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新銀河帝国/ケンプ艦隊

カール・グスタフ・ケンプ大将
軍幹部・高級将校 データ

ケンプ艦隊の提督。ワルキューレ乗りの撃墜王として勇名を馳せ、ラインハルトの下に参じた。豪放で勇気ある性格で、一介の戦闘機乗りながら艦長としても実力があったのだろう、かつて自分が得意とした「艦載機による近接戦闘」で武勲を重ねると、遂には一個艦隊を預けられるに到る。アムリッツァにおいては得意の戦法で敵エース二人を撃墜、しかしヤンを包囲しながら取り逃がし、この時のヤンに対する「妙な男だ」との偏見が後に彼に泥を付けることとなった。キルヒアイスの死後、ラインハルトの命でシャフトの提案による新戦法の指揮官に任じられると、ロイエンタール達から「つまらぬこと」と笑われながらもこれに精励し、ミュラーを率いてガイエスブルグ要塞をしてイゼルローン回廊に突入した。しかしミュラーとの不調や、図らざるヤン・マジックにより戦線を膠着させ、査問会から戻ったヤンによって撃退される。「古風だが堂々たる男」というのは公私共に変わらず、妻の実家への仕送りや二人の子供たちへのマイホームパパぶりなど、見所の多い男であった。ミュラーは彼の浮き足立った言動を、部下たちは彼のロイエンタール・ミッターマイヤーへの嫉妬や、この作戦の敗北による閑職送りをそれぞれ気に掛けていたが、結局そうなることなく戦死した。衝撃により腹部を強く打ち付け、ミュラーへの詫びを遺言として逝く。艦隊旗艦はヨーツンハイム。切り札はガイエスハーケン

「構わん !! 最大加速しながら、ガイエスハーケンを撃ち込めッ !!」

フーセネガー中将
軍幹部・高級将校 データ

ケンプ艦隊の参謀長。司令官をよく支え、非常時には撤退を箴言したりと現実的で優秀な補佐役。意外と迷信深い性格なのか、司令官の死に対しガイエスブルグの怨念――貴族連合軍が、キルヒアイスに続いてケンプの命まで奪おうとしているのではないかと疑った。ケンプの遺言をミュラーに伝えて離脱する。そののち生き延びては大本営に移り、回廊の戦いにあたっては情報主任参謀を勤めると、皇帝にヤン・ウェンリー軍に関する情報を伝え、またビッテンフェルト・ファーレンハイト前衛の戦闘突入を恐懼して伝える役目を担った。きっと「シュトライト代わってくれー」という心境だったに違いない。ヤン死後の幕僚会議で、ユリアンに関するデータを提示している。

アイヘンドルフ少将
軍幹部・高級将校 データ

ケンプ艦隊の指揮官。アイヘンドルフ(分)艦隊を率いて回廊周辺を警備する。非常時でも冷静さを失わない一級の用兵家だが、イゼルローン遭遇戦では優勢を確保せんと慎重に過ぎ、逆に「優柔不断とのそしり」を受ける事に。アッテンボロー分艦隊の実態を見抜けず戦闘を引き伸ばし、ヤン本隊を前に撤退した。その後第2次ガイエスブルグにも参加しているが、ヤンとメルカッツに挟まれパトリッケン共々戦死する。所属艦艇にレンバッハ

パトリッケン少将
軍幹部・高級将校 データ

ケンプ艦隊の指揮官。僚友・アイヘンドルフと共に、双璧の武勲による司令官の葛藤を察する。メルカッツに翻弄されるミュラー艦隊の救助に向かうが、ヤンとの挟撃を受けて戦死。

ルビッチ大尉
副官・補佐官・侍従 データ

ケンプの副官。上官と共に第2次ガイエスブルグを臨む。生死は不明。

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