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シリウス政府

カーレ・パルムグレン
政治家・指導者

シリウス政府の幹部。「四人の復讐者」、ラグラン・グループの一人。立体TVの放送記者。軍隊の検問を拒否したため重傷を負い、焼き殺される寸前で脱出した。理念と言論によって反地球陣営の統合と市民の啓発を成し、精神的指導力と組織力によって反地球統一戦線の象徴となる。しかし戦後すぐの演説中に急性肺炎で倒れ、死の淵で「死神に待ってもらえたら」とうめくも絶命。彼の死によって新体制は接着剤を失い、タウンゼントとフランクールの衝突によって政府は瓦解した。

ウィンスロー・ケネス・タウンゼント
政治家・指導者

シリウス政府の幹部。「四人の復讐者」、ラグラン・グループの一人。金属ラジウム鉱山の会計係・労働組合の書記。軍隊の行進を見下ろしていたところを酔っ払った兵士に狙撃、母親を殺され、訴えたところ逆に殺人の罪を着せられてしまった。鉱山へ逃亡した後、反地球統一戦線に参加する。鋭い財政感覚と行政処理能力を持ち、経済建設計画で低開発星域の生産力を跳躍的なまでに向上。更に生産物を効率的な流通機構に乗せて経済的基盤を整えた。しかし戦後は旧体制を経済的に支えた巨大企業群「ビッグ・シスターズ」の扱いを巡ってフランクールと対立を起こすと、刹那の差で彼を出し抜き、権力をその手にした。直後チャオまでも暗殺するが、しかし式典に出掛けるところをロケット弾を撃ち込まれ殺された。犯人はチャオの甥が有力とされている。

ジョリオ・フランクール
政治家・指導者

シリウス政府の幹部。「四人の復讐者」、ラグラン・グループの一人。医科大学の付属施設で薬草学を学ぶ。恋人を暴行した兵士を殺し、地下水道へ潜り込んだ(直後、恋人は自殺している)。反地球軍参加後は烏合の衆たる革命派を糾合、ブラック・フラッグ・フォースの総司令官として麾下の十提督を率い、地球軍相手に84回の勝利を収める大戦果を挙げた。戦場ではしたたかな現実主義者で、構想と実行の双方で柔軟性を示していたが、政治や経済においては原則にこだわったため、戦後、タウンゼントとの対立が過ぎてクーデターを計画。その実行寸前に射殺された。部下たちもことごとく消され、黒旗軍もタウンゼントの扱いやすいよう改造される。

「滅亡するか、滅亡させられるか、好きなほうを選べ」

チャオ・ユイルン
政治家・指導者

シリウス政府の幹部。「四人の復讐者」、ラグラン・グループの一人。音楽学校で作曲を学ぶ。親代わりに育ててくれた兄夫婦を殺され、甥を抱いて脱出。組織では情報、謀略、破壊工作を担当する。手始めに旧指導部を「地球のスパイ」として追放、敵味方共に多くの邪魔者を陥れると、その後も地球軍相手に数々のトリックをやってのけた。戦後はラグランシティに戻り音楽学校を設立すると、子供たちからも「優しい校長先生」として慕われる。しかしタウンゼントの「ビジネスによる謀略」にかかり、無実にして逮捕されてしまった。その最期は自殺とする説と、暗殺されたとする説があり、その仇を討ったのも甥とする説がある。

チャオ・フォン
一般市民・非戦闘員

チャオの甥。兄夫婦の息子。帰還したチャオを学業の傍ら手伝う。タウンゼントの手下を前に逃げるよう叔父に勧めた。後にタウンゼント殺害の嫌疑が掛けられるが、結局捕らえられずに歴史の表舞台から姿を消している。逃げおおせたのか、仲間に殺されたのか、詳細は今もって不明のまま。

マサーリック市長
政治家・指導者

ラグランシティの市長。迫る地球軍に、病身を押して攻撃回避の交渉に訪れ、突入を延期させる。

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