銀河英雄伝説を広めるサイト

フェザーン自治領

レオポルド・ラープ
政治家・指導者

フェザーンの初代自治領主。「侮りを受けるほど弱からず、恐怖されるほど強からず」という国是のもと、帝国領内に自治権を確立した。この交渉には多額の賄賂が注ぎ込まれ、長年この出所が不明となっていたが、実は地球統一政府がシリウス戦役のとき隠匿した資金によってされたものだという。この時から地球教とフェザーンの関わりは強く、かくいう彼も地球出身。恐らくは地球教徒で、フリーメーソンのような支配のやりようを画策していたのだろう。

ワレンコフ
政治家・指導者

フェザーンの5代目自治領主。ルビンスキーの前任者。地球教のくびきから逃れ、自主的な行動に出ようとしたところを暗殺されてしまった。この地位に就くだけでも頭脳も用心深さも並ではなかったろうが、「運が悪かった」とルビンスキーからは評される。

アドリアン・ルビンスキー
政治家・指導者

【ちょっと待ってね】
・いつも酒ばっかり飲んでる人。
・ラインハルトの評価では、彼はヤンより格下。梟雄ながら、器量は小さいと考えていた。
・領民所持船舶にぼろもうけ号きまぐれ号

「それとも――この俺か」
「私を甘く見過ぎたようだな、ルパート !!」
「どうだドミニク、ひとつ私の子供を産んでみないか」
「切り札が無くても勝負しなけりゃならんときがあるんだ……」

アドリアナ・ルビンスカヤ
政治家・指導者

コミック版ルビンスキー。スキンヘッドの女性として描かれているが、考えていることは男版とほぼ一緒。

ニコラス・ボルテック弁務官
官僚・警官・公社職員

【ちょっと待ってね】
・ラインハルトが地球教の思惑を知らないことを武器に、一時彼と組んでルビンスキーに反逆する。
・死因は食事にもられた毒。ラングによるもので、これはルッツに依頼を受けたケスラーの手で暴かれた。
・暴君タイプの上司ではないが、オフィスの内と外では態度が異なる。

ルパート・ケッセルリンク補佐官
官僚・警官・公社職員

【ちょっと待ってね】
・ルビンスキーの補佐官。

「どうせなら過去の結果としての現在より、未来の原因としての現在をより大切になさるべきでしょうな」
「アンタからは奪ってやる……何もかも取り上げてやる……そう決めたんだ。アンタには何も残してやらない。俺自身も……」

ドミニク・サン・ピエール
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・ルビンスキーの情婦。

「でも、私は同情しません。同情されても喜ぶようなひとではありませんでしたから」

ブレツェリ弁務官
官僚・警官・公社職員

同盟に派遣された弁務官。新任早々のアイランズと軍需物資の輸入にまつわるリベートの件で談合し、ネグロポンティの真意を聞かされる。しかしさすがのフェザーン人たる彼はそれが「美化された言い訳」であると悟り、「要するに――」と、一切言葉を飾らず「ヤンの出し抜き方」を語った。曰く、「法律を作れ」とのことらしい。ちなみにこの時の付き添いはボリスコーネフ。後にフェザーンが陥落した際は、逃亡を前に有価証券の持ち出しを図っていた。

グラズノフ書記官
官僚・警官・公社職員

気持ち悪い顔立ちの官僚。オフィス一等書記官。ボルテックの直属で、幼帝誘拐の後方支援を行なう。態度が煮え切らない事に苛立ったシューマッハに銃を突き付けられたり、ラインハルトに打ちのめされた上司から八つ当たりを受けたりと結構損な役回りをしてしまったが、とうとう裏の事情がバレるに到り、ランズベルクたちの抹殺を提案する。フェザーン人の例に漏れずリアリストで、「伯爵の気分を崩すな」とシューマッハからケチを付けられた。

バランタイン・カウフ
財界・企業要人

歴史上の人物。中堅どころの商船主の息子として生を享けるが、父親の後を継いだ早々投機に失敗して、全財産を失う。再起を図り友人・オヒギンスと輸送船を買うがこれも難破、相棒を受取人に保険金目的の自殺を思い立った。しかし生涯最後の酒を前に運命は急転する。盗み聞いた噂話を元に帝国での内乱を察知して、不足するであろう鉱物を割り出し、強引な借金の末これを買い占めた。結果彼は巨万の富を獲得、「処刑台の階段十二段目から王座への跳躍」を果たし、その利益を親友と分け合うことに成功する。以降も活躍を続けるが、その遺産は六人の息子たちに食い潰されて今はもう無い。カウフの名は伝説としてのみフェザーンに残り、商科大学の宣伝文句にさえなっているという。

オヒギンス
財界・企業要人

カウフの友人。彼の出直しに資金面で協力するが、輸送船は沈没。カウフは彼を受取人に自殺しようとしたところを運命は急転、得た利益の半分はこの相棒へと渡された。破産の傷を補った後は終生親友に協力して、フェザーン商科大学の設立にも寄与。カウフの財産は無くなっても、この学校は今でも多くの独立商人、経済学者、経済官僚を世に送り出している。

ボリス・コーネフ
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・必要もないところで格好の良い台詞を言いたがるクセがある。
・自由の民たることを誇りとし、この200年身内から犯罪者と役人を出していない。
・悪たれのボリス・キッド。
・戦後は「情報を売買する、新しい時代に相応しい商人」となるべく歩き出した。
・所有船舶にベリョースカ号アンデューティネス号

「言えるか、こんな恥ずかしいこと」
「全く、お前らはぁ……」

マリネスク
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・ベリョースカ号の船長代理。
・ボリスコーネフのなだめ役。

カーレ・ウィロック
一般市民・非戦闘員

【ちょっと待ってね】
・思想の面で、ユリアンには好意的。

「いいか、俺たちは自由の民だ !! 自由惑星同盟などと、偉そうに称するヤツらじゃない !!」

ナポレオン・アントワーヌ・ド・オットテール
一般市民・非戦闘員

マリネスクの事務所のスタッフとおぼしき人物。不思議な髪型。地球行きの際は運転手を勤め、ワーレン艦隊の突入を受けてユリアンらと脱出を図るが、資料室に入ったところを地球教徒に刺殺された。最も長く行動を共にしたコーネフによって、彼の遺体は両手を組まれる。

ボーメル船長
一般市民・非戦闘員

貨物船ロシナンテの船長。今までに数多くの亡命者を乗せ、今回はエルウィン・ヨーゼフ世らを同盟に送り届けた。過去、二桁に上る官憲の臨検を切り抜けてきた手腕を持ち、ボルテックに認められて今回の仕事を任される。しかし旅客の幼児が余りに乱暴なことに匙を投げる場面もあり、幼児を指して「山猫の類」、「野獣と同じ」と非難。後にその旅客を皇帝と知ったとき、「あのガキが皇帝では、ローエングラム公爵がいなくてもいずれ自分自身の国をかじり倒すことになる」と独語したという。座乗船はロシナンテ

PageTop
Copyright (c) 2017 T.Hisakawa All Rights Reserved.