SDガンダム英雄伝
マイン・ロード
本作の主人公の少年。その正体は、勇座と双子の兄弟にして、ガンダム乗りの血を引く選ばれし者。少年コミックの主人公にしては気が弱く、機兵で攻め込んできた相手にまで平和を説く、話し合い至上主義者。トゥルーオデッセイの場合は「少しは話を聞け」だったが、本作の場合は「話し合いで何とかなる状況じゃない」。幾多のザード軍将帥を退け、ついにはデビルガンダムをも撃破。世界に平和をもたらした。
オルドー・ロード
フレッドの実父・マインの義父。十年前の「大戦」でラクロアの勇者として戦い、大陸に平和をもたらした。その時の相棒はシス。戦後は後進の指導にあたり、フレイに団長の座を譲った。ザード軍の侵攻にゼータで立ち向かうが、ジオダンテ化したインエイに喰われ、命を落とす。絶命の間近、マインの実父がザード28世であることを伝えた。
フレッド・ロード
オルドーの実子。マインとは義理の兄弟だが、とても仲が良い。強気な性格と、ニコロから無理矢理ゆずってもらったブルーディスティニーを駆り、そこそこの実力を見せる。――が、反戦平和主義者のマインが、ガンダムで活躍する姿にわずかな嫉妬を覚え、そこをディスティーナに突かれた。一時は敵として現れるが、正気を取り戻した後はヤムチャ的な立ち位置でデビルガンダム撃破に協力した。
シルフィ・ミズリア
十年前の英雄・シスの娘。ガンダムウイングを駆り、マインのアシストに尽くす。聖なる魔法の使い手として、終盤まで「強さのインフレ」に巻き込まれることなく戦い抜いた。性格はキツ過ぎずナヨ過ぎず、フラウボゥのような立ち位置である。ちなみにハローネというハロもどきな鳥を飼っており、冒険中いつも付き添っている。
シス・ミズリア
ヒロイン・シルフィの父にして、オルドーと共にラクロアの軍事を支える、十年前の英雄。アバン先生系。特にこれといった活躍所はなかったが、マインを支えたいという愛娘の言葉には理解を示し、ガンダムウイングを貸し与えた。
フレイ・リーデンス
オルドーが現役を退いた後の、ラクロア騎士団長。エリート部隊・第一小隊の指揮官を兼ねる。F91を駆り、凶暴化したモンスターたちを薙ぎ払った。ヤムチャとか天津飯のポジションなのでさしたる活躍はないが、終盤ラファエルとの一騎打ちはナカナカの見物である。ヴェスバーを使いこなし、ラクロアでの借りを返した。スワン版では、ペディアとの絡みも。
真導勇座
主人公マインの双子の兄弟。祖国を裏切った義理の兄弟・雷破を追って、天宮から遙かラクロアの地までやってきた。ガンダム乗りのマインに弱さを感じ、一時は責め立てるも、彼の芯に強さを感じ、雷破に対する自身の敗北もあって、味方することを決めた。武者ガンダムの乗り手として、多くのザード将帥を撃退する。余談ながら、彼の名は「YOU(あなた)」を意味し、マインは「my」、ヒムは「him」といったように、作品通して割りとシンプルに命名されている。
紫苑華月
勇座と道を行く、天宮の忍者。十年前の英雄・影月を父に持つ。ラーメン屋の娘ではない。優れた忍術の使い手ながら、勇座のサポートに徹していた。顔立ちはキレイで物腰も柔らかいが、登場キャラクター全員が三等身なので、どうしても子供っぽく見えてしまう。
真導雷破
天宮を裏切り、ザードに仕えた将軍。大善の実子ながら、サイサリスを奪って逃亡した。勇座と剣を交え、瞬滅之焔の威力で完膚無きまでに叩きのめすも、ヒムの攻撃から守られたことで動揺、サークイシー戦では勇座に味方する。以降、ベジータとかヒュンケルとかあの立ち位置で、天宮に帰参した。父・大善のゼータを復元して与えられたことに感激し、天承に深く頭を垂れる。
真導大善
雷破の実父・勇座の義父。オルドーと同じ、天宮側の英雄。剣の達人。実子と養子を分け隔て無く育てた。勇座出生の秘密を、雷破にだけは教えていたようである。
ハローネ
シルフィが飼っている鳥。ハロそっくりで、「ハローネ」と鳴く。どうやらコレ一匹だけではなく、他にもいっぱいいるらしい。
ハロ吉
華月が飼っているネズハロ。ハロそっくりで、「ハロチュー」と鳴く。人間の言葉を解するらしく、勇座の悪口を言われたことに腹を立て、マインたちの前に姿を現わした。
伝書ハロ
天宮の国で一般的な情報伝達手段。ゲーム版に登場する。
ランド・ストーン
鉱山の村・ロックバイトの青年。村を訪れたマイン一向をザード軍の再来と勘違いし、彼らに巨岩を投げ付けた。直後の雷破部隊襲撃には、秘蔵のシャイニングガンダムを駆って出陣。ザード軍の侵攻を阻止するため、四魔星戦以降も前線に立った。スワン版では正規のラクロア騎士団員となり、自らを「大型新人」と称する。
ニコロ・パガニーニョ
騎兵技巧師長。十年前の「大戦」にも参加した腕の立つメカニックであり、それなりの権限も持っているらしく、フレッドの熱意に押され、ブルーディスティニーを譲った。後に華月の機体にも改造を施す。
影月
天宮の忍者頭。ヨボヨボな風貌とトンちゃん眉毛は十年前の英雄時代からで、まだうら若い華月に父と呼ばれていることから、養子として忍術を施していたか、あるいは「かなり頑張った」ことが推察される。または、等身のせいで幼く見えるが、華月はもう結構年である、という可能性も。
王妃マーサ
ザードの王妃。カイオスにたぶらかされた夫・ザード28世と乳飲み子のヒムを残し、これまた幼いマインと勇座を抱えて逃亡していたところで、ラクロア・天宮両国の英雄会する場所「出会いの島」に船が墜落(エライ確率だ)。オルドーと大善の二人に子供を託し、逝った。――ラーゼフォンみたいなモンで、全然関係ない人たちをムリヤリ血統で結び付けようとするから、ややこしいことになるんです。
遊嶽斎我山
天宮一の歌舞伎者。普段は一匹狼で活動している。天承のお供として、ラクロアの地に降り立った。どうやら華月に気があるらしく、彼女との再会を一人で喜んでいたが、天承の手で間もなく引き離されてしまった。ゴッドガンダムを駆り、ランドとの連携技(騎士王、侍大将を召喚した一大火炎技)ダブルパニッシャーで大活躍する。
「へっ、よく言うぜラクロアの怪力ランド!!でっけえ花火ぶち上げてやろうぜ!!」
竜堂寺天承
天宮の若殿。メカニックに通じ、サイサリスのアトミックバスターこと「瞬滅之焔」を開発、さらには伝説の船・ユニコーンを模造して、武麗討弩(ブレイウッド)を組み立てるなど、高い技術力を持つ他、裏切った雷破を赦した上、ゼータを与えるなど、君主としての器量も大きい。風貌は桃太郎さんだが、自らの乗機はニューガンダム。DG細胞にも屈しない強い精神力を持つ。
ユニオン・レオンハート3世
ラクロアの王。気が弱く、線の細い若君である。
オーレン・ウェイン・オレガノ
コミック版から十年後を舞台としたPS版の主人公。
ミミ・ポート・ミューズ
コミック版から十年後を舞台としたPS版のヒロイン。
天奉将軍
天宮の君主。天承の父。ゲーム版にのみ登場。お公家さんのようなチョビっと眉をしているが、威厳はある。それはそうと、天外魔境のとき長尾剛にアカンでーって言われたっしょや。久川的に、鎌倉幕府の宮将軍みたいな人だったという方向で処理したい。
裂地将軍ローカイ
マインの前に現れる二番手。ザード王家に忠誠を誓い、亡命を決めた王妃マーサを支え、その後はヒムに尽くしてきた。名前こそ「老獪」ながら、なかなか潔い武人である。ブレストン撃退の後、グフを駆ってラクロアを攻撃した。十年来に戦うガンダムの弱体ぶりを嘲るが、本気を出したマインに討ち取られる。
轟炎将軍ブレストン
十年ぶりにラクロアに現れた、ザード王国の噛ませ犬。野心家で、これまでの戦場でも常に先陣を切ってきたらしい。強力な炎の術と、まさにその名の通りの機体・イフリートで眠れるガンダムを襲うが、マインによって撃破される。モンスターを多数配した綿密な侵攻計画ながら、やはり勝利投手の顔ではない。カイオスの名を叫びつつ、息絶えた。敗退はバットドップによって本国に知らされる。
宰相カイオス・マーク・クロウ
ライバルを暗殺するという方法で宰相まで上り詰めた、ザード王国の寄生虫。デビルガンダム復活という、まあ今後もお世話になるであろう野望を隠しつつ、ザード28世に接近。「国内の乱れは対外戦争に求めるしかない」と国王をけしかけ、「大戦」を巻き起こした。その頃から病気を理由に国王を幽閉、国政を握るが、マイン一味の活躍により子飼いの軍団を滅ぼされ、自らも討ち取られている。政略・軍略のみならず、術士としても高い能力を持っていた。名前は「黒幕」ながら、彼の欲したデビルガンダムは彼ごときに御しきれるものではなく、カイオス死後もしばらく暴れ続けている。要はウルベさんみたいなもんです。
「カーッ!この国が!この世界が!どれもこれも気にくわん!!すべてを消し去ってやるっ!!」←えらいこと言わはるなあ
鉄機将軍インエイ
天宮の裏切り者・雷破の副官。自身より強い者には卑屈だが、弱い者にはとことん強気。「勝てばなんでもいい」とまで明言した、ある意味潔い人物。ジ・Oを駆り、卑怯な手口でマイン一味を追い詰めた。ラクロア遠征時、四魔星に機体も肉体も乗っ取られ、機体がジオダンテ化。オルドーの今際の執念によって浄化される。クロトワさんをもっと悪くしたヤツと連想されたい。
水鬼将軍レンカ
ザンシュを慕う、毒針使いの女将軍。ユニコーン・コンパス探索の一軍を率いる雷破を快く思わず、ガンダム撃破の功績を元に雷破を出し抜こうとザンシュに進言した。――が、マインの覚醒に不利を感じたザンシュは特攻を試み、レンカもそれに殉じている。ちなみに乗機体はガーベラテトラ。
烈輝将軍ザンシュ
雷破の下、ユニコーン・コンパス探索に参加したサザビー乗り。強力な炎の技・烈輝斬を操り、一対一の正々堂々とした戦いぶりで、マインを追い詰める。ランク的には、わずかにインエイより下で、かつては現在の雷破の地位にいたらしい。マインとガンダムの融合に不利を感じ、特攻を試みるも失敗。あえなく撃破された。見た目だけは、フロスト兄弟のお兄ちゃんのほうである。
獣騎将軍ドウカツ
ラクロアに攻め込んできた三人目の将軍。どうやらローカイの息子らしいが、お決まりの「助けてくれ→フフフ甘いな」をやるタイプの人間なので、案外それもウソかも知れない。サラス系の強力なモンスターを率いていたが、情け容赦ない勇座によって撃破された。ちなみに乗機はケンプファー。
「でもオレが悪かった!どうか助けてくれえ〜」
神風将軍ラファエル
ラクロア侵攻作戦において、陣頭指揮を執った実力派の将軍。トールギスに乗る。劇中フレイのライバルを演じ、二度剣を交えている。カイオスの正義を疑うフレイの言葉に、「ザードの騎士は国のために戦うだけのこと」と叫んだ。直後、撃破される。「デビルガンダム」という、不気味な言葉を遺して――。
妖水将軍ディスティーナ
キュベレイに乗る、女妖術士。マインへの対抗心を巧みに操り、フレッドをコンフューズさせた。――が、どうやら大した術士でもなかったらしく、フレッドが正気を取り戻すにつれ、今度は彼女のほうが追い詰められていった。「私を倒すともうフレッドは止められない」との今生の言葉を吐いて逝くが、あっという間に解毒されている。スワン版では、踊り子リラとの会話が出現フラグになっていた。
ヒム・サークリッド・ザード29世
ザード王子ながら、カイオスの教育を受けた傀儡。ターンエーを駆り、ホワイトアウトという脅威の爆発技でマイン・勇座を襲った。――が、彼らが兄弟であるという衝撃と、亡き実母の真意を知って動揺。ワープ技で本国に戻ったところを、カイオスらに捕らえられ、デビルガンダムのコアとされてしまった。解放、カイオス没後は兄たちと共にデビルガンダムと交戦。再生月光蝶をして、撃破に協力している。
火帝星ウォール
ザード王家に仕える、地声の大きな男。ヒムの武術指南役。カイオスに対しては面従腹背ながら、領民・兵士からの信頼の厚さから、排除できずにいた。南の城でマイン・勇座たちを待ち構え、問答無用で襲い掛かる。素手でモビルスーツを半壊せしめるという、東方不敗以来の快挙をやってのけ、本気となってからは、ビグザムで二人と対決。撃破の後、真意を明かして味方となる。「二人の力を引き出すために手荒なことをした」と語っていたが、割りと本気で殺しに来ていたような気もするし、あんだけ強ければ、この人も別の城攻略に付き合わせたほうが良かったような気もする。ちなみに、十年後を舞台としたPS版では、悪党カイオス滅亡後の王国宰相の座に就いている。
「一撃でしとめるつもりでなければ、敵は倒せんぞ。何も守れんぞお!!」
風帝星ペディア
カイオスへの個人的な忠誠を誓う、ハマーン・カットの術士少女。髪の色はブルー。カイオスの野望のため、常に手を汚してきた。エルメスを操り、雷破たちを迎え撃つも、あえなく撃破される。どうやら彼女のカイオスへの想いには特別な事情があるらしく、十五年前にモンスターに両親を殺され、彼女の命も奪われそうになっていたところを、彼によって助けられたのだという。以来、「成長を止める代わりに強力な魔力を得られる」という術によって、カイオスを守り続けてきたらしい。――が、彼の手で王国の屋台骨が崩されてゆく現状を看過しえず、デビルガンダム覚醒を前に、密かに前王を廊から出していた。美しい女性の姿で天に召される。
水帝星サー・クイシー
王国四強の一人ながら、私邸を迷路に改装して遊んでいた老人。「策士」の名の通り計算高く、敵をジワジワと追い詰める戦法を好むが、迷路のほうは勇座によってメチャメチャに壊され、早速も得意な水中をフィールドに戦っている。心理戦を含めたグラブロの多彩な技で天宮のカップルを追い詰めるも、雷破の来援により撃破された。かつてインエイの身体を乗っ取り、暴走させたのも、彼の術によるものだった。
地帝星
本名不詳のトランプのジョーカー。北の城の城下町を占拠し、町民たちを不気味にコントロールしていた卑劣漢。戸愚呂兄のアレそっくりな人形劇でマインを動揺させたところで、かつて敗れた将軍たちの乗機をぶつけた。それが撃破されると、今度はおそらくWのデスサイズやレオパルドであろう「伝説の機体」をぶつけ、これまたマインを窮地に陥れた。――が、自らの機体・ザクレロはちっとも強力ではなく、あっという間に討ち取られている。
ファウスト・クインテッド・ザード
ザード28世。マイン、勇座、ヒムたちの父。かつては慈悲深い賢君だったが、カイオスを重用したことにより国を乗っ取られ、「ラクロアと天宮に兵を送らねばザードが滅ぶ」という強迫観念のもと、かつての植民島に兵を差し向けた。どうやらこの頃から幽閉状態にあったらしく、国政はカイオスに奪われている。亡国に危機感を抱いたペディアにより、ギリギリのところを廊から出され、伝説の木馬でデビルガンダムと対峙。息子三人を勝利へと導いた。
ウワン
カイオスの右腕だから「ウワン」。いつも耳打ちするような立ち位置で、カイオスの命令を受け取っている。コミック本編ではさしたる活躍もないが、PS版では主人公と同じ機体に乗って登場。もちろん、カラーリングはワルモノだから黒である。
