――「例えば新幹線のあのやかましいホームで、十円玉ためしに落としてみい? みんな見るで! チャリーンって、たかが十円玉や!」

名前入りのゴルフボール

鶴瓶「 "お客さん、コレですな? " とか言うて」

上岡「時々ちがうボール持ってきたりすることある」

鶴瓶「 "これでしょう" とか言うてね。名前書いてある。
 ずっとその前から見てはったんですわ。
 それでも言わへんかったんですよ。
 もうええわあ思もて。ほんならそのキャディさん
"お客さん、これ何て読むんですか" 」

上岡「おお!」

鶴瓶「これや。ようやく」

上岡「その質問が来た!」

鶴瓶「このオバハンに名前を言うて。
"俺は笑福亭鶴瓶" ―― "ハハア〜っ !!" 」

上岡「 "あなたがあの、テレビで見るより
  ちょっとカンジ違いますねえ !! " とか」

鶴瓶「 "さっきから私、それをさぐるために
なんべんも従業員とかテレビとか言うてたけども。
本当はそれはさぐる意味で言うてた " 」

上岡「 "失礼があってはいかんと思もたんで
言わなかっただけやけど! " 」

鶴瓶「 "やっぱりそうや! 笑福亭鶴瓶さん!
――ファンでした " と (手を握って) こうなる。
"オバハン、待っとけよ" と思もてん」

上岡「ふふふ…」

鶴瓶「 "オバハン、そこで待っとけよ! "
―― "それですか? それはね
しょうふくてい・つるべって読むんです! "
―― "ニッポン人かね? " 」

上岡「ははははは……」

鶴瓶(ぬけがらが蹴って殴って首締めて!)
――あのオバハン死んでますよ!

上岡「ふふふふふ……」

鶴瓶「血だらけでね。 OB のとこ放ってきましたから。
あのボールと一緒に。
"このボールもくれたらあッ !! " 」

上岡「へえ!」

鶴瓶「マスターの人にも
帰ってきてキャディさんいないけども
"むこうで消えましてん" 言うて」

THEME SONG : CHIC MYSTIQUE / CHIC

BEGINNING DIALOG : 「僕はこないだあのー、鹿児島へ行ってきまして」

ENDING LETTER : キウイフルーツ / 鳥のキウイが先か? フルーツのキウイが先か?

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