銀河英雄伝説を広めるサイト

新銀河帝国/その他の将兵

ハウサー提督
軍幹部・高級将校

ファミコン版に登場する謎の提督。帝国軍の第11艦隊の指揮官。同じハウサーの名に第2次ティアマト参加の智将・シュタイエルマルク提督があるも、時代が異なるため別人として扱った。資料によると「アイディアマンで敵の裏をかくのが得意」とある。細面で無個性な風貌。正直この作品は「原作を知っているのか」と思える程に無茶苦茶なゲームで、参謀のオーベルシュタインやヒルダ、敵軍の同盟でもキャゼルヌやオスマン、コーネフといった人間が艦隊を率いていたり、ワーレンとファーレンハイトのキャラ付けがテレコだったり、クブルスリーが青年提督として登場したりと原作とアニメの時間差を考えても不思議な面が多々ある。かと思えばアムリッツァで散った名立たる提督たちを差し置いて、妙にリアルなパストーレ、コナリー、ワイドボーンといった艦隊が存在したり、星系の配置だけは結構マジだったりと、とにかく風変わりなゲームだった。数度プレイしたことがあるが、当時のものだけに今改めて遊ぶのはビジュアル面の事情で難しいだろう。戦略画面ではずーっとボレロが流れていた。

モルト中将
軍幹部・高級将校 データ

オーディンの留守部隊の司令官。後の宮廷警備責任者。誠実で重厚な初老の武人で、「古風な男」と称される通り潔い人物。皇帝誘拐に際し、責任をとって自決した。鋭さ・烈しさはないが、重々しい威圧感のある声を持つ。その死はリュッケより主に伝えられ、ラインハルトは故人の名誉と遺族を守るよう手配した。「あの男を死なせるのか」と、ラインハルトからもその人格を惜しまれる。要領を得ない老侍従とのやりとりは、この回の作画の粗さと相まってなんか妙に面白かった。

ヴェスターラントの男
一般兵・パイロット

ヴェスターラント出身の兵士。ラインハルトを襲おうと列を狙い、親衛隊によって抑えられた。三年前の虐殺事件を黙殺したラインハルトを「金髪の小僧」と罵り、「お前が 250万人と家族を殺した」と怒鳴り散らす。後に尋問にはケスラーがあたるが、結局は自殺してしまった。このときのショックがラインハルトの背中を押し、新王朝の二代目が誕生するきっかけとなってしまうのは皮肉な話である。

「いつか貴様も報いを受けるぞ……覚えているがいいッ !!」

PageTop
Copyright (c) 2017 T.Hisakawa All Rights Reserved.