銀河英雄伝説を広めるサイト

自由惑星同盟/末期市民

ミリアム・ローザス
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・ローザスの孫。
・フィアンセはフェザーンにいて、十五歳上の商船の機関士だという。ローザスにも見込まれた篤実な男とのこと。

「ありがとう。祖父が聞いたら喜ぶわ」

ビュコック夫人
一般市民・非戦闘員

ビュコックの妻。査問会の一件で、ヤンのために奔走するフレデリカを迎え入れた。その時フレデリカは、彼女の温かい笑顔と提督との絆を羨望する。ラインハルトの演説を受けて起つビュコックを察し、軍服を差し出すシーンは名場面。

リンチ夫人
一般市民・非戦闘員

リンチの捕縛後、子供と共に不名誉な旦那から籍を抜いた。一時はエルファシルの英雄たるヤンとのテレビ対談すら計画されていたという。

ヤン・タイロン
一般市民・非戦闘員

ヤンの父。「この父にしてあの子あり」という程の変わり者。同盟にあっては数少ない交易商人で、知恵を生かして大金を得ながらそのほとんどを骨董品集めに廻していた。とにかくカネを愛し、「カネ育ての名人」と笑われつつも自らが生粋の商人たるフェザーン人でないことを喜んでいたような節がある。マイノリティ好きはヤンウェンリーに始まったことでもないらしい。生涯に二度の結婚を経験し、最初の妻は浪費癖のために離婚すると、二度目は評判の美女と結ばれた。しかしこれも病により死別してしまうと、その後は妻方の遺族たちにウンザリしたのか、ヤンを連れて恒星間商船に乗り込み逃亡。その破天荒な行動がヤンウェンリーという一人の奇才を生み出すベースとなった。彼が16歳の時に核融合炉の事故で被曝して、そのまま還らぬ人となっている。生前しきりにカネと美術品の素晴らしさを説く彼だったが、実は借金だらけでコレクションも贋作で、「敢えてニセモノばかりを集めていたことも有り得る」と生前の父の奇行からヤンはそう推測していた。だがまさかあの父とて我が子が同盟軍最強の提督となって歴史に名を残そうとは夢にも思わなかったに違いない。ちなみにかつては会社勤めをしていたこともあるが、社長と喧嘩して辞めたとのこと。このときの経緯を、彼は息子に教訓として残していた(「父上が会社に残した債権」とはどういう意味だったのだろう。個人契約の商人だったのだろうか?)。

「歴史でカネ儲けをしたヤツが一人もいなかったワケじゃあない」

カトリーヌ・ルクレール・ヤン
一般市民・非戦闘員

ヤンの母。とある軍人の未亡人で、評判の美女。同じバツイチ同士、ヤンタイロンと再婚してウェンリーを産む。彼が5歳のとき急性の心臓疾患によって死亡した。人物像はイマイチ分からないが、ヤンへの影響は彼女より父親・タイロンのほうが大きいように思われる。ほとんど覚えてもいない母親のイメージを、ヤンは「温かく、優しく、たとえば陽光をたっぷり吸いこんだ蒲団の上をころがりまわるような感触」としてのみ記憶している。

アンリ・ルクレール
一般市民・非戦闘員

ヤン・ルクレールの従兄弟。英雄となったヤンにパーティで握手をして、十年来の再会を勝手に喜ぶ。世間一般に知られるヤンの少年期を語り、「あの頃から将来を嘱望していた」と調子良く口にした。ヤンは、「それならあのとき学資を出してくれていれば」と皮肉を思う。

(猫)
動植物・機械

ヤンの家で飼われている猫。名前を「元帥」というらしい。ユリアン出立後はヤンの話し相手となった。CVは……きっと「?」だろう。

ミルベール
一般市民・非戦闘員

オルタンスの父。一時はキャゼルヌの上官だったが、大して栄達もせぬまま退役する。現在は在郷軍人会の事務を担当しており、「上官の娘を貰う」というキャゼルヌらしからぬ行動も「退役」というところでヤンたちには納得されていた。

オルタンス・キャゼルヌ
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・キャゼルヌの妻。

「あら、私は予言しているんじゃありませんよ。私は知ってるんです」

シャルロット・フィリス・キャゼルヌ
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・キャゼルヌの長女。

???・キャゼルヌ
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・キャゼルヌの次女。

ダスティー・(アッテンボロー)じいさん
隊長・実践指揮官

アッテンボローの祖父。旧弊な職業軍人。「娘は軍人としか結婚させん」と、パトリックと多くの喧嘩を重ねた。退役直前に戦死して、今のアッテンボローはその生まれ変わりと信じられている。

パトリック・アッテンボロー
マスコミ

アッテンボローの父。取材能力と問題意識に優れたジャーナリスト。上役との衝突で今までに六度も職場を変えているが、その都度に新しい職場が見つかる才能の証明。義父の影響で常日頃から軍人の悪口を言うが、それは故人への敬愛の裏返しであったのかも知れないし、あるいはこの男の場合は本気で軍人の堅苦しさを鬱陶しく思っていたのかも知れない。彼の影響で息子もジャーナリストを志していたが、妻との結婚のために口論と殴り合いを繰り返した祖父との約束で、結局一人息子は士官学校へと進まされる事に。他にも子供はいたようだが、全てが女子だっただけ、父親としてもガンコジジイとの約束の駒に使う気にはなれなかったのだろう。つまりアッテンボローは女の子兄弟の末っ子だったのだ。ちなみに特技は心にも無い泣き真似で、息子はこれを大変気持ち悪がっている。

ミンツ(祖母)
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・ユリアンの祖母。

ミンツ(父)大尉
副官・補佐官・侍従

ユリアンの父。ユリアンは、彼の肩の上で空を見上げた記憶がある。アッシュビーの死に関するデータを忘れたキャゼルヌが、資料を持ってくるよう頼んでいたが、この時ヤンは彼の顔を見ていないし、画面にも映っていない。トラバース法によるユリアンのヤン家への居候はこの父とキャゼルヌとの縁で為されている。

エリザベート・ローザライン・フォン・クロイツェル
一般市民・非戦闘員

シェーンコップの三日間だけの恋人。カリンの母。バーミリオン直前に死亡する。シェーンコップは彼女をローザと呼び、生涯最期に思い出した女性も彼女だった。彼女の好きだった歌以外、何も思い出せなかったというのに。生前彼女はカリンに「地面や床に足を着けている限り、あれほど頼りになる男はいない」と賞していた。

マーガレット
一般市民・非戦闘員

エースパイロット・ヒューズ中尉の恋人と伝えられる女性。コミック版では娘までいて、同僚たちからも「かわいいから将来が楽しみ」と噂されていた。

カスパー・???
一般市民・非戦闘員

リンツの姉(すげえ美人らしい)の息子。ラインハルト死後の時代を描いた事務所公認同人誌の「砂糖漬けの魔女」の中に登場する。

イブン・シャーマ
学者・教師・歴史家

世代不明の歴史家。リューブリックに代表される地球至上の植民星軽視の思想を「想像力の欠如」として、また「既得権の確保」への執着を悪しきものと記す。その他ユリアンが地球行きの際に観たビデオの中に登場して、書物をバックに陰鬱げに解説していた。連邦初期か同盟に入ってからの人物と思われる。

D・シンクレア
学者・教師・歴史家

ルドルフについて記した歴史学者。「歴史の変転は一瞬で決するが、自らの手でその一瞬を未来に定める者は少ない」と語る。独裁者の悪意を皮肉交じりに解説した。ユリアンがフェザーン行きの間に観たビデオの中に登場、銀河連邦初期の事情全般について解説する。

E・J・マッケンジー
学者・教師・歴史家

ルドルフについて記した歴史学者。「過去を間接体験することは怒りに満ちたスリルを伴い、これを後悔と呼び代える人も多い」と語る。ユリアンの観た歴史ビデオの中に登場した。

J・J・ピサドール
学者・教師・歴史家

ザ・ヒロイック・ヒストリーの著者。ラインハルトとヤンの共通点を挙げ、そして二人の唯一の相違点を権力に対する考え方と見出した。時代的にはもっと後、ラインハルト死後の人間かも知れない。

アルンハイム
財界・企業要人

ヤン一行がエコニアを発つ際、パトリチェフが買ってきたハドリアン・ビールをケーフェンヒラーが比較した銘柄。「同盟では」という事なので、きっと帝国時代はもっと美味いビールを飲んできたのだろう。

ハドリアン
財界・企業要人

ヤン一行がエコニアを発つ際、空港でパトリチェフが買ってきたビールの銘柄。ケーフェンヒラーの見るところ、「このあたりのローカル銘柄」。本場帝国生まれの老人にとって、このビールはマズイものらしい。

ビルマウ・バンクロフト
マスコミ

週刊プリティウーマンの編集者。英雄となったヤンに取材を求める留守番メッセージを送った。取り上げるコーナーは「今週のナイスガイ」。彼女曰く、ヤンは「結婚したい男性ナンバー・ワン」だというが、そのナンバー・ワンとしては「人違いだな」と笑うしかなかった。

ジョン・マーティン
マスコミ

ハイネセンテレビのディレクター。英雄となったヤンにテレビ出演を求める留守番メッセージを送った。その内容は、リンチ夫人との対談。一時間一万ディナールの出演料と視聴率歩合のボーナスをして彼に出演を勧めたが、最後まで聞かれずにスイッチを切られてしまった。

キムアナウンサー
マスコミ

テレビ・アナウンサー。帰還を果たし英雄となったユリアンについて報道する。

エドワーズ事務長
学者・教師・歴史家

ヤン在籍中に士官学校で事務長の座にあった男。学生たちからは「ハゲオヤジ」と呼ばれるが、ジェシカという美しい娘がいる。

クリストフ・ディッケル
一般市民・非戦闘員

帝国から家族ともども亡命してきた少年。脱出のとき両親を殺され、苦学して首席で士官学校に入学した。トリューニヒトの就任式典に呼ばれた四人のうち一人。彼のアジに使われ、「青少年栄誉賞」を与えられる。ヤンはこれを激しく嫌悪した。

ブッシュ
学者・教師・歴史家

【ちょっと待ってね】
・ユリアンの教師。

コゴウ
一般市民・非戦闘員

ヤンタイロンの乗る商船のクルー。スキンヘッドの男性。機関部の事故に際して船長に付き従う。

オハラ
技術者・技術士官

施設局住宅課の係員。若手の職員を連れてヤンの家を訪れた。家の中で焚き火をしたヤンを戒め、「中将にあそこまで言うのか」と部下からも驚かれる。

ミハイロフ
一般市民・非戦闘員

コールウェル公園で働いてる男性。労働者の多い下町の一角で、スタンドを切り盛りする。ビュコックとヤン、ユリアンの三人がこの公園で落ち合い、彼の店で軽い食糧を買い込んだ。軍隊時代もコックをやっていた働き者で、忙しさから彼らの顔を見ていない。まさか時の宇宙艦隊司令長官とエルファシルの英雄と知ったなら、とても仕事どころではなかっただろう。

メイヤー夫人
一般市民・非戦闘員

ハイネセンの市民。夫と息子を戦争で亡くし、孫と暮らす。どうやら幼い彼を「勇敢な軍人」にしたいらしい。空港でヤンを見付け、孫との握手を求めた。「その頃には平和な時代になっていますよ」と残しヤンには逃げられる。

ウィル・メイヤー
一般市民・非戦闘員

メイヤーの孫。祖父と父を戦争で失う。祖母には「カタキを討つ」と語っているらしいが、ヤンを見ての彼の態度からしてどうにも怪しい。エルファシルの英雄からは「元気で」の一言を貰っただけだった。

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