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新銀河帝国/ミュラー艦隊

ナイトハルト・ミュラー上級大将
軍幹部・高級将校 データ

ミュラー艦隊の提督。駐在武官職にあった頃ラインハルトと通信を交わし、その機転を評価され後にスカウト。守勢での強さは評判だったようだが、アムリッツァ以降の参加のためさしたる武勲も無く、勝ち戦のリップシュタットでも大きな活躍はなかった。そして、そこへきての第2次ガイエスブルグ。ケンプを司令官、自らは副司令官としてこの遠征軍に参加するが、優秀な二人ながらも、コンビネーションを欠いたためヤンを前に敗北し、肺に肋骨が刺さるという大怪我まで負った。しかし敗残兵の統率は見事なもので、ラインハルトも彼を処罰していない。その後しばらくは入院生活が続いたが、ラグナロックを前に完治すると、ランテマリオで復帰を果たし、コクランの降伏によってバーミリオンにも滑り込みセーフを決めた。敗北寸前のラインハルトを救い、彼を玉座へと導いたのは実に彼である。このときの奮戦ぶりにより、後に彼は「鉄壁ミュラー」と呼ばれるようになり、主君はこの功績に上級大将の主席という地位とブリュンヒルトの流れを汲む新造戦艦(乗り心地極上!)を贈ることで報いた。またあのヤンをしても、いささか過剰過ぎるほど彼に評価を与えており、ラインハルトととの会談で前座を勤めて以来イゼルローンの面々からも信頼を得て、更にヤンの死後も弔問に訪れたのも彼。僚友たちの前で、フレデリカを称えての寂しそうな笑顔は忘れられない。バーミリオン以降は常に最後尾にあってラインハルトを守り、ウルヴァシーでは背中を盾に皇帝をガード。元帥杖まで与えられるが、ロイエンタールとの仲裁を優先してこれを返上した。またロイエンタールの敗死後はオーベルシュタインに従いハイネセンに入るが、ビッテンフェルトが問題を起こしまたしても仲裁に追われる始末。ケスラー程とはいかないが、彼も喧嘩の火消しは得意だったようである。そして最後の戦い・シヴァでは、ミッターマイヤーと共にラインハルトの最後の盾となることを決意するが、幸運にもその機会は訪れず、戦後はユリアンたちとの交渉役まで勤めていた。平素は温厚ながらも、戦場では大いに檄を飛ばして奮戦、ミッターマイヤーと並んで信義にも厚いが、あからさまに謀を嫌悪する彼とは異なり、ミュラーの場合は性格からそういった事態に巻き込まれなかったというほうが正しい。ところでトゥルナイゼンやゾンバルトたちの言い草ではないが、バーミリオン以前の彼にはさしたる見所があったとも思えない。彼を取り立てたのはラインハルトに先物買いの才能があったのか、それともコクランのときと同様偶然か。ケンプにガイエスブルグをぶつける策を与えなかったところを観ると、さして評価もされていなかったようだが、ミュラーは自らの力でラインハルトの期待値をブチ破っていったようにも思える。まさに、良将であった。ちなみに彼の女性関係に関しては謎が多い。ロイエンタールの資源の独占を皮肉ってはいたが、彼自身は中尉時代の手痛い失恋をしたこと以外一切が不明である。艦隊旗艦はリューベック、後にパーツィバル。座乗艦にノイシュタットオッフェンブルフヘルテン。所属艦艇にオーバーハウゼン

「ガイエが……羽ばたいた !!」
「大神オーディンも照覧あれ !! ケンプ提督の復讐は必ずする! ヤン・ウェンリーの首を、この手に掴んでやるぞ…… !!」
「誇りと秩序を守り、毅然として帰途に就こうではないか…… !!」
「運が良いのか、悪いのか……」
「老いてなお気骨ある者は賞すべきかな」
「全艦隊凹形陣に展開! 一隻たりとも通すな !!」
「カイザーを守り参らせよ !!」
「ヤン未亡人は美しい人でしたよ……」

オルラウ少将
軍幹部・高級将校 データ

ミュラー艦隊の参謀長。第2次ガイエスブルグ以降の参加で、この時は積極攻勢を主張する司令官をなだめる。以降全ての作戦でブリッジにその姿があり、堅実な箴言で艦隊を維持した。「鉄壁」のキャラ付けが定まるまでのミュラーにとって、お目付け役のような存在。彼の「内助の功」を、もっと認めてあげてもいい気がする。ヤンの弔問にも同行していた。

ヴァルヒ提督
軍幹部・高級将校

ミュラー艦隊の提督。同軍団の十分の一の戦力を持ち、突如迫るカールセン・ビュコックに対しミュラーが派遣した。ショボついた目つきの男。

シュナーベル提督
軍幹部・高級将校

ミュラー艦隊の提督。同軍団の十分の一の戦力を持ち、突如迫るカールセン・ビュコックに対しミュラーが派遣した。口髭の紳士風の男。

ハウシリド提督
軍幹部・高級将校

ミュラー艦隊の提督。同軍団の十分の一の戦力を持ち、突如迫るカールセン・ビュコックに対しミュラーが派遣した。くせっ毛の青年風の将校。

グスマン中佐
中級司令官・艦長

リューベックの艦長。ミュラーの座乗艦を長きに渡って預かるが、バーミリオンで遂に沈没。「この艦の命運は尽きた」と、沈む艦と運命を共にしようとするも、ミュラーによって止められ共にシャトルで脱出した。

ドレウェンツ少佐
副官・補佐官・侍従 データ

ミュラーの副官。新参のミュラーよりも更に若いため、司令官にヤンという男の恐ろしさについて疑問を呈した。負傷したミュラーに艦内放送の手筈を整える。

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