1990 年新春スペシャルは、上岡東京進出に絡め、関西のお笑いの血を語りつつスタート。田中美佐子と写真撮影・店員さんのややこしい「七掛け」、かわいいとキレイではどっちが好きか、友人・切符をとってくれた太陽観光の薮野さんの話、「600 歳まで生きたいな」、サモアの人と恋愛をした知人など。中盤は、過去の傑作トークを振り返りつつ、それらを再検証しながらトークは進む。バンクーバー事件や、地球回転説のウソなど。後半は、これまた珠玉の傑作トーク「上岡プロデュースの映画を作る計画」や、「塚本 7 キロ」。ほか「外国映画の中の日本人はオカシイ」、親父が頼もしいと思えるとき、など。この年はノックさん無しで新年を迎えることとなった。
(関西最強説)――「関西の人間のほうが絶対オモロイですからね。お笑い芸人なったら別ですよ、いろんな形になってく。でも、一般人の一番おもろないヤツが、関東の一番オモロイ奴ですからね ? これは間違いない」
(有名な、マジックで眉毛を描いてるオバチャン)――「いっつもそのオバチャンおんねん。こわいでー? 雪だるまみたいな眉毛しとんねん。ジーッと俺のこと見てる。あれ俺のこと気ィあんねや思った。鶴枝が引っかけよったんやけどね」
(今は亡き、大霊界の提唱者)――「 "ハワイにも霊がある !! 実際かけている !! " …ってそらレイやっ !! ツッコんだことあるんですよ。オモロイおっさんでっせ、あのオッサン…」
(腹立つ素人!)――「 "わたし鶴瓶ちゃんに似てる言われんねーん !! " っていう、ブタのメガネかけたヤツ !! … "ショックやわあ"って俺のがショックじゃあ !! その場で舌噛んで死んだったらビックリしよるやろな!」
(映画の中のインチキ日本人)――「家の中に必ず灯籠おいてあんねん。そんな家あれへんっちゅうねん !! 必ずその人らは柔道家とか、ほんで悪いねん。悪いやっちゃねん」
(自分への戒め)――「俺いっつも思うもん。"調子に乗ってたらアカンで、絶対、簡単なことで死んでしまうよ" って思いながら、"アカンアカン…簡単なことで死んでしまうよ! " って思ってたら死ねへんねん」
(関西最強説)――「オモロナイ土壌から出てきた、関東のお笑い芸人。関東の一番オモロナイお笑い芸人より、関東のオモロイ素人のほうがずっとオモロイからね」
(ポジティブシンキング)――「 48 やけどね、24 の男が二人や思うと元気つくね。ということは 22 の女二人相手にできんにゃ。計算からするとそうや!」
(600 年も生きていたいですか?)――「健康ならば生きてたいなあ…。 40 歳から寝たきりで、あと 560 年寝たきりっちゅうのイヤやで…」
(日本の新幹線)――「ガイジンなんか見たら、ジェットコースターかなんか乗ってるように思うで。いっぺんこれ(大回転)入れたったらビックリしよるやろな! 浜松あたりでブワーッて!! 浜名湖あたりブワーッと浸かって、バーッと出て行ってみいな ?!」
(カナディアン・ジョーク)――「カナダ人のジョークであるがな。バンフスプリングホテル泊まるヤツはアホや、と。バンフで一番いいホテルは、バンフスプリングホテルの向かいにあるホテルや、と。向かいには無いにゃけどなホテルなんか」
(日本の芸能)――「NGK ホールいうて、まるでニューヨークの、ブロードウェイにもあろうかというキレイな、あんだけ立派な劇場建てたけど、中で悲しいかなやることが無いがな。ソフト不足」
鶴瓶「………」
上岡「………」
鶴瓶「しかし――」
上岡「年が改まるというのは――」
鶴瓶「なんで分かりますのん ?!」
上岡「 (^^) ……」
鶴瓶「おかしいやん…。これ長いことやってますからねえ
長い付き合いやし、僕が "しかし" と言うただけで
わかります ?!」
上岡「まあ大体そういう話題やろと思ってね……。
息が合うというのはこういうことやろね」
鶴瓶「ヘンな言い方やけど、昭和五年に生まれて
去年に死んだ人は、昭和しか知らんねん」
上岡「大正二年に生まれて
大正十三年に死んだ人は、大正しか知らん」
鶴瓶「あのなあ…若死にやで。
12 歳ぐらいやそんなもんっ! 悲しい話すなっ !!」
鶴瓶「あっ、投書あったん?」
上岡「物理やってる学生さんからね。
"穴掘ると、確かに地球の中心まで引力で行くけど
その真ん中まで行った加速力で
地球の反対側まで行きます" ――と。
"ただし、下まで行ったとこで気を付けなイカンのは
また引力でひかれて真ん中に戻ります" ―― と。
"ほんならその加速力で、元いたところへ戻ります" ――と。
その時、地面にパッと掴まりゃエエけども
掴まりそこねたらまたビューッ…って真ん中へ行く」
鶴瓶「そこへ行くまではどれぐらい掛かんの?
速いやろう、そら、チリまで行くのに。
……まあ、途中で時差変えなアカンわな?」
(腕時計の時間を合わせ直す…)
上岡「そんなん着いてからでええやん」
鶴瓶「うははははっ !!
途中で変えたいねん、着いてからはイヤやねん !!」
鶴瓶「運動会のとき弁当なかってねえ
ほいでジャングルジムの上でスネてる子って居てたがな。
"こっちおいでえな、うちと一緒に食べようなー" って――」
上岡「向こうにとっての慈善的な優しい気持ち。
それが彼にとってはツラすぎるのよ。
"いっそ優しくなんかしてほしくねえやー…" 」
鶴瓶「言うてね、ほんで石かなんかを蹴るわけや」
上岡「ほんで運の悪いことに、蹴った石が
どっかの人の頭にコーンと当たって
"またこの子はーっ !! " って怒られんねん」
鶴瓶「バシバシーっ !! "こんな子はーっ !! クサイっ !! "
――とか言われんねん」
上岡「 "貧乏はイヤだーっ !! " っちゅうてね」
鶴瓶「思いっきりそんなんやろうか?」
上岡「イジメ倒すやつな!」
鶴瓶「そいつがどんどんチカラつけてきて
なんかの拍子に、細胞に何か入りよんねん。
大魔神みたいに変身して
いままで虐めたヤツをみんな殺していきよるのはどう ?!
踏み倒しよんねん !!」
上岡「……どんな映画や」
鶴瓶「 (^^) まあまあ… SFX いうやっちゃな…」
上岡「呼び掛けて、送ってもらうねん。
"みんなの作った映画です" って
オカネ出した人にも、どっかで顔だしてもらうねん。
あなたも出演できます、って」
鶴瓶「一万人も出る映画ってどないやねん。
ほんなら最後に一万人ガーッて出るわけ?」
上岡「一万人でイジメんねん、そいつを」
鶴瓶「 (^^) ……ホンマに死によるわっ !!」
鶴瓶「郵便局とタイアップで!」
上岡「そのときも、郵便局はエエモンにしとかなアカンから!
郵便局をワルモンにしたらアカンからな。スポンサーやから」
鶴瓶「郵便局がガーッと自転車乗りもって
郵便局のカバンから 500 万円ぐらい出して
最後にその子供にバーンって、ガーッと走り去る……」
上岡「――ほんで、このオッサン
実は使い込みやったっちゅうやつね」
鶴瓶「 (^^) あのなあ、これ郵便局がスポンサーやっ !!」
鶴瓶「 【塚本 7 km 】 って出てるのに
"空いてまんなあ" ってしばらく行ったときに
混んでまんねん」
上岡「なんやそれ。【塚本 7 km 】 って出てんのかいな」
鶴瓶「出てるよ?」
上岡「出てたら混んでて当たり前やないか」
鶴瓶「出てても、空いてんねんて! 今日そうやったがな!
今日は 7 キロで "混んでるなあ" って電話入れたんや」
上岡「それはキミの 7 キロと思った概念と
現実の 7 キロが違うただけや。
キミは 8 キロ目に "空いてまんなあ" 思ったんちゃうか?」
鶴瓶「何言うてまんねん ?!」
上岡「ほんで 1 キロ先が混んでたんちゃうか?」
鶴瓶「そんなアホなこと言うなっ !!」
上岡「なにがあ」
鶴瓶「俺が言うてんのは――」
上岡「塚本から 7 キロどないして分かってん。
過去 7 キロならまだしもな?
手前 7 キロがキミにどう認知できんねん。
"あと 7 キロ" っちゅうのはキミのセンサーがあるのか?」
鶴瓶「書いたあるがな 7 キロって…」
上岡「書いたあるの分かってる !!」
鶴瓶「書いてあるのイチイチ疑うんかい ?!」
上岡「違うがなっ !! 違うのっ!」
鶴瓶「 【環状線まで 25 分】 って書いてあんねん !!」
上岡「 (^^) 意味のワカランやっちゃなあ…アホオ !!」
鶴瓶「アホ言うモンがアホじゃあ !!
長いこと一年間アホアホ言うてきたなあ !! 心でも !!
よおし鼻出せ !! 鼻パッチンやったらあ !!」
鶴瓶「これはさっき言うてるように。
【環状線まで 25 分】 って出てるのに。
――塚本 7 キロ忘れてください」
上岡「はい」
鶴瓶「 25 分って出てるのに 10 分で行ったんやもん」
上岡「どこまで」
鶴瓶「環状線まで」
上岡「うん。……ほんなら空いてるやないかい」
鶴瓶「空いてるやん」
上岡「ほんなら何で "混み出した" 言うたん」
鶴瓶「違うがな、そっからやがな!」
上岡「は?」
鶴瓶「 【道頓堀事故 3 km 】 って書いてあったんや」
上岡「 (^^) ははははは…。
あっ、塚本は混んでなかったんかい!」
鶴瓶「混んでなかった言うたるやろっ ?!」
鶴瓶「なに拍手して笑ろとんねん ?!
みんな鼻パッチンやろか ?! 今日帰りに鼻パッチンじゃあ !!」
上岡「キミがやられるわ、こんだけおったら !!」
鶴瓶「鼻パッチン! 寒い日にカーンっや !!」
上岡「……学校の先生も困ったやろなあ……」
鶴瓶「困ってへん困ってへん。
"明るい子ーや" って言うてはったもん」
上岡「 (^^) ……」
鶴瓶「 "この子悩み無い" 言わはったもん、中一のときに」
上岡「 (^^) 悩み持てえ !!」
1990年1月 |
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1990年2月 |
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1990年3月 |
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1990年4月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1990年5月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1990年6月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1990年7月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1990年8月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1990年9月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1990年10月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
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21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
1990年11月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
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18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
1990年12月 |
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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