松本人志の放送室 用語辞典 か行

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か行

掛かってんねんで ?!
言葉遊びのひとつ。この放送室において、特に重要視されるもの。企図して、または偶然にも同音異義語がリンクした場合、あるいは地口が成立した場合、「○○と掛かってんねんで ?!」のフレーズと共に暫く時間が停止する。主に松本氏の自己申告によるもので、高須氏が偶然「掛かって」しまった場合、「ややこしいからあんまり○○とか言えへんほうがええで」の冷たい一言で抹殺されることも少なくない。
確信犯やん
腹を立たされた店員などを指して使われる言葉。日本語としての正確な使い方からは外れるものの、世間一般の誤った用法と同じ使い方。「いやがらせみたいに」と併せて用いられることが多い。
かしこ
関西のオバチャンがよく使う表現ながら、大して賢さが発揮された場面でもないのに使うなど、松本氏は一周廻って逆に用いているきらいがある。「俺ってかしこやんか」、「自分かしこやな?」など、対象は彼我関係ない。
カプリチョーザ
松本氏オススメのイタリアンレストラン。放送中に激賛したことでお食事券の提供となり、カプリチョーザ杯のスポンサーとなり、後に番組そのもののスポンサーとなった(1クールのみ)。脱力をさそうサムイCMが印象深い。ちなみに松本氏のオススメはニンニクとトマトのパスタ。
花粉症・地震・厄年
番組を象徴する話題のひとつ。二人が異常なまでに恐れているが、厄年を抜けたことで最後のファクターはとりあえず消え去った。
噛む
言葉の詰まり・言い間違いの俗語。この番組ではとにかくシビアに突かれ、松本・高須両氏ともに相手の「噛み」には敏感である。あまりに頻繁に指摘が飛ぶため、「そんなに切符きられてたら家に帰られへん」――「もうやめましょうね」といった類の自省によって終わることが多いが、二本目・次週では忘れたかのように再び激しい「噛み」指摘が繰り返される。松本氏としては「噛んでも、その言葉が別の既存の言葉に置き換わっていない限りセーフとしたい」方針のようだ。
考えられへん!
木村祐一氏の常用語。松本氏の「死んだらええねん」には一抹の愛情が含まれているが、こちらの場合、顔を真っ赤にして本気で言うのがしっくりくるフレーズである。「ありえへん!」なども木村氏のよく使う言葉らしい。
完ッ全に死にましたけどね
かつて俳優・左卜全氏が話題に上った際、約三十年前に没した氏に対して松本氏が付けたコメント。以来、直近ではない故人に対して稀に用いられる。「死んだんちゃう?」と同様のブラックユーモアながら、これだけアッケラカンと言われると、むしろ爽やかささえ感じられる。
噛んだからええわ…
番組初期、松本氏と高須氏の話術のレベル差が特に顕著だったころ多用されたフレーズ。この頃は松本氏もよく噛む上、お互いにその転がし方が巧みになってきたため、あまり放たれることはない。
キッチリしい
松本氏を象徴する言葉。身の回りの出来事に怒り、交通法規に怒り、松本氏の怒りの根源はここにあるとも思える。が、多くのウソで笑いを生み出してきた松本氏らしく、"キッチリしろ"を叫びつつも、「徹底的にキッチリしたいが、できないのなら細かい事を言うのはやめようよ」とも語る。
昨日もそんな話しててんけど
後輩との飲みの席や、関係者との打ち合わせなどを振り返っての言葉。このフレーズの後で語られるエピソードには、興味深いものが多い。
曲いきますか
この番組では概ね1オンエアにつき1曲、昭和の歌謡曲が流されるが、この入りのときに発せられるフレーズ。フルコーラス流されることは珍しいものの、曲終わりは「これイイでしょう」などとその楽曲を称えることもあれば、歌詞の意味がはっきりしないマイナーなアイドル歌謡に対しては「これねえ…ふふふ」と、笑うことも多い。余談ではあるが、流れる音楽は概ね交互に選曲され、演歌テイストの昭和歌謡やキャンディーズ、百恵ちゃんナンバーなどは松本氏が、エイティーズ歌謡やメジャーなフォークソング、ジュリーナンバーなどは高須氏のリクエストと思われる。かつてシングルベッド(シャ乱Q)を流した際、その路線のズレ(?)を指摘されて以降、チキンライスのシーズンやトータスのゲスト出演後など特別な場合を除き、平成の曲は流れることは殆どない。
くだもの屋の息子が
松本氏が、高須氏をおとしめて笑いをとるためのフレーズ。似た言葉に、浜ちゃんに対して使う「全寮制」があり、逆に、自らを持ち上げる場合は「県立出てんねんぞ」が用いられる。百姓や八百屋といった常用語が放送コードに入る昨今、「くだもの屋の息子が」といった直裁的な言葉にピリッとする聴取者の笑いの線を、巧みに突いた見事なフレーズといえよう。類するパターンとして、浜ちゃんの息子を「あんまり喋られへん」、「学校行かしてへん」とする手口(かつて『ガキ』で多用)がある。
倉本美津留
音楽から俳優業まで幅広くこなす、放送作家の大御所。ヒゲと黒縁メガネがトレードマーク。ヤンタン以降ダウンタウンのブレーンのような役割を担い、『松ごっつ』の大仏の声としても有名。松本氏からは基本的に「倉本さん」で呼ばれるが、たまに「座敷犬」が混ざったりもする。
クレーム
「食べ物を粗末にするな」、「いじめにつながる」など、バラエティに対してPTAのオカアサマ方から寄せられがちなクレームをぼやく。「この種のクレームがどんどんテレビをつまらなくする、子供に見せたくなければ見せなければいい」と、長年お笑いに携わってきた二人は語る。
結果論やん
世間一般とおおむね用法は同じながら、松本氏の場合、どこがと説明するのも難しいぐらい微妙に変わった使い方をする。たとえば、「罰ゲームでケガをしても、番組が面白くなれば良い。しかし面白いか面白くないかは結果論だ」。これは、「結果論で物を言う人間の存在」をあらかじめ想定しているかのような使い方だが誤用ともいえない、松本氏ならではの絶妙な言い回しといえよう。
個人プレーでもあり、チームプレーでもある
バラエティ番組における、松本氏の考え方。こと『DX』のような集団トークにおいてこの姿勢が顕著に窺える。
50メートル走
松本氏の比喩によく出てくるもの。実力の勘定に用いられる。全速力で走り抜けるためにも使われるし、手加減して余裕を見せるためにも使われる。
ここ大事!
松本氏が用いる、言葉の蛍光ペン。高須氏がキメのフレーズを発しようと加速姿勢をとると、それを蹴つまずかせるように「ここ大事!」、「この一言でVol○○から先が正解だったのかが決まる」といった類の言葉で煽り、脱輪をさそう。一方、松本氏自身が速力不足を悟ったときは「ヘイ、タカ〜ス !!」と、高須氏にソロパートを任せることがある。
小杉竜一
2008年の放送室で、特にクローズアップされている人物。ブラックマヨネーズのツッコミ担当。ボケの吉田氏と共に、2005年のM-1グランプリを制する。頭髪の薄さやイボ痔など、お笑いとしての強いキャラクターを持ち、特に吉田氏とのケンカ漫才は、見るものを笑わさせてやまない。
ごって損やん
二人にとって、潮江小学校時代からの慣用句。「ごっつい損やん」と同義。常用の関西弁ではないらしい。「全然ツイてへんやん」、「めっちゃ若手やん」などとも併用される。
今年何点?
毎年年末に行なわれる、今年一年の自己採点。放送室開始以降あまり高得点が出ることはなく、「今年もアカンなあ」のまとめが慣例化しつつある。
この番組は東京FMをキーステーションに…
高須氏に任された、重要なアナウンス。「JFN37局ネットでお送りしております」と続くが、近年では制作も変わり、使われることは無くなった。これを読み上げるとき高須氏は妙に噛む。
ゴホッゴホッ…カーッ!
パートナーが屁のニオイでブースを逃げ出すなど、テレビでは絶対に流れない部分を含む放送室で、おそらくテレビが最もイヤがるであろうもの。「タバコをやめて以来タンが絡みやすくなった」と松本氏は語る。
これはでも○○が悪いで?
すべてをひっくり返すとんでもない言葉。世間一般に"悪ではない"という評価に落ち着いたものをに目を向けさせ、リスナーに斬新な視点を与える素晴らしい言葉ながら、松本氏自身のことにこの言葉が用いられた場合、冗談を含みつつも自己弁護に流れることが多い。
こんなに○○かねえ…
とても使いやすく、気持ちの良い言葉。「こんなに暑いかねえ」のような成立したフレーズとして用いられることはむしろ少なく、「こんなに思いつけへんかねえ」や「こんなに支えきられへんかねえ」といった、ネガティブ甚だしい場面で使われることが多い。
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