バブラジリア すべての懐古趣味者に捧ぐ
バブルラジカセ | 廉価版 ? それとも最終完成系 ? RC-X80

名機 X90 の下に位置する、音質を推すビクターの代表的な機種です。
我が家の X80 は経年劣化も少ないようで、コレといったイコライザー機能もないのに、隣室からでも幅広く音が出ているのが分かる上、高いところに置いても、少々広い部屋に置いても鮮明に聞こえます。
弱点といえば、バックライトが無い点、赤白のライン入力端子が無い点ぐらいでしょうか。しかし変換コネクタを使えば PC 用にでも何用にでも使えるので、別に気にしないことにしましょう。FL 管もバックライトも無いということは、反対に、それが切れることは絶対にないということです (高級感は一格落ちますが、90 と 80 とではレア価格が五倍から十倍ほど違うので、音質が同じならオススメは 80 です。これは RX-DT9 と 99 についても同じ) 。

バックライトは後継の X750 までおあずけ

▲ バックライトは後継の X750 までおあずけ

バブルラジカセ | 四角い系バブカセの終焉とビクターの新たなる門出

機体自体は X90 の廉価版といったところですが、『バブルラジカセ博物館』 さんの発売年表を見ていると、ベースモデルである X90 の発売が 88 年、ソニーの 900 が 89 年 (当機種と同じ) 、松下の DT99 が 90 年という流れを考えますと、音質にこだわるビクターが 「音も大切だけどデザインも今風にせねば !」 と焦って RC-X750 を出したように思われます。全然違かったりしてな。
しかし、ソニーのソナホークと松下のコブラトップが、従来の大艦巨砲主義を捨てて独自の形状路線を歩み始めたのに対し、ビクターは後に X999 という、それこそ大艦巨砲主義の権化のようなマシンや、ドラムカンのような悪ふざけとしか思えないマシンを世に送り出してしまうのですから面白いもの。世のセダン車が流線型のシルエットに向かったよう、この X80 は 「ラジカセといえば四角」 という概念を背負った最後のラジカセであり、あだち充の漫画に出てきそうなオーディオの系譜はここで一度途絶えることになるのです。

ベーシックなモデルといえば、この機種か

▲ ベーシックなモデルといえば、この機種か

バブルラジカセ | バブカセとは何かを教えてくれるスタンダードな一台

LIVE PHONIC はなかなかに良い機能ではあるのですが、これは正直な話、かなり使い所が限られるものです。と申しますのも、この機能を使ったまま歌謡曲を流すと、イマイチ声が聞こえません。ライブ DVD でアーティストが観客に 「それじゃあみんな元気出していこーかー !!」 と叫んでる感じで、辛うじて歌が聞こえるのみ。反面、著名なクラシック音楽やスーファミ時代までのゲーム音楽のように、メロディがハッキリしている曲では効果抜群。性能は良いくせに、そこそこ弾もあって安い点が、この機種の魅力です。

コストパフォーマンスの高さで勝負したい
▲ コストパフォーマンスの高さで勝負したい
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