機動戦士ガンダム アドバンスド・オペレーション
イルニード事件
今はほぼ動きを止めたファミリーソフトが、今や市場を去って久しいPC98をプラットフォームにこしらえた、本格派シミュレーション。ゲームのインストールにコマンド叩いた時代が懐かしくもあり、今思い返すと腹立って眠れない夜もあり。ちなみに久川はこのソフトを手に入れるのに、ハードオフに売りに来て、売るか売らんか迷ってるオッチャンの背後にピッタリ貼り付く乞食戦術に出た。手放した瞬間、店員さんとの直接交渉に出たところ、「なんかワカランから100円でいいよ」ってことでアッサリ100円入手。ありがとう宇西のハードオフ屋さん。
アデル・アリーシュン二等空尉〜准尉
軍隊嫌いから、レスキュー科を志望した本作の主人公。「ハマーンにも同情する」というそのリベラルな思想の背景には、一年戦争における父親の戦死があるらしい。海難事故の救助活動に携わろうと、訓練に勤しんでいるところにジオンの襲撃を受け、イルニードに軍属扱いで留め置かれた。美樹本イラストが冴える、精悍なキャラクターである。
オービス・ボア三等空尉〜曹長
柔道を学んだという、体育会系のパイロット訓練生。ゴツイ体躯ながら気は優しく、軍人民間混交のチームにあって、同じ軍人系のライサとも気が合っている。実家がコロニー内の大農場で、父親を守りたいと願い、ロンドベル入りを志望する。志は高く、「パイロット兼艦長」という、ノムさんみたいなことがやりたいという。
クェーカー曹長
瀕死のイルニードに残された、古株メカニック。大変な自信家。「ジムの悪口」と「年より老けて見える」だけは、彼の前で絶対に言ってはいけないという。
クレア・ブラウニー三等管制官〜伍長
桃色のショートが可愛らしい、本作影のヒロイン。民間出身の管制官ながら、イルニードの戦術管制オペレーターを務めることに。不思議ちゃんな性格に比して、その能力は高いという。戦後はケリー艦長と籍を入れたというが、事定かならず。
ゲーリー中尉
イルニードのMS中隊長。一年戦争以来の叩き上げだけに、性格は頑固で気が短い。アデルたちの訓練にあたり、事件発生後は実戦指揮官として活躍する。ガンダムMk-IIBのパイロットながら、バニングよろしくの運命に命を散らした。
ケリー・シュナイダー大尉
一年戦争時のコア・ファイター乗りにして、エースパイロット。戦後は航空学校に左遷され、専任教官として教鞭を執るも、ジオンの襲撃にイルニードの艦長代理となった。軍人民間二派訓練生の取りまとめにも手腕を発揮する。なぜリベラル・親スペースノイド思想の人物を、よりにもよって航空学校に送り込んだのか、そしてジオンに相対させたのか、軍の意図は不明である。長身から女子訓練生からの人気も高く、戦後はクレアと籍を入れたという。
ジェラルド・シンクレア少佐
ネオジオンの第31降下MS大隊長。一年戦争時は突撃機動軍に籍を置く。シャア・イズムの信奉者にして、彼を権力の座に就けようと奔走する青年。対連邦強硬派の父が暗殺されて以後、穏健派の代表たるセラーナを恨むようになった。ハマーンの親衛隊を務めるほどMSの操縦に長けるが、その腕をハマーンの妹相手に使うことは考えていなかっただろう、セラーナと戦い、討死した。余談ながら、あのイリアとは旧知の仲らしい。
「売国奴め!奴らは我がネオ・ジオンの癌だ!」
セラーナ・カーン外務次官
ハマーンの妹にして、マハラジャ三姉妹の三番目。アースノイドの粛正を掲げる強硬派に対して、彼女たち穏健派は連邦左派(旧エゥーゴ閥)への接触を画策。それを追ってきたのが、シンクレアだった。避難民ジェシカとしてイルニードに紛れ込むが、後に正体を明かし、マノフとの会談に臨んだ。セラーナ自身高いMS操縦能力を誇り、あのシンクレアを討ち取るほどである。――が、そのシンクレアと戦闘中に行方をくらます。かつては黒歴史なキャラクターの代表として抹殺されてきたが、北爪漫画に登場したり、その二次モノの三文ギャグマンガに登場したりと、ファンの間での知名度も増しつつある。
センリ・スズキ二等空尉〜准尉
黒縁メガネの好青年。民間出身で、ラインパイロットを目指す。ハードウェアに通じ、イルニードの整備要員として重宝された。
ダグ・ニールセン二等空尉〜准尉
アデルの同期生。ルックスこそ冴えないが、物事を深く考えず、明るい性格。アデルとライサの喧嘩を止める。
ド・トール将軍
西部方面隊総監。ゴルビー頭に紫グラサンの見た目おっかない老人。コーヒー屋とは関係ない。地球上に展開するジオン軍残党に強い影響力を持ち、かつ、連邦軍とも繋がりを持つ。ネオ・ジオンの地球撤退に反対し、セラーナ捕縛に動いた。座乗のダブデを沈められ、戦死。
ドルチェ少佐
第205補給大隊長。三十六歳の、自称「おねーさん」。ミデア改に乗って、イルニードの補給に現れた。これまで一度たりとも待ち伏せ攻撃を受けたことがないという、強運の指揮官。兵士たちの信頼も厚く、「ファット・ダッグ」の愛称で知られている。
ノイマン中佐
第6海兵MS戦闘団・師団長。水陸両用戦のベテランにして、一年戦争以降、ずっと海中に潜んできた海賊団のボス。気取ったシンクレアとは、マシュマーとサトウの例の如く、とっても不仲である。ネオ・ジオンの地球降下作戦で増強を受け、地上最強の戦力を得る。脅威のビグザムに乗るも、イルニードの部隊によって撃破された。
ニップ・マンナン中尉
カラバ出身のパイロット。ワイズマン共々、後半になって仲間となる。実力は高いが、軍属ばかりのイルニード艦内にあって、正規の軍人ということで気負いがあるらしい。
バーナー・サイモン一等空尉〜中尉
軍人系のパイロット。協調性に欠け、単独行動に走りがち。ルックスの良さから自意識過剰という、イルニードの困ったさん。MSでは最終実技試験中、女性ではライサにアタック中だが、どうにも苦戦しているらしい。
マノフ陸将補
自衛隊よろしくの謎の階級「陸将補」を冠する指揮官。実質は少将か。旧エゥーゴ閥の中心的人物で、風貌も、プレックスのような俊英さと、ヘンケンのような豪放さ、そしてクワトロの赤軍服を着用することで、体現している。ジオンとの積極的和平を志向し、ティターンズの再現を嫌って、ロンドベル中核にブライト一派を据えることを主張した。長く意識不明の重体が続いたが、セラーナ会談を経て、イルニード艦内にて療養。後にアウドムラを率いてイルニードを守っている。
ライサ・クレッセント一等空尉〜少尉
中華人形系の美少女パイロット。美樹本イラストだからといって、リンミンメイを連想してはいけない。学科・実技ともに最優秀という秀才訓練生ながら、性格はキツくて自己中心的。アデルとも頻繁に対立している。あのアムロに憧れ、ロンドベルへの配属を志望しているというが、事件解決後、退役した。
レパード少尉
イルニード所属のパイロット。ゲーリーの部下で、彼とは正反対に柔和な性格。そのため、短気で頑固なゲーリーのフォローに追われている。アデルたち訓練生にいろいろ教えてくれる、頼れる存在だ。
ワイズマン大尉
愛称が「おやっさん」という、歴戦の猛者。退役ギリギリの高齢ながら、補充兵としてイルニードに配属された。一年戦争時はケリーの上官でもあった。
