鶴瓶・上岡パペポTV
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PAPEPO FOREVER

What's PAPEPO
『鶴瓶・上岡パペポTV』とは、1987年4月14日から1998年3月31日にかけて、よみうりテレビ制作(日テレ系列)で放送されたトークバラエティ。昨今のお笑い番組に見られるような騒々しいテロップが一切無く、素材をそのまま切り出したような造りが特徴。今なお多くのファンが存在する。
笑福亭鶴瓶
1951年生まれ。六代目松鶴の十一番弟子として落語家デビュー。実体験を基にした鶴瓶噺には定評があり、ラジオパーソナリティ時代以来の根強いファンが多い。若手芸人のようないじられキャラから、映画俳優までこなすマルチタレント。ベーさん、ベー師匠の愛称で親しまれている。
上岡龍太郎
1942年生まれ。漫画トリオのメンバーとして漫才師デビュー。後年のファンからは『探偵!ナイトスクープ』の初代局長として知られる。切れ味鋭い毒舌家ながら、愛嬌のあるキャラクターが愛された。2000年をもって芸能界を引退。占い師・心霊にまつわるエピソードは今もって語り草。
No.423
1995/09/22

定食屋の注文

No.423 は、次はニューヨークで独演会の龍太郎師匠が、「外国のお笑いのレベルが高くない理由」を分析しつつ、「笑わせたがりの腹立つ CM」を斬る。続いて、「上岡さんにお年玉をもらった人」、「貨幣価値の変遷」について。以降、食事の楽しみトークへ。「定食屋にて〜注文と届く順番が入れ替わる苦悩」、「定食屋にて〜メニューで悩む楽しさ」、「料理を残して何が悪い ?!」、「中華料理を注文するシミュレート」、ラストは「恐怖の階段めぐり」でエンディングへ。

今日の鶴瓶噺

(上岡さんがナカナカ来なかった)――「みんな "どこに行ってはるのかなあ" 言うてて "捜索願い出そうかー" 言うて、みんなも心配してたんですけどね…」

(次はニューヨークで上岡独演会。会場は千人収容 ?!)――「アンタ…。ちょっとうぬぼれてんのちゃいます? ニューヨークで千人は入れへん入れへん。可哀相に、寂しい思いしまっせ? ニューヨークに 20 人、インド人だけいうのも…。たまたまインド人入りよるかも分かれへんがな」

(お笑い好きのヘンな街)――「日本人はあんまり笑わないですよ、昔から。それはまあ、大阪人は割りと笑いますよ、だいぶ神経オカシなってますからね。大阪の街自体がオカシイですからね」

(自分しか知らない CM)――「笑わそうとしてる CM はアカンわ! 腹立つわー。こないだも見たで。カエルがポンポンッて出てきよんねん。ケッタイな CM やったわー。……夢で見たんかなあ……」

(漫画トリオ時代の龍太郎師匠に、お年玉をもらった人と会いました)――「五千円いうたらみんなねえ、分かれへんやろ? 今の五千円や思もてるやろ。違うで ?! 五千円いうたらねえ……韓国でいうと、何十万ウォンやで?!」

(横文字でも、訳語でも)――「イミグレーション? …入国審査。…どっちも難しいなあ…」

(中華料理の罠)――「イモの飴が取れんようになる。割り箸折れんねんでアレ。…あれ中国人の陰謀や」

(リアルタイムで観てる人の家に突撃しよう)――「その時間、それだけは生で、僕一人で行ってきますわ。…どうせ、約束しても来ませんでしょ? イヤや、ふんどし一丁で待ってるいうの…」

今日の上岡語録

(海外旅行にパスポートはいらない)――「コロンブスなんかパスポート持たんと行きましたからね」

(定食屋にて。調理が簡単そうなものを頼んだときのジンクス)――「早いやろうと思もて、ホンマはもうちょっとヤヤコシイもん頼みたいにゃけど、ざるそば! …これが来えへん !!」

(定食屋のメニュー聞きの人は、待たせるべき)――「僕は長い人生経験でね、焦って決めたらロクなことがないというのを僕は知ってるワケや。あとで "しもたー! コレがあったー! "いうのを気が付くことがある」

(料理を残して何が悪い)――「調理師・コック・板前いうのはウルサイ奴が多いのか。僕ら、来て笑わなんだからいうて、怒ることないでしょ?」

(食べ物のサイズは難しい)――「大にするか中にするかって難しいなあ。どれが中や、店で決めてるんでしょう? つまり JIS 規格で中は 23 センチって決まってんのちゃうでしょう?」

(ビールのサイズは大と中になります)――「小サイズないねんて、ここ。ほんなら中って書くなよ !! 小サイズないのに何で中あんねんオマエんとこ !!」

(ブタは食べません)――「キミは酢豚とか好きなんちゃうの? …僕は宗教上ブタは食べないんで。それから宗教上、鳥もアカンねん。鳥はダメなんです。オウムなんで。オウム食べたらアカンねん」

美容のために海外の珍しい石鹸を

鶴瓶「あの CM 、いいと思いまへんで。
シャロン・ストーン?
シャロン・ストーンいう人かなんか出てますがな。
――"友達の証言です" ――」

上岡「ああー…」

鶴瓶友達に証言してもらわなアカンか?
―― "シャロンは石鹸で顔洗ろてます" ――」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「ずーっと言うねん。友達が。
"シャロンはゼッタイ石鹸で顔洗ろてますよ。
 あの人の友達です。石鹸だけです! " って。
 ――日本語で言うたらそうでしょう?」

上岡「うん…」

鶴瓶「ほんで――
"絶対なんです。シャロンの美しさの秘訣は
 石鹸で顔洗ろてるからです。" ――
 シャロンが出てきて
"そうです私は石鹸で顔洗ろてます" って
 シャロンが出てくるわけや」

上岡「ほおー (^^) 」

鶴瓶「 "石鹸ですよ、ゼッタイ石鹸ですよ。
 石鹸以外ゼッタイ洗ろてません! " って。
 その石鹸 13,800 円。…高いわそんなもん !!」

上岡「 (^^) 」

鶴瓶「どんな石鹸やねん、そんなもん !!
"石鹸" で充分じゃオマエー !!
ナンボほど取りよんねん !!」

THEME SONG : TOTAL ECRIPSE OF THE HEART / NICKY FRENCH

BEGINNING DIALOG : 「いやいやいやホンマにねえ。エライ余裕で出てきはる…」

ENDING LETTER : 生で観てるので本当に来てください

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