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新銀河帝国／レンネンカンプ艦隊／グリルパルツァー分艦隊

アルフレット・グリルパルツァー大将

レンネンカンプ艦隊の高級将校。後のグリルパルツァー艦隊の提督。探検家提督として知られる趣味の人。レンネンカンプに学び、部下としてイゼルローン攻防戦に参加した。以降しばらく彼の幕僚として艦橋にあったが、上官の死後はラインハルト直属艦隊に転じ、マル・アデッタではクナップシュタインの後に続いている。上官や僚友共々さしたる活躍もなかったが、ロイエンタールに従い新領土へ向かうと、ウルヴァシー事件ではその調査の指揮をとった。この時既に裏に地球教の陰謀があることを見抜いていたが、利己心からそれを隠匿すると、自ら進んでロイエンタールに恭順を表明。彼が要求した地位は帝国転覆後の軍務尚書だったが、舌の根も乾かぬうちに僚友・クナップシュタインの元へ赴くと、彼に裏切りの本心を語っていた。かくのごとく巧妙に小細工するグリルパルツァーだったが、いざ実戦となってビックリ。疾風ウォルフやシュワルツ・ランツェンレイターの猛攻を前に機会を逸し、ロイエンタール艦隊を混乱に陥れた上で結局ワーレンへ――などという姑息な降伏をしたため、味方のみならず敵からも軽蔑されてしまった。叛乱の調査に携わったメックリンガーにより処断され、自決したものと思われる。彼は直属の上官よりもむしろメックリンガーにこそ敬意を抱いていたが、見捨てられ、「唾棄すべき背信者」として歴史に悪名を残している。艦隊旗艦はエイストラ。

「チッ、追ってこないのかァッ！」

シュライヤー少将

グリルパルツァー艦隊の参謀長。恒星風の後の集中砲火で壊滅する艦隊を前に後退を宣言する上官に対し、これを「至難の業」と提言。その後被害を聞かれて「七割強」と返していた。

ローレンツ大尉

グリルパルツァーの副官。マルアデッタ、第２次ランテマリオに参加。迫り来るミッターマイヤー艦隊を前に、上官へ危機を知らせた。