松本人志の放送室 2007年 春

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275

M-1・2006

2007年01月06日放送

第二百七十五回目は、『ドリームマッチ2007』の収録を振り返りってのスタート。雨上がり決死隊とタカアンドトシなど、中堅タレントと現役漫才師を比較しつつ、舞台裏、そして二次会での出来事を語る。続いて、『M-1・2006』について。年に一度の真剣勝負にアマチュアの変ホ長調を出す意義や、ネタ順を番組側が操作する是非に関して、いささか剣呑さを感じるまでの熱いトークが繰り広げられた。ほか、昨年度審査員ラサール石井氏の繊細さ、M-1のK-1化(出演コンビの固定化)に対する憂慮など。

お気に入りトーク「お笑いの街」

松本「最高の、高視聴率やったんですよ」

高須「そうですね」

松本「東京も大阪もね。でも、実はね。
M-1の歴史をみたとき、今年のデキは、そない良くはなかったからね」

高須「んー…。そうねえ、確かにねえ。不思議やねえ……」

松本「大阪なんて31ですよ ?! 31パーですよ ?!」

高須「凄いなあ…」

松本「これは、言うときます。アホです

高須「んはははは!」

松本「こない観てどうすんねん。ナンボほど漫才好きやねん、お前ら !!」

音楽:風を感じて/浜田省吾

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カーナビ

2006年05月06日放送

第二百七十六回目は、陣内・紀香報道に芸人の地位の低さ見た松ちゃんが、その世間の価値観に異議を唱えつつ、『DX』における陣内氏の話術レベルの低さを掘り返しながらのスタート。前半は、松ちゃんのカーナビについて。高速道路の真上で"案内を終了"されたという、その欠陥を罵った。中盤はこの流れで、近頃の家電に関してのトーク。"子供が怪我をする"という過剰なまでの配慮から、機能性まで損なっている機器、特に乾燥機を力一杯貶した。後半は、酔って財布をなくした高須ちゃんとその一日、そして届けてくれたタクシーの運転手の内心を探る。ほか、知らない人の誕生日会に遭遇したときなど。どうでもいいけど、松ちゃんはアレだけ反対を叫んでたETCを入れたのね…。

お気に入りトーク「この頃の乾燥機」

松本「それやったら電源切ったったらエエやんと思うやろ」

高須「うん」

松本「やったよ俺も」

高須「あれっ?」

松本「コンセントごと抜いたろかいな思もたんや」

高須「やったら…?」

松本「アカンねん…。賢すぎて」

高須「チルトかいな」

松本「それでもアカンねん」

高須「全然開けへんのかいな?」

松本「それでもアカンねん。生きとんねん。死ねへんねん」

高須「もっぺん挿してから、また10分かいな?」

松本「そうそうそう」

高須「うわ!」

松本「そやで」

高須「ややこしい奴やなあ…!」

松本"熱いからアカンでー。"って
うわコワぁっ ?! …死んでないっ  !!」

高須「生きとるがなー ?!」

松本「生きとるがなー ?! ってなんねん…」

高須「それはコワいなあ…」

松本「いや、もう今の電化製品は怖いですよ、あんたー…。
そのうち電化製品に殺されるでー !!」

音楽:ルビーの指輪/寺尾聰

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信濃そば

2007年01月20日放送

第二百七十七回目は、新年の過ごし方の話題から。高須ちゃんの同窓会の話題にからめた、友人伊東・関両氏の奇妙な関係性、そして藤井電機の今昔について。一方の松ちゃんは、巨大な芸人"おにぎり"と小柄な作家チャド氏らとの、こちらも奇妙なメンバーでお正月珍道中。曲を挟み、アールアンドシーの話題。その儲け方と一方でのオカネのシブさについて、松ちゃんが大いに暴いた。途中、山崎夫人アヤちゃんの"凱旋門"を挟み、二人の今年のスタンスについて。カネを使いつつ、大阪の信濃そばのような、あまり上品ではない良いものを大切にしてゆきたいという心構えを、ソバ屋の大将を讃えつつ語った。

お気に入りトーク「電器屋の藤井さんち」

高須「これワンちゃんに聞いてんけど
藤井んとこの――もう電器屋やあれへんねんけど
藤井んとこの電器屋は早めにバーンっと閉まって
電器屋のところでマージャンすんねんて、もう。ツレ呼んでな」

松本「んー」

高須「ワンちゃんとか呼んで、伊東とか呼んで、藤井と、藤井の嫁ハンみたいなんと。
もう仕事せえやあと思うねんけど。アジアの軒先みたいなことしてるわけよ」

松本「ふふふふふ……。ホンマやなあ。
なんか鳥か何か吊してなかったらアカンみたいな状況やなあ」

高須「ホンマやで!こんな所がまだあんのか、この時代にと思うような。

松本「まあ鳥の代わりにドライヤー吊ってあったりとかするやろうけど……」

お気に入りトーク「老舗ソバ屋のオッサン」

高須「じゃあ、それをオッサンに言うて
これもう東京でやれるように、店でやれるように、ちょっとこう、言いましょうか」

松本「せやなあ。そうせんと、オッサンももう死ぬからな…」

高須「そうやで。このレシピ全部聞いて、全部奪ってから――」

松本「ははははは……。
――どこででも、死んでいただいて。
ラブホテルで死んでもらって

高須「ははははは……。怒ってくるわ!」

松本「ふふふ……。なんでラブホテルで死ななアカンねん……」

音楽:夜と朝のあいだに/ピーター

278

コンビニ/2

2007年01月27日放送

第二百七十八回目は、"モチモチの木"カップ麺をはじめとした、二人がコンビニで見つけた美味しいものをスタジオに持ち込みつつのスタート。買いに走るスタッフを待つ間、語られたのは若手へのお年玉と挨拶について。お笑いバブルで急増した若手たちへの対処を苦慮する松ちゃんが、"挨拶は代表者が一人くればいい"と、その大儀さを訴えた。ほか、チーズ以来の衝撃の食べ物・メープルシロップ、味方としての"わらび餅"など。後半は若き日の松崎しげる氏の遊びっぷりや、名企画『はじめてのおつかい』について。

お気に入りトーク「今年のコンセプト」

松本「今年はね、どんどん噛んでいこうと思ってるんです」

高須「恐れずね」

松本「恐れず。
で、何言うてるかワカランようにしたろうと思ってるんですよ。
"今年松本、なに言うてるか分かれへんなあ"っていうのを――」

高須「はっはっはっはっはっ !!」

松本「これだけは今、説明はせなアカンからハッキリ言いましたけど。
これ以降、何言うてるか分かれへんからね」

高須「一年間もの凄いオモロイわ !!」

松本「いや、もう四月で消えるでしょう……」

高須「松本ウワーッと言うとるけど、"何言うてるかサッパリ分かれへん"って。
あっ、でもねえ、そんなことやって欲しいなあー……。
この一ヶ月、全然何言うてるかワカランという――」

松本「あっはっはっはっはっ !!」

高須「そんなんやったらオモロイなあー…!」

お気に入りトーク「おいしいもの発見」

松本「これ、カラシの量を――」

高須「エエやろー?」

松本「すごい考えたんですね」

高須「辛すぎず――ねえ!」

松本「まあ、中には女の人・子供にはカライかも分かんないですけど、我ら――」

高須「オッサンには、もうこれ――」

松本「中年の、この、団塊の世代にはもう――」

高須「団塊の世代ちゃうっちゅうねん我らは !!」

松本「あははははは !!」

高須「俺らより上や、もっと!」

松本「――たまりませんねえ、コレ!」

高須「わかってもらえたらいいんですよ」

松本「このカラシは……ええブレンドしとるなあ!」

高須「せやろお!」

松本「俺らガテン系にはぴったりやんか !!」

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本「…誰がガテン系やー!」

高須「ふふふ……。ホンマにねー」

音楽:気になる17歳/あいざき進也

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記者会見

2007年02月03日放送

第二百七十九回目は、『大日本人』の記者会見を終えた二人が、その試写会の評判を相変わらずの自画自賛で語り、清水氏の的外れな評と、怒る白岩氏などのエピソードが加わる。続いて、高須ちゃんの鼻声のワケ。どうにも解せない病院の紹介料とインフルエンザ検診について語り、ほか、ココリコ田中氏と『ガキ』レギュラーのセックスの上手い順位、映画のメインレギュラーと監督の心構えなど。曲を開けては、『アイチテル!』出演のガイジンさんたちとのエピソード。ほか、『あるある』報道の問題点と、納豆ダイエットにまんまと騙された『ガキ』の小林氏、「前掛けとつっつん」、ラストには、先週のきな粉のお菓子が登場した。

お気に入りトーク「電車へのペットの持ち込み」

高須「乗してエエものなの?まず。クサイですし……」

松本「んー」

高須「いや、それはもちろんね、礼儀正しいペットもいますよ?」

松本「礼儀正しいペット…!」

高須「"礼儀正しい"って言うたら、オカシな言い方したなあ俺も今…。

松本「"礼儀正しい"って……」

高須「いやいやいやいや、ちょっと待って、ちょっと待って。言い直す」

松本「ビシィーっ!としてるやつかいな?」

高須「どんなカンジ?」

松本気を付け的なやつかいな?」

高須「そうそう、気を付け的なやつ」

松本「ははははは……」

高須「気を付け的、もしくは、手ェ前に持って休めするような――」

松本「えっ?……出前持って?

高須「…出前なんか言うてへん !!
"手ェ前に持ってきて"って言うたんや!」

松本「ああー…。はーはーはー」

高須「なんで出前持ってんの!」

松本「なるほどねー」

高須「おもしろオカシイにするなァー。コワイわこの人」

松本「ふふふふふ……」

お気に入りトーク「偏見」

高須「自分も、絶対ここで"風邪ひかへん"言うと風邪ひくなあ?」

松本「いや、僕は全然ひいてないですし。
大体鼻声のやつにロクなヤツおれへんからね」

高須「自分もさっき、"鼻がどうやった"とか言うてたやん…」

松本動物虐待するようなヤツやからね、大体鼻声のヤツっていうのは」

高須「ははははは !!」

松本「ええ…。――あと、嫁なぐったりとかね」

高須「イメージわるーっ !!」

松本「あはははは……。
実際は知らんよ?俺の中のイメージはそうやわ」

高須「鼻声イコールDVと動物虐待?」

松本「そうですね。嫁なぐったり、動物虐待したり――」

高須「はあー…」

松本川よごすヤツやね」

高須「ははははは… !! ヤな奴やなあ……」

音楽:大空と大地の中で/松山千春

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シガーバー

2007年02月10日放送

第二百八十回目は、松ちゃんこの頃のブーム・シガーバーの話題から始まり、この頃のテレビに見る、クレーム回避のための臆病な編集に物申す。続いて、ハリウッド映画のおかしな点と、『パイレーツ〜』のタコの船長の気持ちよさ、話題は変わって、嫁さん持ちガキレギュラーの"ヘンな感じ"、ほか大物芸人の恋愛事情について。曲を明けては、給食費滞納問題に怒り、その本質を「払わないことが恥ではなくなったから」と指摘。お弁当の思い出話をしつつ、葉巻をくゆらせながらこの日の放送は終わった。

お気に入りトーク「一歩先ゆく高須光聖」

高須「ジーンズも、僕ずーっとリーバイスって言うてたのに
これあなた否定しますけど、あなたは最初、ようワカランどっかの――
エドウィンやったらまだエエぐらいやなあ。ブルーウェイやったかな。
ようわからんジーンズを、ビリビリ無理矢理切っててた時代があったんですよ、あなたがね」

松本「…うんうんうん…」

高須「僕はその頃からもう、リーバイスのオールドなヤツを
古着で着てたんです、ちゃんと――」

松本「……ンー……」

高須「ンーやあれへんがな、そこはもうトントントンといったらええがな」

松本「……じゃなかったかなあ。
俺がソレやったんやなかったっけなあ……」

高須「ははははは……」

松本「自分がビリビリのヤツやってたんじゃなかったっけなあ……。
オレ、くだもの屋やなかったかなあ?

高須「ははははは……」

松本「ふふふふふ……」

高須「なにスリカエようとしとんねん、俺ごと!」

松本「オレ、高須じゃなかったかなあ……」

高須「ふふふふふ……違うわっ!」

音楽:夢の中へ/井上陽水

281

パターン

2007年2月17日放送

第二百八十一回目は、高須ちゃんが鶴瓶氏と交わした「芸人の品」にまつわるトークから。歌舞伎について、「品があっても客を寝させてはいけない」と、人間の集中力について指摘。続いて、収録中に本気で喧嘩をした、おっさん劇場の野見さんについて、その本質を「全ての神様」と讃えた。ほか、CX伊藤氏の悩む「パターン」、黒沢亡き後の邦画事情とその衰退の原因、「産む機械発言」と、発言の訂正後なおも攻撃を続ける不毛について語り、この日はエンディングへ。

お気に入りトーク「浜ちゃんには品がない !!」

松本「ただ、浜田は品がない !!」

高須「品がない。ホンマに品がない」

松本「ええ !!」

高須「ヒドイ !!」

松本「ヒドイですね。ウンコ手でよけますからね」

高須「ふふふ……どうやってよけんねんな!
よけることなんかあらへんがな !!」

松本「敢えて、逃げれんのに――」

高須「手でよけんのかいな ?!」

松本「手でよけますからね……」

高須「触らんでええのに !!」

松本「ははははは !! ――身をかわしゃあいいのに
敢えて手で弾きますからね」

高須「ちょっと飛ぶで ?! ピシュッて!」

松本"顔に当たるのはちょっとイヤや"ぐらいの――」

高須「――ことで、手でよける?」

松本「そうです、そうです」

高須「考えられへんなあ !!」

松本「考えられないですよ……」

お気に入りトーク「睡魔」

松本「睡魔っていうのは、睡魔っていうぐらいですからね。
"魔"が付くぐらいですから、そらあ自分でコントロールできるようなモンじゃないんですよ」

高須「ただねえ――」

松本「すいません、スマートに切り抜けてしまって。
ここでもうちょっとウロウロせなアカンかったんでしょうけどね」

高須「ふふふふふ……いいですよ、そんなことは……」

松本「インテリジェントが出てしまってね……。ごめんなさい、本当に」

高須「ふふふふふ……」

松本「インテリジェントが、すいません。俺のインテリジェントが謝ってます

高須「――インテリジェンでええと思うねんけど……」

松本「ははははは……」

高須「ふふふ……まあいいです、謝ってるならいいです。
インテリジェンが謝ってるならそれはそれで――」

松本「ふふふふふ……」

音楽:恋する夏の日/天地真理

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泥酔

2007年02月24日放送

第二百八十二回目は、松ちゃんが貰ったWiiと、それにまつわるストラップ問題について、ユーザー側の自己責任の無さに憤りつつスタート。新しい洗濯機や乾燥機など、子供のためのセーフティが逆に不便を生み出している矛盾について語る。続いて、なか卯で起きた恥ずかしいこと・「高須姉歯事件」、とあるオバチャンがやらかした"金券と未来の助太刀"など。後半は松ちゃん泥酔エピソードを挟みつつ、親父がバカボンの最終回を見せてくれなかった理由について、新解釈を交えつつ語る。

お気に入りトーク「いつもの戦法」

高須「ちょいちょい僕ね、まあ、昼間とか腹減ってる時あるんですよ」

松本「…どんなやねんな…。
ちょいちょい昼間腹減ってる時、そらあるやろー。
ちょいちょい昼間腹減れへんヤツとも思もてなかったわっ!」

高須「んー……まあまあ、それはいいですわー」

松本「んはははははっ !!」

高須「あの――」

松本「流されたなあ……」

高須「ね?――会議と会議の間ありますわなあ」

松本「…会議と会議の間なんかあるかあ?

高須「いやあ、ありますやんかー…。これ進めへんパターンかあ。
このパターンやなあ。よおーし、頑張っていくぞー!」

松本「んふふふふふ……」

高須「――一個一個の間あるやんか、会議と会議の間。
まあ、TBSからテレ朝行く間やなあ」

松本「TBSから――」

高須「うんうん」

松本「テレ朝行く間――」

高須「赤坂のTBS――」

松本そんなんあるかあ?

高須「ふふふ…いやあ、あるやんかー。
――コレ絶対聞けへんなあ。しばらくコレでいきよんな。
コイツ楽やから――」

松本「ふふふふふ……。ウソウソ。
シンドイねん、俺も……」

お気に入りトーク「釣り銭ドロボーに疑われた高須ちゃん」

高須「これはねえ、でも周りから聞くと、泥棒になってるでしょ?僕。
根性悪いヤツでしょう?」

松本「どうでしょう、そこはもう、一発言ったらどう?」

高須「どういうことですか」

松本「もう――"店内の皆さん"」

高須「うはははははっ !!」

松本「"ただ今ご紹介にあずかりました"――」

高須「"鳥塩を食べております高須光聖です"――と」

松本"ちょっとお手を……いや、食べながらでも結構です"

高須「おお!」

松本「"僕の話を聞いてください。
僕はまず…… !! 姉歯ではないです !! "――」

高須「あっはっはっはっ !!」

松本「"……はあ?"」

高須「"ただ、僕は言いたいことは一つだけ !!
姉歯ではないです !! "――」

松本「"ご静聴ありがとうございました!"――」

高須「はははははは !!」

松本「"うわ、オカシイオカシイ……オカシイ……"」

高須「ははははは……」

■音楽:パタパタママ/のこいのこ

283

グラミー賞

2007年03月03日放送

第二百八十三回目は、今年のR-1にまつわる評から始まる。大阪のもつ笑いに対する保守性を攻撃しつつも、お笑いの街を讃え、関西における芸人の育つ要件について分析。大胆にも尼崎・釜ヶ崎の比較さえ行なわれた。千原ジュニア曰く、「きれい好きで絵が上手く、顔が怖い」人間は面白い(松ちゃんの語る要件は「極端な貧乏で人見知り、長男ではないコンプレックスのある人間」が面白い)のだという。後半、「高須ちゃん、グラミー賞授賞式を見る」、ほか、事務所オスカーの芸人部門設立について。

お気に入りトーク「グラミー賞の概要」

高須「見たがりなんでねえ。会いたがりやし、見たがりやし……」

松本「グラミー賞が"何ぞや"ということすら、僕は分かってないんで――」

高須「ホンマですか……」

松本「ええ……」

高須「まあ言うたらHEYHEYHEYスペシャルみたいなもんですよ」

松本「んはははははっ !! ――エライ言うたなあ…… !!」

高須「はい……」

松本「あ、そう!」

音楽:冬の色/山口百恵

284

比べられる

2007年03月10日放送

第二百八十四回目は、「人間の鼻の下にある縦のすじ」や「本を読むとき自分の鼻先が見える」など、一度気にしだすとたまらないイロイロからスタート。ほか、「劇団ひとり」や「うたばん」など、同音異義のややこしいネーミング、学生時代を振り返り、強そうな名前と弱そうな名前について。曲を挟んで、中島みゆきに関する話題。新出のアーティストと比較されつつ生き残ってきた同氏と、ダウンタウンに共通するものを見てのトーク。ほか、コンビ結成25周年を前にパーティのひとつも開かない吉本に怒りつつのエンディングとなった。

お気に入りトーク「当て字の名前」

高須「もうねえ、雅功(マサトシ)が言いづらあてしゃあないわ!
アレ自分でも絶対噛んでるで?」

松本「しかも……そんな読み、ないからね?」

高須「無いねんアレ……」

松本「ムリヤリでしょう?あれ」

高須「なんやのん、あの字……」

松本「"当て字や"いうて、エエように言うとるけど。
いやいや……"そこ当てんといけよ"って思いますよねえ……」

高須「そこ当て出したら、何でもアリやんか!」

松本「何でもいいんですよ。
【宏】と書いて【ミツコ】と読んでもいいんですよ」

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本「もうホンマに……。
あれガイジン納得できないですよねえ?」

高須「ホンマや !! あの当て字っていうのはどういうこと ?!」

松本「ホンマそうですよ……」

高須「何でもアリやなあ……」

松本「――【太郎】って書いて【ジェファーソン】でも何でもいいんですよ」

高須「そら読めんわ、そらねえ……」

お気に入りトーク「生まれ変わっても松本人志に」

松本「松本マシーンはホンマに洒落になりませんよ?」

高須「ちょっとねえ、最近、松本マシーン、ええかも知れませんけども。
ちょいちょい――」

松本「いやいや、ホントに松本マシーンなんか手ェ出したらアカンでー。
燃費も悪いしー……」

高須「いや、本当そうですよ」

松本「ほいで、すんごいいいエンジンなんですよ?
ブォォォォォン!ブォンブォンブォン !! っていうてるんですけど
"うるさい…"って言われるし」

高須「んー、んー…」

松本「ちょっと駐めてコンビニ行ってる間に、もう10円キズで
(放送禁止)って書かれてるしね?」

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本「ふふふ…」

高須「言うてええねや、そんなこと…」

松本「あはははははっ !!」

高須「何でもアリやなあ、おい……」

音楽:ひとり上手/中島みゆき

285

クサイ屁

2007年03月17日放送

第二百八十五回目は、松紳時代の紳助氏を振り返りつつ、同氏の「おもんない病」に感染した松ちゃんの憂鬱トークから始まる。なんの脈絡もなく、「体温計が脇の下から突き抜けているのではないか」を語り、山ちゃんへの「隠しカメラドッキリ」などへ流れる。中盤、これまた脈絡なく、今までになくクサイ屁をこいた話、そして、熱烈な長渕ファン・矢沢ファンなど、信者とも呼ばれる人々について語る。ラスト、「貸し借り」についての考え方で、高須ちゃん発のちょっとイイ話。

音楽:バス通学/榊原郁恵

286

美輪明宏

2007年03月24日放送

第二百八十六回目は、イベントに出演する吉本所属の諸若手を挙げて(オリラジをオレンジレンジとかみつつ)、彼らの躍進と、ライセンスの改名について語り、過日のカップ麺トーク後の織田氏ほか、松ちゃんの怒る「でけへんマネージャー」について。中盤、最近みつけた美味しいお店など。後半は、苦労の人生を歩んだ美輪明宏氏に重ねて、芸人にまつわるトーク。若手時代に苦労を強いられた松ちゃんが、昨今の若手をとりまく境遇について、芸人のために吉本独自の年金制度を作るべきか、攻守両方の視点から意見した。

お気に入りトーク「なじみのお店」

高須「僕は最近、【賛否両論】っていう店に、ちょこちょこ行くようになりまして。
まあ、広尾のあたりにあるんですけど、恵比寿と広尾の間ぐらいに」

松本「エエとこに出没しますねえ……」

高須「エエとこなんですよ、あのへん。あのへんにちょこちょこあるんですよ」

松本「ンー……」

高須「【賛否両論】にある、まあそこはコースしか無いんですけども。
まあそこの……なんちゅう人やったかな、忘れてもうた。まあいいや」

松本「えー……?」

高須「オーナーの人がいてはって、笠原さんって人」

松本「女の人が?」

高須「男の人。…オーナーや言うてるやろ」

松本「ははは……滑舌が悪いから、女の人かと思った……」

高須「オーナー!」

松本「うん…」

高須「――で、そこの笠原さんって人が、ハクサイを!普通のハクサイを――」

松本ハクサイ王 ?!

高須「ふふふ……いや、ちがう!ハクサイを !!」

松本「ふふふふふ……」

高須「ハクサイ王って見たことあんのか ?! どんなヤツやねん、ハクサイ王っていうのは ?!」

松本「今度やんの?テレ東で、その――」

高須「…ハクサイ王?」

松本「ふふふふふ…」

高須「ハクサイ食うて、何を競うねん!」

松本「TVチャンピオンで、やんのかいな。とうとう…!

高須「"とうとう"って、そんなん待ってへんわっ !!」

松本「ふふふ……満を持して… !!」

高須「待望した企画ではないやろ、そんなもんスタッフがっ !!
ハクサイ王って誰が見んねんっ !!」

松本「ふふふふふ…」

お気に入りトーク「なじみのお店・その2」

高須「"打ち合わせがてら行きましょう"って、その人と行ったんですけど」

松本「んー…」

高須「笠原さんいうてねえ。…あっ、笠原さんって、ソレはちゃうよ!」

松本「……さっきも出てきたよなあ?笠原さん……」

高須「【かどわき】や言うてんねん、ソレは !! …何を言うとんねんっ !!」

松本「ふふふふふ……」

高須「【かどわき】の、あれがあるやん。トリュフ御飯……」

松本新しく知り合った人、ぜんぶ笠原さんになってもうてるやん……」

高須「ちが……!はっはっはっはっ……。
――おもしろオカシイにいじられていくなあ、俺……」

松本「ふふふふふ…」

お気に入りトーク「副業でお店でもやりませんか?」

松本「俺がたぶん、店やっても食いつけへんやろなあ」

高須「食いつけへんよ。別にその店がエエとは思えへんもん」

松本「…なんかな」

高須「うん…。ファミリーマートも、松本に何か作ってもらって、やろうとは思えへんわ…」

松本「フケツっぽいもんな」

高須「フケツっぽいよ」

松本「ははははははっ !!」

高須ケツ毛が入ってそうな気がするわ!」

松本「あっはっはっはっはっ…」

高須「ケツ毛が !!」

松本「ト……トン毛かいな ?!」

高須「ははははは…トン毛が… !!」

松本「"またトン毛入ってましたけど…"みたいな」

高須「"またか ?! 四つに一個入ったあるなあコレ!"……」

松本「ふふふ……・自分なあ、メチャクチャやで ?!」

お気に入りトーク「飲み屋がやりたい高須ちゃん」

松本「やり。やりい」

高須「あっ、何か手伝ってくれますか?」

松本「いいですよ?」

高須「わかりました!」

松本「カクテル作ってあげるよ」

高須「あっ、【松ちゃんカクテル】!」

松本「んー…」

高須「命名していいですか ?!」

松本「いや、いいですよ…」

高須「【松ちゃんカクテル】っていうていいですか?」

松本「はい…」

高須「ああ、わかりました」

松本トン毛いれるけどね

高須「あっはっはっ !! ――いいよ !!
ほんなら限定品やな!トン毛何本も入れられへんから…」

松本「ふふふふふ…」

高須「一本のトン毛で何杯つくれるかなあ…。ふふふ…」

松本「ケツひりひりするわっ !!」

高須「あははははは… !!」

音楽:コスモス街道/狩人

287

黒田官兵衛

2007年03月31日放送

第二百八十七回目は、DVDが好評な、『ガキ』のスタッフの慰安旅行について。酔っ払った菅プロデューサーが見せる、笑点へのライバル心。続いて、新婚のキムの家で不穏当発言に及ぶ、これまた酔っ払った雨上がり宮迫氏について。その今までの悪行など。中盤、毎度困ったCX清水氏の、新幹線での携帯電話と、そのフォローに奔走した佐々木氏が語る、永ちゃんのイイ話。そして、曲を明けては、日本のメジャーリーガーにまつわる恣意的な報道、そして松ちゃんが最近気になる人物・黒田官兵衛について、その為人と人生を語ってのエンディング。

お気に入りトーク「放送作家は参謀役」

松本「名参謀にならないといけない!
高須光聖っていうのは、ソレにならなアカンわけじゃないですか !!」

高須「おお、うんっ !!」

松本「で、このダウンタウンが、これが戦国時代でいう誰になるかは
分からないですけど、でも、よくいう有名なところでいうと
家康や、秀吉や、信長!――この三人全部の番組で、全部を当てさした放送作家って
まだ居ないんですよ !!」

高須「なるほど…!」

松本「――それに僕は……長谷川になってほしいんですっ !!

高須「あっはっはっはっはっ !!」

松本「ふふふふふ…」

高須「ちょっと待ってくださいっ!」

松本「長谷川であり、長さんに頑張って欲しいと思ってます!

音楽:兄弟仁義/北島三郎

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