F・Φ・U
アンナ
「今日が当直」だというヘラスIIのクルー。セミロングの金髪とフランス人形のような美しい顔立ちをしている。さきの戦闘における艦の被害、そしてロスタイムを報告にユレルのもとへ現れた。マリアンヌの「ブリッジは汗臭い」という言葉にムッとしていた他、彼女の存在について疑いをもつ。
フェルディナン
恐らくはマリアンヌの部下として、MSの開発にあたっていた技術士官。何らかの理由により軍部で窮地に立たされたものと思われる。そして亡命を望むマリアンヌに「あなたが亡命をしたところで無意味」だと諭したが聞き入れられず、結局彼自身はジオン軍に残った。そんな彼をマリアンヌは「生きるって事が解らないのか」と感じていたようである。
ホーレム中尉
ヘラスIIに対し二度にわたって強襲を掛けた旧ザクのパイロット。お付きの部下と撃墜数を競っており、5の3で負けている。一度はヘラスIIを窮地に追い込むも逃げられ、再び襲撃するも艦の砲撃により撤退、隕石の間を縫いつつ三度襲撃するも、まぐれ当たりの左舷メガ粒子砲によって散った。燃料不足の旧ザクで、本当に粘る青年である。生前はジオン本国へ帰還することを期待していた。
マッケスン
あどけない顔つきのヘラスIIのオペレーター。ユレルの命ずるまま、逃げる旧ザク(ホーレム機)の探索を続けた。その際もちいた手段は熱源追跡とミノフスキー粒子の全周囲警戒。
マリアンヌ・ルイス
かつてはジオン軍でMSの開発を手掛けていた黒髪の女科学者。ラフでいい加減な性格のため艦内で喫煙、戦闘配備中に風呂にも入る。何らかの理由で連邦への亡命を決意、ヘラスIIに乗って連邦の尼寺たるサイド7へ逃げ込んだ。その最中に艦が襲撃されたところをみると、ジオン軍にとって彼女は既に邪魔者だったのだろう。その後は連邦のもとでガンダムの試作1号機を作り上げ、「最低」という言葉を残して何処かへ消える。まさに「自分に正直な性格」であった。ちなみに彼女にとって連邦の一体何が最低だったのかは、察するばかりである。
「ジタバタと見苦しいわね」
ユレル
ヘラスIIの艦長を勤める髭面の中年将校。はにかまない皮肉屋で、彼女のせいで艦が狙われていると知りながらマリアンヌとトレンディドラマな応酬をしていた。しかし戦時においては頼りになる男であり、MSはおろか戦闘機すら搭載していない巡洋艦にあって、艦砲射撃だけでザクを追い払ってしまうほどの指揮能力を見せた。ガンダム史に「IF」は禁物ではないので書くが、もし彼が暗愚な艦長であればマリアンヌは死んでいたワケで、一年戦争における連邦の勝利は大分遅れていたか、もしくは無かったことになる。
「船から蹴り出してやる―――」
ロゼ
ヘラスIIに乗っていた民間人の少女。奇妙な言葉を口走るのでセイラから気味悪がられていて、それを「カンが強いせい」と説明されていた。しかしこの言動は明らかなニュータイプのソレである。容姿はセイラと同じような金髪、しかし背丈はまだ子供。突然のMSの襲撃に悲鳴をあげる幼さももっている。結局作中最も謎の残るキャラクターであった。
「またあの黒い影が近づいてくるの。まるで冷たい氷みたいな…」
