松本人志・高須光聖「放送室」 第001回〜第009回
001 : あ / 愛
2001年10月04日放送
■ 解説
記念すべき第一回目。番組コンセプトは 「誰にも教えるな」 、松ちゃん自身が 「マイナーな感じにしたい」 と語る。テーマの 「あ」 は 「愛」 からスタートして、 「ありがとう」 、更に野良犬への愛、後輩への愛へと話は流れ、CM を明けては 「相方」 、そして後輩との距離や今後幾度となく登場する山下しげのり氏のデリカシーのない行動は実は第一回から語られていました。そして最後は二人の地元の 「尼崎」 。大阪と東京を行き来していた頃の思い出話で、初の放送は締め括られる。
音楽 : あぁエキセントリック少年ボウイ / エキセントリック少年ボウイオールスターズ
浜田雅功
■ 解説
いわずと知れた、ダウンタウンのツッコミ。学生時代から知る松本・高須両氏ともに付き合いは深く、浜田氏が話題に上るときは 「浜田はホンマにアホやからなあ」 と愛情をこめた罵りが与えられる。ちなみに、幼稚園時代を知る高須氏のほうが、幾ぶん浜ちゃんとの付き合いは長い。武道館公録の際、一度だけ放送室に出演した。
002 : い / 伊東
2001年10月11日放送
■ 解説
第二回目は、頭でチョロっと 「板尾」 を触り、松ちゃんの小学生時代の相方・伊東氏からスタート。潮小学校の笑いのレベルの高さや、当時から松ちゃんが持っていた、ズバ抜けた漫才の才能についても語られる。そして松ちゃんと伊東氏・浜ちゃんとの三角関係や、浜ちゃんとの喧嘩から伊東氏の 「大失恋」 、あれは 「人生の分岐点やった」 と松ちゃんはポツリ。更に高須ちゃんとの再会や、 CM を明けては新米作家時代としての悶々とした日々のエピソード、ダウンタウン繁栄の陰にある浜ちゃんの 「図太さ」 に感謝 (?) して、この回は終わる。
■ 今日のお気に入りトーク : 「松っつんと遊ばなくなって」
高須「だって伊東は、もう遊ぶ人間変わったもん」
松本「変わったなあ」
高須「うん。全然変わったもん。クラスのヤツと遊ぶようになったもん、もう」
松本「町田とか、そんな」
高須「町田とか」
松本「物っ凄いデブの……」
高須「春田とか」
松本「なんにもオモロナイ奴と遊んでたもんなあ」
高須「はははっ ! ……聞いとるかも知れへんねん、それなあ ?」
松本「はははっ !」
高須「町田と」
松本「うん」
高須「町田とか。……もうそれ、なんや…… なんや、もう一人おったなあ。
瀬々名やったかなあ…… なんかそんな奴が、おったわ」
松本「ははははは ! ……瀬々名…… !」
高須「そんな、感じの…… 亀井とかな。ははははは !
――そういう感じで、アットホームな笑いで、もう……
なんや、自分の人生をそれで良しとしてしもうたんや」
音楽 : いい日旅立ち / 山口百恵
003 : う / 鬱
2001年10月18日放送
■ 解説
第三回目は、 「夢で逢えたら」 時代からの付き合いの 「ウンナン」 について。話は 「やるやら」 事故後の一件を経て、松ちゃんのイイ人披露へと移り、実は浜ちゃんが 「ショーケン」 (萩原健一) に憧れていたことも明らかになる。 CM を明けてはテーマは 「鬱」 に。 AB 型の人間が周囲に巻き起こすテンションのバキューミングと、その逆に高須ちゃんが持つ脅威の爽へとトークは流れ、最後は、未だ見ぬ我が子の存在が、いつか芸人の自分に与えるであろう悪影響について松ちゃんは語った。
■ 今日のお気に入りトーク : 「鬱過ぎて」
高須「でも、AB 型とか物凄い……」
松本「AB はヒドイ !!」
高須「ヒドイやろー ?」
松本「あれ、何 ?!」
高須「あれ、分からん。気ィ使わすわ !
……こう、みんなに。あれ、何やろうなあ ?」
松本「あのー…… だから、紳助兄ヤンもそう。 AB やからあの人」
高須「ああそう」
松本「ほいでね、たまーに、もう、 "おはようございまーす" ってなったときに
もう物凄い "シャクレかた" をしてるわけや、もうそのー……」
高須「鬱過ぎて !」
松本「はははははっ !」
高須「鬱過ぎて伸びまくってんねや、グァーッと !」
音楽 : 青春時代 / 森田公一とトップギャラン
004 : え / 絵
2001年10月25日放送
■ 解説
第四回目は、イロハの前に 9・11 関連の話題から入り、大事件の後のトークのしづらさを語る。そして例の 「JFN37局ネットで」 のクダリから、 「周囲に怒られなくなってきている」 ことにも感じ入っていた。 「絵」 をテーマに移しては、少年時代抱いた漫画家への夢から 「九九」 へと流れ、 CM を明けては、 「ゴッホ」 、更に広く 「芸術」 、そしてホームの 「コント」 に戻っては、 「人間のカッコ悪さ」 に 「愛」 があると語り、それを表現するために用いられる 「憑依芸」 の話題へと流れ着いた。
■ 今日のお気に入りトーク : 「この番組は TOKYO FM をキーステーションに」
高須「これ言うとかなアカンねんな」
松本「言うとかなどうなんの」
高須「わっかれへん。怖っわ〜い顔されんのかなあ」
松本「一回言わんとやってみたら、どんな感じになんのやろな」
高須「プロデューサーの人が、ちょっと怒るかも知れんなあ」
松本「ははは……」
高須「ははは、まあ怒りはせんやろけど」
松本「車、ちゃうとこに停められてるかも知れんで」
高須「うわイヤやなあ、それ !」
松本「はっはっはっはっはっ……」
音楽 : 雨やどり / さだまさし
005 : お / お笑い
2001年11月01日放送
■ 解説
第五回目のオープニングは、荒々しい小学校低学年時代の高須ちゃんについてから始まり、テーマは 「男と女」 。 「娘さんを下さい」 、 「お前にはやらん」 に隠された、オスとメスが持つジェラシーを暴く。CM を明けては、 「お笑い」 から、若手芸人が通る 「お笑いパスポート (先輩の大物芸人が番組を通じて発行する) 」 を、ダウンタウン・グループの後輩たちはいつそれを得たのか、更にダウンタウンはそれを誰からも貰っていないこと、吉本興業の仰天の営業方法や、松ちゃんのオリジナリティーについてと、話は目まぐるしく移り変わる。
■ 今日のお気に入りトーク : 「孤独な老後」
松本「最終的に結婚もせんと、ホンマに独りで、あのー……
部屋で気ィ付いたら死んでた、ってなったときは誰が責任持ってくれんのよ」
高須「それ…… 責任って言われても……」
松本「ははははは !」
高須「それ、吉本のマネージャーが何かしてくれるやろ。
――吉本の田島か何かが」
松本「でも、その頃の若いマネージャーは、 "マツモ……ト ?" 」
高須「 "誰 ?" 」
松本「 "だ、誰 ?!" ……っていう感じかも分かれへんで ?」
高須「そうや。もう、そうや」
松本「 "何やねん、あのジジイ…… アレ……" 」
高須「 "おもんないジジイやなあ " 」
松本「はははははっ ! …… "おんなじ事ばっかり言うとんでー" 」
高須「 "あれまた先週もあれ言うとったんやがなー !" 」
松本「ははははは……」
音楽 : Grandma Is Still Alive / GEISHA GIRLS
006 : か / 見たい
2001年11月08日放送
■ 解説
まだ 「ふわふわする」 との第六回目。 「カニ」 をキャンセルして、出てきたのは 「海外」 。 「電波少年」 の企画 SASUKE を通じてアメリカ論を語り、制作秘話や、国際派芸人への道、 CM を明けては高須ちゃんの国際派放送作家への道と、その原動力 「見たい !」 のエピソードが並んだ。更にはタイムマシン話へと発展して、松ちゃんの写真嫌い、浜ちゃんの味覚と、その 「素の状態」 、人生のテーマが 「嘗められてるか、嘗められてないか」 であることを暴いて、エンディングを迎えた。
■ 今日のお気に入りトーク : 「レール」
松本「だから、あのー……
レールに乗せよう乗せようと、高須はするワケよ」
高須「うん」
松本「それを、 "なかなか乗らない松本" ――」
高須「うん、なるほど」
松本「これが、理想なんやんか」
高須「よっしゃ、じゃあそれで行こう」
松本「むしろ、俺がもう、乗さそうとしている感じやもんね」
高須「そんなことない。何言うてんねんな。物凄い、俺もう……」
松本「煙ばっかり吐いてるで、自分」
高須「えっ ?! そんな煙ばっかり……」
松本「ムカチ懐かしい―― 蒸気機関車の……」
高須「…… "ムカチ" って !」
松本「はははははっ !」
音楽 : 馬鹿田高校校歌 / 松本人志 , 浜田雅功 , 東野幸治 , 蔵野孝洋 , 今田耕司
007 : き / 発明
2001年11月15日放送
■ 解説
第七回目は、高須ちゃんの体調から。 「お前らは小動物」 と笑う松ちゃんは 「ええムネ筋」 を持っているらしい。テーマに移っては 「欽ちゃん (大将) 」 へ。旅行明けの仕事の辛さや、喋りだけで見せる芸人の難しさを語る。戻っては 「木村拓哉」 、松ちゃんのウンコで CM を明けると、新しいマンションでのオーブン・トースターの話、大発明品ティッシュ・ペーパーの話へと。更に発展して医療ミス、車の運転技術、極めついては 「世の中のアホ」 について、怒りの弾劾で番組は終わる。
音楽 : 欲望の街 / ダウンタウン・ブギウギ・バンド
尼崎
■ 解説
兵庫県第四の都市。愛称は 「アマ」。松本高須両氏の出身地であり、番組中は潮江小学校・大成中学校時代のエピソードが語られることが多く、両氏の親友にまつわる思い出話から、今や地元に住む人間すら分からないであろうかつての商店街の思い出まで、尼崎をテーマにしたトークは幅が広い。高須氏の「やっぱりおかしな街やったんやて」 の締めで終わることが慣例である。行政区分としては兵庫に属する都市ながら、大阪府に隣接しているため、気質的には近いものがあるようだ。首都圏でたとえると、東京から見た浦和、野田などの関係に近いか。
008 : く / 特撮
2001年11月22日放送
■ 解説
第八回目は、出演作品が店で流れ出したときの気まずさからスタート。テーマに入っては前回に引き続いて 「車」 。酷いドライバーへの攻撃、経て 「久米宏」 関係で、文化人や報道番組、更には大衆向け番組と、作り込まれた番組の話題へ。 CM を明けては仮面ライダーなど特撮モノ、アニメのトークに入って 「なぜ子供に人気があったのか」 と、永井豪、藤子・ F ・不二夫の分析に向かう。 「クジ運」 、 「苦労」 と繋いで 「コント」 にまつわるモノ作り論と、この回は送り手から観た大衆論が熱く語られた。
■ 今日のお気に入りトーク : 「スペクトルマン」
高須「あのー…… またこれ昔のヤツで申し訳ないけど」
松本「うん」
高須「あのー…… "変身願います" 言うて。変身を、こう……
OK して貰わなあかん、スペクトルマンいうのがあったやんか」
松本「ははは……」
高須「なんの…… 許可がいるねん !!」
松本「はっはっはっはっはっ !!」
音楽 : 戦え ! 仮面ライダー V3 / 宮内洋とザ・スウィンガーズ
009 : け / 携帯
2001年11月29日放送
■ 解説
新しいスタジオで送る第九回目。原因はタバコらしい。テーマ前は 「ものごっつ」 絡みのコントの話から、テーマに入っては 「携帯」 。付けられた無駄な機能や、逆に必要な機能、そして携帯を離れては世間に蔓延する 「豹柄」 製品と、その裏にある幼児化を斬る。 CM を明けるとプロジェクト X 、更に再び禁煙話へと戻り、そしてトークは 「結婚」 へと流れて、 「子育て」 の話は二人の父親や浜田一家の関係性ををメインに、更にはオナニーと性欲の話へと巡ってエンディングに。
■ 今日のお気に入りトーク : 「新しいスタジオ」
松本「特にこれー、あのー、こっちのスタジオになって。もう……」
高須「もう、物凄いフレンドリーやし」
松本「凄いですよ」
高須「人の家みたいになってるもんな」
松本「人の家みたいですよ、もう。
あのー、カドが、ほとんどもう擦り切れてんねん。壁という壁の。
…… "猫おんのかい" みたいな……」
高須「ははははは !」
音楽 : ヘッドライトテールライト / 中島みゆき
なんやねん !!
■ 解説
高須ちゃんが噛んだり、言葉に詰まったりした時に飛び出すフレーズ。本気で怒ってるような勢いの強さが特徴。番組初期、高須ちゃんが長時間の喋りに慣れていなかった頃、頻繁に使われた。近年でも時おり放たれる。






