最初に
管理人挨拶
"ガンダム" という作品が初めて創作されて、 20 年の以上の歳月が過ぎた。
その間に "ガンダム" は原作者・富野由悠季氏の手から離れ、彼以外の名の知れた監督や小説家、あるいは漫画家、果てには無名の創作家までも 、"ガンダム" にまつわる作品を作り続けてきた。
外伝的アニメ作品に OVA 、ノベルにコミック、最近では TV ゲームや TRPG 、遊園地のアトラクションと、その裾野は着実に拡がり続けている。――しかし、ガンダム・ワールドの拡大と比例して、原作者の作品以上に評価を受ける作品まで出始めてきた。無論、そこまで達せずとも、人気のある作品は多い。
だがそれらは、えてして " サンライズ公式 " の枠からはみ出るものが少なくないのである。それらは "公式" でない故に知名度も低く、今まで蔑ろな扱いをされてきた。近年ファンからの要望によって 『G ジェネ』 や『ギレン』といったお祭りゲームに登場したりもしているが、それらへの世間からの認知は、まだまだ薄いといわざるを得ない。
ここでは、そんな 「世の中から忘れ去られたガンダム」 たちについて取り扱っている。是非ともここで、 "消されたガンダム" たちのことを思い出してあげてほしい。
凡例
(1) 見出し
1 ) 配列は原則として現代かなづかいによる五十音順とする。
2 ) 英字や数字から始まる場合は、それの音を優先させて五十音順に組み込んである。
唯一の例外は、日本名の兄弟で " 一郎・二郎・三郎 " の場合。
観やすさと兄貴のプライドを考慮して長男から順に並べている。
3 ) 名称は、通り名を重んじる。シャア・アズナブルを "キャスバル・レム・ダイクン" と本名で扱わず、あるいは、竹中半兵衛を竹中重治のように史学的な諱優先で記さず、ファンの通りの良い名称で記すことで、事典としての引きやすさを確保するよう努めている。そのため、ランバ・ラルのようにフルネームで呼ばれることの多いキャラクターのことを他項で扱う際は "ランバラル" のようにファースト・ラストネームの区切り点を崩した名称で、パプティマス・シロッコのように、ラストネームが通り名という富野法則から外れたキャラクターもまた、その通りに記している。
(2) 本文
1 ) セリフの引用は 「 」 で囲った。
2 ) 作品名の引用は 『 』 で囲った。
3 ) 単語の引用は " " で囲った。
4 ) 暦年は宇宙世紀ほか作品に沿った表記を用いた。
5 ) 斜め字体で引用したセリフは、名ゼリフと呼ばれるものよりも編者が何気に好きなものを優先して記載した。
(3) カラーリング
地球連邦
地球連邦政府・軍部に用いられる。軍服のカラーリングをモチーフとする。
ホワイトベース
ホワイトベース乗組員に用いられる。軍服のカラーリングをモチーフとする。
エゥーゴ
エゥーゴ将兵に用いられる。ノーマルスーツのカラーリングをモチーフとする。
ティターンズ
ティターンズ将兵に用いられる。ノーマルスーツのカラーリングをモチーフとする。
リガ・ミリティア
リガ・ミリティア構成員に用いられる。MS ガンイージのカラーリングをモチーフとする。
マハ
ダーゴル麾下マンハンター (スペース・マハ) およびホンコン・マハ隊員に用いられる。旗艦マハ・ゲイジスの艦体色をモチーフとする。
フリーデン&サテリコン
フリーデン乗組員およびサテリコン構成員に用いられる。ジャミル艦長のイメージカラーをモチーフとする。
新地球連邦
ガンダムXにおける新地球連邦および旧地球連邦軍将兵に用いられる。新連邦軍の軍服をモチーフとする。
地球圏統一連合
地球圏統一連合軍将兵およびロームフェラー財団関係者守旧派に用いられる。デルマイユ公爵の礼服をモチーフとする。
OZ
OZ (プライズ、スペシャルズ含む) 将兵に用いられる。トレーズ総帥のイメージカラーをモチーフとする。
ゼクス・マーキス
ゼクス・マーキスに用いられる。MS ガンダムエピオンのカラーリングをモチーフとする。
ピースクラフト
ピースクラフト家およびその家臣に用いられる。リリーナのイメージカラーをモチーフとする。
マリーメイア軍
マリーメイア軍将兵に用いられる。マリーメイア、デギム総帥のイメージカラーをモチーフとする。
ガンダムファイター
デビルガンダム討伐に赴いたガンダムファイターに用いられる。ドモンのファイティングスーツのカラーをモチーフとする。
ミリシャ
正暦時代の地球市民およびミリシャ将兵に用いる。MS カプルのカラーリングをモチーフとする。
サージェイ
サージェイ将兵および戦艦ショウカク搭乗民間人に用いられる。日章旗をモチーフとする。
ネフポ
ネフポ将兵およびネオ・フリーメイソンリーに用いられる。国際連合のパーソナルカラーをモチーフとする。
アナハイム・エレクトロニクス
アナハイム・エレクトロニクス社スタッフおよび傘下企業スタッフに用いられる。女性スタッフの制服をモチーフとする。
ジオン公国
ジオン公国政府・軍部に用いられる。軍服のカラーリングをモチーフとする。
ザビ家
ザビ家一党に用いられる。ギレン、キシリアの軍服をモチーフとする。
シャア・アズナブル
シャアおよび再興ネオジオン将兵、ならびにハウエル麾下ネオジオン、オールズモビルに用いられる。シャアのパーソナルカラーをモチーフとする。
ランバ・ラル
ランバラルおよびラル隊員に用いられる。ランバラルのパーソナルカラーをモチーフとする。
黒い三連星
黒い三連星メンバーに用いられる。黒い三連星のパーソナルカラーをモチーフとする。
デラーズフリート
デラーズフリート将兵に用いられる。ガトー、グラードルの軍服 (旧軍の色指定違いか) をモチーフとする。
シーマ艦隊
シーマ艦隊構成員に用いられる。シーマのイメージカラーをモチーフとする。
アクシズ
アクシズおよびハマーン麾下ネオジオン将兵、カラードに用いられる。ハマーンのイメージカラーをモチーフとする。
シロッコ
シロッコおよび木星船団構成員、ならびにシロッコ共鳴者に用いられる。シロッコのイメージカラーをモチーフとする。
マフティー・ナビーユ・エリン
マフティー (僭称含む) 構成員に用いられる。ハサウェイのノーマルスーツと頭髪色をモチーフとする。
クロスボーン・バンガード
ブッホ・コンツェルンおよびカロッゾ麾下クロスボーン・バンガード将兵、ならびにマザー・バンガード構成員に用いられる。軍服のカラーリングをモチーフとする。
木星帝国
木星帝国政府および軍部に用いられる。太陽系第五惑星・木星のイメージカラーをモチーフとする。
ザンスカール帝国
ザンスカール帝国政府および軍部に用いられる。軍服のカラーリングをモチーフとする。
ズィー・ジオン
ズィー・オーガニゼーション構成員に用いられる。MM ガイア・ギアαのカラーリングをモチーフとする。
宇宙革命軍
宇宙革命軍政府・軍部に用いられる。ザイデル総統のイメージカラーをモチーフとする。
コロニー革命軍
コロニー革命軍 (ホワイトファング離反勢力) に用いられる。ヒイロの私服をモチーフとする。
ホワイトファング
ホワイトファング構成員に用いられる。カーンズの戦闘服をモチーフとする。
デビルガンダム軍団
東方不敗マスターアジアおよびデビルガンダム軍団に用いられる。東方不敗のイメージカラーをモチーフとする。
ムーンレィス
女王デイアナおよびムーンレィス市民に用いられる。ディアナの儀礼服をモチーフとする。
ディアナ・カウンター
ディアナ・カウンター将兵に用いられる。軍服のカラーリングをモチーフとする。
ギンガナム艦隊
ギンガナム艦隊将兵に用いられる。ノーマルスーツのカラーリングをモチーフとする。
???
これらカテゴリーに属さない、個別のカラーリング区分を持ったキャラクターもいるぞ !! 久川お気に入りで、特に女の子が多いらしいから、みんなも探してみよう !! (少年誌ぽく)
ガンダムのおおまかな通史
人類がその生活の場を宇宙へと移してから約半世紀――。
「地球連邦」と呼ばれる国連組織は、宇宙に 7 つのコロニー群を管理していた。彼らの宇宙支配は、植民地を扱うかのごとく高圧を極め、ついには一つのコロニー群を武装蜂起させるに到る。立ち上がったのはそのコロニー群のうちのひとつ、ジオン公国。彼らはギレン・ザビ指導の下、連邦に対して宣戦を布告。世界人口の半分を死傷せしめる暴挙に出た。しかし、所詮は「資源」という地盤を持たないジオンに勝ち目はなく、一年後には敢えなく敗戦を迎え、連邦の専横は再開されるのである。
それから 3 年、宇宙の暗礁地帯に逃れたジオン公国の残党は、デラーズ・フリートを名乗り、連邦に対して再び戦いを挑む。彼らにかつてのジオンほどの戦力はなかったが、その士気は高く、地球に潜む同志と連携することで、連邦に一泡吹かせることに成功する。だが、彼らをはじめとした反地球連邦組織の過激な振る舞いは、反宇宙移民者層の態度を頑なにし、連邦に、治安部隊ティターンズの結成を許した。彼らは反ジオンを掲げつつも、宇宙移民者弾圧の官憲として、 30バンチ事件を引き起こす。一方、連邦軍の中でも良識ある将校は、エゥーゴを組織しそれに対抗。連邦軍内部において、両者は激しい抗争を繰り広げた。一年戦争から 7 年の後のことである。
この連邦内部の内紛に乗じ、再度のジオン席捲を目論んだのが、ジオン残党の最大勢力「アクシズ」。彼らはハマーン指導の下で活動を再開し、それに呼応するよう、地球の各地に潜んでいた残党も動き出した。対するティターンズは、エゥーゴとの戦いに疲弊して本来の目的に対処できず、さらに、シロッコといった組織内の親宇宙移民者を排することもできず、結果としてアクシズの地球侵攻、一年後のネオ・ジオンの設立を許すこととなった。
旧ジオンすら達せられなかった「連邦政府占領」を果たしたネオ・ジオンながら、彼らの地球支配は永くは続かなかった。王女ミネバを御旗とするハマーンと、旧ジオンの指導者・デギンの血を引くと称するグレミーの間で組織は二派に割れ、グレミーはハマーン排除を画策。これを斥けたハマーンも、エゥーゴの残存勢力によって討ち取られてしまうのである。以降、連邦の主流は、政・軍ともにエゥーゴ的寄りの者たちで固められることになった。
かくてネオ・ジオンは滅び、ギレン・ミネバ・グレミーと続くザビ家の血の怨恨も断たれたが、連邦のジオンに対する不安は消えることはなかった。それは、ジオンの子であるシャアの存在のためである。かつてザビ家は、ジオン建国運動の最中、新国家のトップに立つという野望のもと、指導者ジオンを暗殺した。その後ザビ家は連邦を前に敗れたが、ジオンの子はザビ家から逃れ、ジオン軍、アクシズ、エゥーゴの三組織を渡り歩き、この乱世を生き延びていたのである。ザビ家が滅亡し、時機満ちるに到って、シャアはネオ・ジオンを再興。彼に対処すべく、連邦はロンド・ベルを結成した。両軍は、小惑星基地アクシズの地球落下を巡ってぶつかり、連邦宇宙軍の本部を急襲するなど、戦果を挙げたネオ・ジオンながら、指導者シャアが前線で行方不明になると、ついには瓦解した。
その後は各所で小さな騒乱はあったものの平和の時代が続き、連邦の大幅な軍備縮小により招いたコスモ・バビロニア建国戦争、各コロニー群同士による宇宙戦国時代、連邦内部の人狩り組織マハの台頭、 7 次 ( DOME に関わる動乱も含めれば 8 次 ) にもわたる宇宙戦争を経、「賞金稼ぎ」たちの跋扈する暗黒の時代の末に、宇宙世紀は終結した。
それから先、地球を支配したのは「地球圏統一国家」。彼らはロームフェラー財団と結託、「OZ」を組織してコロニー革命軍を鎮圧するものの、ホワイトファングの成立や、財団内部の派閥抗争、さらに、旧革命軍の少年たちや、サンクキングダムの忘れ形見リリーナといった様々な抵抗によって倒され、宇宙には再び安定の時代が訪れた。
ところがその後、連邦の創設によって消滅したかに思われた地球世紀時代の国家体制が、何らかの形で復活。「ネオ」と名の付くコロニー群の対立が深まる。これは「ガンダムファイト」の提唱により、一時解決されたに見えたが、デビルガンダムの出現は、人類の生存圏は致命的なまでに脅かした。
それから先、人類がこの宇宙においてどのような歴史を送ったのか――。
一説によれば、このデビルガンダムの撒き散らした DG 細胞に屈して、彼らは外宇宙に旅立ったとも、あるいは、突然の天変地異により大半が死滅したとも伝えられているが、詳しくは不明である。それでも、これらの歴史が、その後一機のヒゲのついたガンダムによって消し去られたことだけは、ハッキリとしている。
そして、これらの歴史は、人々に「黒歴史」として封印され、恐れられた。
上に述べたような歴史の流れは、以下の一覧で確認してもらいたい。しかしこれはあくまでアンオフィシャルなもの、簡単な設定の時代考証によって導き出されたものであるため、これが必ずしも正しい「黒歴史」かどうかは解らない。そして、原作の富野監督自身今だ正式な「黒歴史」の流れについてはコメントしていないため、確認のしようがないのも事実である。
1 , AD ( 現代 )
2 , UC ( 初代や Z ガンダム )
3 , AW ( X や PS 版格闘ゲーム )
4 , AC ( ガンダム W )
5 , CE ( ガンダム SEED )
6 , FC ( G ガンダム )
7 , 正暦 ( ∀ガンダム )
これが、筆者の考える「黒歴史」の内訳である。
しかし、技術的時代考証に矛盾はなくとも放映順はバラバラであったり、「AW は UC のパラレルワールド的存在」という考えこそが通説であったり、「AW 〜 AC 間のハイドラガンダム」という矛盾を孕んでいたりと、確かに認めざるをえない無理、矛盾も多々ある。その上で、「FC が正暦のひとつ前」という説は揺るがぬとしても、アンソロジー・コミックである『強化人間物語』や『デュアル・ハーツ』を「黒歴史」のひとつとして考えた場合、『ガイア・ギア』以降の UC ですら、まだまだ多くの考える余地を含んでいるのである ( 実は PS2 版 『 G - SAVIOUR 』さえも、その歴史を塗り替えようとしている ) 。
だからこそガンダムはオモシロイ !! ……って、こんな締め方はダメですか ?
よくあるといえばあるが、ないといえばない類のご質問
Q. こちとら知りたいキャラがおるけえ、ワザワザ見に来てやっちょるんぞ ? ほいじゃあちゅうて、ハマーンもハサウェイもおらなんだら、ワシら何しに来たか全然解らんじゃないの。(呉市・広能さん)
A.当サイトでは、原則として一キャラ一枠の持ちスペースとなっております。よってキャラが入り込むのは「その人物が一番活躍した作品」と定めており、筆者の独断で、例えばハマーンなら Z よりも ZZ 、ハサウェイなら Z や逆シャアよりも閃ハサといった具合に初登場とは異なる場所に配置されている場合がございます。予めご了承ください。
Q. キャラクターの階級がちごとるやないかい。軍隊での階級いうたらワシらの勲章とおんなじなんや。おどれらカタギのモンにはわからんやろが、ちったあお国のために働く兵隊さんのことも考えたらんかい、このアンダラボケカスコラア。(神戸市・岩井さん)
A.当サイトでは、基本的には初回登場の階級から最終階級までを「〜」表記で載せておりますが、一部に記入漏れがある場合がございます。訂正に努力しておりますが、到らぬ点は何卒ご容赦ください。なお、「死後二階級特進」は作品の性質上混乱を来たす惧れがあるため扱わず、生前の最終階級を掲載しております。
Q. こんなは何してワルモンばっかに肩入れして、正義の味方ボロクソに書きよるん。ライヤーじゃタシロじゃ言われてもワシら名前も知らんでの、そがあなモンに枠割くんヤメえやあ。(金子信雄さん)
A.当サイトには、「名前も知らないようなキャラクターを書き記し世のガンダムファンのためになる」というコンセプトの他に、もうひとつ大きな運営理念があります。それは「製作者が書いてて気持ち良くなれること」です。つまるところはオナ〜ニです。というかそっちのほうがデカイです。長いこと続けて来られたのもそれが所以で、敵味方の陣営を問わず、久川は「階級だけが高くてゾンザイな悪者」が好きなのです。まあ実際に下に付いたらイヤでしょうが。
