松本人志の放送室 用語辞典 あ行

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あ行

あの電柱まで
マラソンランナー君原健二氏の名言。物の考え方のひとつとして、松本氏がよく引用する。ほか「タマゴが先かニワトリが先か」も使用頻度が高い。
尼崎
兵庫県第四の都市。愛称は「アマ」。松本高須両氏の出身地であり、番組中は潮江小学校・大成中学校時代のエピソードが語られることが多く、両氏の親友にまつわる思い出話から、今や地元に住む人間すら分からないであろうかつての商店街の思い出まで、尼崎をテーマにしたトークは幅が広い。高須氏の「やっぱりおかしな街やったんやて」の締めで終わることが慣例である。行政区分としては兵庫に属する都市ながら、大阪府に隣接しているため、気質的には近いものがあるようだ。首都圏でたとえると、東京から見た浦和、野田などの関係に近いか。
アメリカ
松本氏の心に火を着ける超大国。番組内で紡がれた反米トークは数知れず、グアムやハワイなど米国領で見た大戦にまつわる展示物に怒り、報道で伝えられる米国民の原爆投下に対する考え方に怒り、高須氏の抑えが効かぬほど、アメリカ絡みではヒートアップをみせる。その他「徴兵制は悪くない」、「日本人が一番賢い」など国粋的な思想を覗かせる一方、「自分が政治家になっても日本は良い国にはならない、自分は世界平和について考えているから」、「この世からカネが無くなったらアカンかね」等、ユートピア的な匂いのする発言もある。
アヤちゃん
山崎邦正夫人。二児の母。「紅芋」のとなりに置いてあった「紅茶」を"ベニチャ"と読んだり、テポドンを"デコポン"と呼んだり、"パールハーバー"をダンスホールの類と勘違いするなど、その天然ぶりが知られる。『ガキ』の企画「500のコト」など、若干ながらメディア露出もある、かわいらしい奥様である。余談ではあるが、同氏の姓は西日本で「ヤマサキ」と読まれることが多く、字面だけで見た場合、東日本では「ヤマザキ」となる。ちなみに山ちゃんは自らを「ヤマサキ」と名乗り、松本氏が山ちゃんを呼ぶときは「ヤマザキ」である。
アレって ?!
抽象的な指示語を用いた際、その返しとして使われる。「あのー、アレあるやんか」――「アレって ?!」と、驚きを含んで発するのが正しい。相手の老化を指摘するトークへ流れることが多いが、あんまりしつこく詰めると「しんどいわ !!」と松本氏が叫ぶことになる。
あんまり寝れてへんねん
忙しい二人ならではのフレーズ。話題が飛んだり、噛み倒したりしたとき、このいいわけがよく使われる。
あんまり○○とか言えへんほうがええで
あるテーマについて喋っているとき、高須氏がそれに絡む表現や擬音を用いた際、「かぶってややこしいから」という理由で指摘が飛ぶ。iPodについて話している際「ポッと出す」を使っただけで切符を切られたことも。
言いたいだけやん
ダウンタウンが特に用いてきたフレーズ。放送室においてもよく使われる。気持ちよい単語・言い回しが出てきた直後、相手がそれを取り込んで会話が進んだ場合、ツッコミとして用いられる。
いいですねえ
対象をただ単に褒めるのではなく、「意外にも」といった言葉が頭に隠れているような、専門家のような口ぶりを特徴とする。「あらあ…!」が前置詞として付く場合も。その他、「どんどん押し寄せてきて」の枕詞でもある。
言う思ったわ…
予想の範疇で起こった出来事。「これは芸人に対して失礼だ」と、松本氏は怒る。
意外と聴いてんねん
聴取率、主に業界聴取率の話題になると、なぜか松本氏から出るフレーズ。居酒屋の大将からタクシーのおっちゃん、後輩芸人(特に水道橋博士)に到るまで、意外と「聴いてますよ!」と言われるのがこの放送室らしい。
いごっそう
土佐弁で快男児を意味する言葉。松本氏の好きな表現。ちなみに松本氏の場合、荒々しい男らしい男をイメージするとき、風体は西郷どんのように、口調は広島弁になる。
1ミリたりとも
松本氏らしい表現。特に強調する際に使われる、最上級の表現。「1ミリたりとも思えへん !!」など。これが出るときは大抵なにかに怒っている。「ミリ」に代わって「ナノ」が登場することも。ベルリンの壁建設に際し、フルシチョフはウルブリヒトに「1ミリたりとも相手の領土に出るな」と命じたという(1インチ説もある。意外と海外では慣用表現なのかも知れない)。
伊東・藤井・わんちゃん
尼崎時代の学友。伊東慎二氏、藤井利隆氏、和田修一氏を指す。武道館公録時、そして『放送室の裏』紙上に出演した。主に苗字のみで呼ばれるが、時おり話題にのぼるフジテレビの伊藤征章氏、タレントの藤井隆氏とは別人なので注意を要する。
イヤでイヤでしょうがない
本当にイヤさ加減が伝わってくる、松本氏独特のフレーズ。
印税
自然といえば自然な流れながら、DVDの売り上げの話になると、高須氏が必ずこれを持ち出す。「自分はええなあ、また儲かるやんか」などと羨む口調で突き上げるのが恒例だったが、この頃は松本氏自身、「先月結構あったから…」と、その裏をかくようなフレーズを編み出した。
訴えたら勝てんちゃう
冗談で言ってるときもあれば、どことなく本気で言ってる気配があるときも。松本氏の怒りはこの世の全てに向けられているといっても過言ではない。
うわあああああ !!
高須氏が曲題を読む際、噛んでしまったときの松本氏のリアクション。絶望感を全面に押し出した叫びが響き渡る。加藤登紀子の「この空を飛べたら」が「このソバを打てたら」に変化した例も。
うん、いこ!いこ!
松本氏が言葉をグズグズさせたり、「あのー、そのー」と単語を探している時に飛び出すフレーズ。急き立てるような追い込み方が特徴。番組初期、舌打ちや「なんやねん!」で攻め込まれていた高須氏がようやく見つけた反撃方法である。
…ええやん。
松本氏の迎撃技。高須氏に散々身の上の苦労話を語らせたあと、「…ええやん。」と冷たく突き放す。「…ええことやん。」や「…ええ思い出やん。」など、血の通わぬ言い回しを特徴とする。
M-1・ドリームマッチ・笑ってはいけない
「今年何点?」と併せて、年末年始の恒例テーマ。舞台裏話から打ち上げ話、若手や番組批判まで飛び出すため、お笑いファンからの注目も高い。この頃はここに『すべらない話』の裏話まで加わった。
小笠原まさや
吉本芸人兼、占い師。年末年始で他の芸人を占うほか、松本氏の婚期をも占う。理屈を重んじ、占いの矛盾点も度々指摘している松本氏ながら、なぜかこの人物の言には耳を貸すらしく、頻繁に「小笠原言うてたやんか〜」がトークに紛れ込む。婚期について年齢を挙げて占ってくれるのが嬉しかったのかもしれない。松本・高須両氏が結婚した今、その答え合わせ的に聴くのもおもしろい。
尾道ラーメン
恵比寿にかつて存在したラーメン屋さん。閉店後もたびたび"美味いものトーク"の中に登場する。松本氏オススメに誘われて高須氏が出向くも、「美味ないねんな〜」の一言で一蹴された。そののち岩海苔ラーメンとなり、さらに潰れる。松本氏の小さな灯火に、高須氏が何トンという大量の水を掛けた、放送室史上最大のマッチポンプ事件。
面雀(おもじゃん)
『新ひとりごっつ』発祥の、麻雀に似た遊び。牌に書かれた単語ふたつを組み合わせ、おもしろいストーリーを放つ。公開録音時には高須氏が、後に木村・千原ジュニア両氏を交えて繰り広げられた。松本氏の定義としては、「牌を三つ取り、無理な一つを捨てる」のが正しい遊び方だという。
俺のおもろいやつ
『M-1』における、笑い飯の熱演が懐かしい言い回し。松本・高須両氏ともにアレンジしてよく用いる。ほか、松本氏の「悪意の塊」や「どないやねへん(どないやの変)」、高須氏の「うそーん」、「勘弁して!」など、放送室には番組を象徴するような気持ちいいフレーズが多い。
俺はスベったことない
「俺は噛んだことない」と並んで、松本氏の愛用するアイテムのひとつ。両者ともに明らかなウソなので、敢えて自縄自縛の状況を作り出すことで、そこを詰めてジタバタする様を愉しむのを狙っているものと思われる。
俺やからええけど人に言いなや?
高須氏があまりに素っ頓狂な意見を口にした際、たしなめるように出るフレーズ。「アホかと思われんで?」も類義語である。"レンタルお母さん"提案時が印象深い。
お笑いの偉人たちの名言
長谷川ディレクター作成の"フォーマット"の中に書かれた、欽ちゃんや月亭八方氏の名言紹介。いつの間にか松本・高須両氏が番組中で述べた言葉まで紛れ込むようになる。数ヶ月間のみの登場で、後期は紹介されることもとんと無くなった。
おんなじこと二回言うてるだけなんですけどね
松本氏本人も認める、ダウンタウンが世間に流行らせたタチの悪い言葉。繰り返し・念押しをするタイプの人間にとっては耳の痛いフレーズながら、「アホに物言うみたいに言うな」という強烈なカウンターを内包しつつも笑いに変える、本当は優しい言葉でもある。類する言葉に「なんで二回言うねん」がある。
女の30歳は男の60歳と同じ
スタジオの女性客から総スカンをくらうフレーズ。男の年齢が50になったり70になったりと、表現は場面によって多少変化するが、ダメージを被るという点では似たり寄ったりである。
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