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C.D.A. 若き彗星の肖像

C.D.A. 若き彗星の肖像

ガンダムエース二本柱のうちの一柱。ハマーンの少女時代を主として描く。どう読み返しても川村万梨阿の声しか聞こえてこない若き日の彼女を、北爪氏は、一体どうZやZZにおける榊原ハマーンに化かしてゆくのか、大変興味をそそられるところである。なんだか引き延ばし過ぎ感のあるストーリーだが、掲載誌における作品の立ち位置を考えればやむをえないところだろう。ZZ系のジオンキャラが多数ゲスト出演しているのも嬉しい。余談ではあるが、本作に登場するキャラクターは異様に「可愛くて若い女の子」が多い。おそらくは大戦末期の学徒動員がこのようなアクシズ事情を作り出したものと思われるが、この学園ドラマっぷりが思春期のハマーンに与えた心理的影響はいかばかりであったか。ファビアン少尉との一件がトラウマとなり、後のネオ・ジオンに見られる「能力的には不安だが美形の青年将校」をはびこらせる結果を生じせしめたと考えるのは、ムリヤリか。だが、このハマーンの性癖とまでいえる少女趣味が反逆者グレミーの躍進をゆるし、軍団をふたつに割る不幸を呼び込んだとすれば、兵たちもやってらんねえといったところだろう。

アレクセイ艦長

中級司令官・艦長 アクシズに拿捕された艦の一隻、ナイアッドの艦長。ケントら士官より先に移送される。

アンギラ・ロレンゾ少尉

副長以下のクルー アクシズ強硬派の尖兵。完全に眼がイッてる人物。よくみるジオンの衣装を身にまとい、副長の地位にある。ダリオによって目くらましをされたSフィールド上で暗躍、カースを使ってハインツを取り押さえるも、エンツォ立案の作戦で倒れる。

イリーナ中佐

中級司令官・艦長 目鼻立ちの鋭い女性士官。どうやらザビ家に近い人物らしく、ミネバと遊ぶシャアさえも、彼女とは敬語で言葉を交わしていた。「時代は変わってゆくもの」と、その後のシャアの動きを予見するような言葉をつぶやく。

ウーベ・ルードビッヒ曹長

副長以下のクルー インゴルシュタットのブリッジクルー。角刈りの男。ハマーンの誕生日パーティを前に、昇格をエサにファビアンから買収を受けた。出世には強欲ながら、ハマーンへの忠誠は本物だと語る。

エーベハルト・リヒター

政治家・指導者 アムブロジアの基地責任者。イベンターのような、基地司令らしからぬ風貌。入港したインゴルシュタットの一行を温かく迎え入れた。

エンツォ・ベルニーニ大佐

軍幹部・高級将校 アクシズの独立戦争再開強硬派リーダー。マハラジャには面従腹背で接し、裏では、子飼いの部下たちと共に連邦との全面衝突を画策している。出演のテレビでアジるなど、基地内部の発言力も決して小さくないが、どうやら彼の陰謀好きは今に始まったことではないらしく、一年戦争時は友軍の手柄を横取りのうえ謀殺(ハインツ調べ)するなど、彼を慕う部下たちとは、ある種の共犯関係にあるようだ。デギン夫人の姪を妻にもつことから、大尉から大佐という異例の大出世を成し遂げたといわれている。それにしても、エンツォが苛烈に振る舞っているこの時代は、アデナウアー次官やストアスト長官の時代ではない。ワイアットやジャミトフのような武断派が権力を握る連邦軍に対し、たかだか数万のアクシズがいかに戦いうるというのか、尉官の部下たちを従えてのし上がった経緯を考えれば、彼らはテンション高いだけの見通しの効かぬ愚者、井の中の蛙であり、一方、内紛に乗じることで地球圏を制圧したハマーンは、なかなかの戦略眼があったと評価することができよう。(途中)

エンリケ

特務兵・工作員 マルコ直属の工作員。頭髪は薄く、衣装も薄汚い。丸いメガネを掛けている。

オクサーナ・ボギンスカヤ

副官・補佐官・侍従 共和制に復したジオンから遣わされた、ユーリ・ハスラーのアシスタント。二十歳。性格はアバウトにして妙に独り言の多い人物ながら、シャアやハマーンといった要人に接触するための積極性はなまじではない。(途中)

カース・コングレイ軍曹

一般兵・パイロット 強硬派に属する、ぼてっとした風貌のパイロット。ハインツの教え子であり、彼のことを「教官」と呼ぶ。乗機を拿捕され、抑留されたハインツに説得を試みた。意外と義理堅い、見所ある男。

カイル・マッケンジー中佐

特務兵・工作員 連邦期待のエージェント。ケヴィン少尉の名でアクシズに潜入、情報をさぐるも、その裏をかいたアクシズ側にダブルスパイを掴まされ、とうとう捕縛された。

カルロス曹長

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。ジムを駆り、基地を出たジオン部隊を迎えるも、撃破されてしまった。

グレゴリー小隊長

一般兵・パイロット ヴァールシカの救助作戦に参加したパイロット。シャアとシンクレアに率いられ、ワイアットら連邦艦隊の撃退に出る。

ゲーオルク・グレフェンベルク少佐

中級司令官・艦長 宇宙攻撃軍第一艦隊・第五パトロール隊の指揮官。戦略家として知られ、ある連邦宇宙基地を一挙に叩く手を考えた。実行に移した作戦は我軍優位のうちに進められるも、四散した敵の殲滅にエンツォ隊を呼んだことで悲劇に見舞われた。ハインツは、「功績を横取りするため、エンツォがゲーオルクを謀殺した」と考えている。

ケント

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。捕虜たちの中ではリーダー格で、艦内では砲手を務めていたようだ。脱出後は艦長代理として指揮を執る。

コリン曹長

一般兵・パイロット ヴァールシカ強襲に際し、斥候を務めたジムのパイロット。シャアのジオングに撃破された。

ジェシカ・ディアス少尉

一般兵・パイロット ハインツに呼び出された、アクシズの愛国者。澄んだ髪に濃い色の肌という、イリアに近い風貌と、いいカンジの巨乳を持つ。エンツォ派の暗躍と陰謀を暴くため、さきの衝突で絶命したモニカの部屋を探る。どうやらハインツに気があるらしい。(途中)

シンディ・ロッソ伍長

副長以下のクルー インゴルシュタットのブリッジクルー。通信士を務める。共和国に乗り込むに際しては、他の女の子二人同様、メンバーを外された。水泳とカラオケが好き。

ズッチ伍長

一般兵・パイロット 若いジオン兵。ジオン幹部の名で次々と命令を発する連邦捕虜エディの口ぶりを怪しんだジオン士官が、その真偽を確かめさせた兵士。

スパロウ隊

隊長・実践指揮官 アクシズ所属のゲルググ部隊を率いる。脱走を図った連邦兵クルー一行を追撃した。

スミレ・ホンゴウ准尉

技術者・技術士官 ナタリーの後輩にあたる、宇宙世紀のメガネっ娘。ユルゲンの紹介でシャアに召し出された。ビットの構造に通じ、その小型化――つまりは後のファンネルの実用化に情熱を燃やしている。キュベレイの生みの親ともいうべき少女。ナタリーからは「スミレちゃん」と呼ばれていた。

セルゲイ・ティトフ軍曹

副長以下のクルー インゴルシュタットのブリッジクルー。航法担当の下士官。接触事故後の航路についても、ミーティングでは主導的な役割を担っていた。

ゾンチョ・カミノサ曹長

副長以下のクルー インゴルシュタットのブリッジクルー。素早い手際のクルー。
「か・な・りレアだね」

タカヨツ・ズゥキ曹長

技術者・技術士官 インゴルシュタットの整備主任。アポリーのザク改造について、アムブロジアのスタッフと打ち合わせた。グラサンの和田勉のような風貌の男。

タグ

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。

タクマ少佐

軍幹部・高級将校 アクシズ内において、中間派と目される軍人。

ダリオ少佐

一般兵・パイロット 一年戦争以来のエンツォ派士官。ハンサムな顔立ちの青年。戦時中はムサイ級の艦長を務め、対立するハインツ少佐からは、ゲーオルク謀殺の共犯の疑いをかけられる。コンピューターの扱いに通じ、アンギラに好きをさせるため基地Sフィールドの目つぶしに掛かるも、さらにその裏をかいたエディら捕虜には出し抜かれた。(途中)

ティルダ

一般兵・パイロット ライラの部下。ヴァールシカ強襲に際し、シャアのジオングに撃破された。

ナタリー・ビアンキ中尉

副官・補佐官・侍従 ハマーンの付き人にして、エンツォ・シャアの板挟みに苦しむ、いわば踏ん切りの悪いダブルスパイ。マハラジャの信頼によりハマーンを支える傍らシャアを慕い、さらにはエンツォにも鼻先を押さえられている。ジオンの軍服に憧れて入隊したという経緯をもつ。(途中)

ニコラス中尉

隊長・実践指揮官 第四軌道艦隊721中隊のMS部隊長。手口の汚いアゴヒゲ。一年戦争の経験を武器に後進の指導にあたるも、実際の実力は皆無で、さきの大戦においても、逃げ回ることで生き延びたのだという。敵前逃亡をこそ良しとする態度に敵のシンクレアは同情を抱かず、「家畜のエサにする」と脅して尋問にあたった。彼の自供により、シャア一行はアムブロジア近隣への連邦襲来を知る。

ハインツ少佐

副官・補佐官・侍従 マハラジャの腹心。姿を隠したSフィールド探査のため、単身小型艇で乗り込むも、エンツォ派と繋がるアンギラ一味によって拿捕され、しばらくは活躍なしの時期が続いた。解放後は、リベンジを懸けてエンツォの経歴あぶり出しに臨み、ゲーオルク謀殺の一件に辿り着くも、マハラジャからは相手にされず、シャアなきアクシズで孤独な諜略戦を繰り広げている。(途中)

ハドソン大尉

隊長・実践指揮官 第四軌道艦隊721中隊の幹部。指揮官ロジャーから、ティターンズ(当時は名称未決)入りの希望を打ち明けられる。実戦経験がなく、ジオン基地の掃討にあたっては、ミノフスキー粒子による孤立を恐れていた。ロジャーの乗艦が沈んだ後も訓練意識が抜けず、デッキで慌てていたところをナタリーの砲撃で沈められた。

パトリック

特務兵・工作員 連邦のエキスパート・マッケンジーが、不覚にも信用してしまったジオンのダブルスパイ。

パブロ隊長

隊長・実践指揮官 ジオン残党一隊の指揮官。0081、サイド7近辺で連邦軍と交戦。大きなダメージを与えるも、消耗に耐えかねてアクシズに参戦を求めた。彼ら戦争屋さんの振る舞いには、マハラジャもほとほと困らされている。

ファビアン・フリシュクネヒト少尉

特務兵・工作員 エンツォ派に属する士官。「ボール三機撃墜」という大戦経験者。ハマーンの共和国行きに際し、特命をおびて同行した。持ち前のルックスと、プレイボーイを噂される立て板トークでハマーンを鋭意誘惑。部下を使って芝居を打ったり、ナタリーの鼻先を押さえたりとナカナカの策士ながら、シャアからは徹底したマークを敷かれている。ハマーン誘惑に強引な手を用いたため、遠ざけられた。余談ながら、後のハマーンの性格には、彼の影響が少なからずあると思われる。シャアがハマーンを見限り、このファビアンの裏のある優しさを見抜けなかった迂闊が、彼女を騎士などという妙な復古主義、というよりは馬鹿げた少女趣味に走らせ、さらにはマシュマーのような無能者を取り立てさせ、各地のコロニー制圧を遅らしめたのではないだろうか。

フェルディナンド技術大尉

技術者・技術士官 アクシズにおける、情報戦のプロフェッショナル。シャリアブル似の老紳士。突然のハッキングに防戦するナタリーが、応援を求めたのが彼である。途中「技術大佐」と呼ばれる場面もあるが、どうやら誤植のようだ(人的資源に乏しいアクシズだけに、佐官ということも考えられるのだが、呼ばれた回数をとって尉官として扱う)。

ブレンダン小隊長

一般兵・パイロット ヴァールシカの救助作戦に参加した、おそらくはアムブロジア所属のパイロット。ファビアンに率いられ、ヴァールシカそのものの防衛任務に就く。

フローレンス夫人

一般市民・非戦闘員 デギン公王夫人ナルスの姪にして、現エンツォ夫人。彼女との縁故とゲーオルクを踏み台にした戦功により、エンツォは異例の三階級特進を成し遂げた。

ベルント曹長

一般兵・パイロット シンクレアの部下。アムブロジア・ヴィムメル所属のザク乗り。シンクレアが捕らえた捕虜・ニコラスを、母艦まで運ぶよう命令された。

頬にアザのある同志

特務兵・工作員 アンギラら強硬派の同志。連邦内部に潜り込むも、正体を隠すため自決した。

ビタリー少佐

軍幹部・高級将校 アクシズ内において、中間派と目される軍人。

マライヤ中佐

中級司令官・艦長 アムブロジアの参謀格。美人のおねえさん。シンクレアを通じ、ヴァールシカへの連邦襲来を知った。ブリーフィングルームにおいて、シャア御前での状況説明にあたる。

マルコ少佐

一般兵・パイロット 一年戦争以来のエンツォ派士官。鼻の大きなゴツイ男。戦時中はムサイ級の艦長を務め、対立するハインツ少佐からは、ゲーオルク謀殺の共犯の疑いをかけられる。情報戦に長けたダリオの一方、こちらは用心に欠ける上、陰謀家の一味にしては口の軽いところがあり「我らの作戦は結果が伴わない」と自嘲したところをエンツォに睨まれる場面も。(途中)

マレーネ・カーン

一般市民・非戦闘員 長年本名が謎とされてきた、ハマーンの姉。富野・文庫版にルーツを持ちながらも一時は否定された「ドズル側室説」は、北爪漫画で再認、名前も与えられている。ドズルに嫁いだ後、病死した。風貌についてはやはり謎だが、エースのカラーページにある金髪の少女がこれとする説も、あるいは、これは姉代わりにハマーンを支えたナタリーだという説もある。

ミカ

技術者・技術士官 コンピューター操作を専門とする、ヴァールシカのスタッフ。連邦軍の基地襲撃に際し、ルカ共々カイザスから呼び出された。

ミケーレ

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。ジムを駆り、敗れたハマーンを握って人質とした。

ミハエル中佐

軍幹部・高級将校 エンツォら強硬派、マハラジャら穏健派どちらにも属さない、中間派のリーダー。人の良さそうな、とっても騙しやすそうな男。皇室事情に通じ、どうやらミネバ直近の侍従たちに影響力を持っているようだ。ハマーンのサイド3行きをエンツォからけしかけられ、その通りに行動した。余談ながら、日の浅い筈のザビ家皇室における「皇室儀式」とは、一体どこにルーツを持つものなのだろうか。

メグ・ジョーンズ

マスコミ アクシズ・ニュース・デリバリーのキャスターにして、リポーター。サイド3行きを決めたハマーンに突撃インタビューを敢行し、質問が彼女の髪に及んだあたりで、オクサーナに遮られた。ハマーン出立後は、エンツォを取材。彼のアジを垂れ流すことで、アクシズの強硬派を勢い付かせた。

メグミ

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。ジム乗りとして、かなりの腕前を誇る。捕虜たちの中の紅一点。一年戦争時に兄を亡くしたことで、ジオンに対する恨みはなまじではない。あのハマーンに強烈なプレッシャーを与えるも、結局は撃破されてしまった。

モーリス小隊長

隊長・実践指揮官 ヴァールシカの救助作戦に参加した、おそらくはアムブロジア所属のパイロット。シャアの指揮の下、アポリーに率いられた。三番艦ウーメルの守備任務に就く。

モニカ・バルトロメオ大尉

隊長・実践指揮官 一年戦争以来のエンツォ派士官。戦時中はMS隊を率い、ゲーオルク謀殺の一件にも関わっているものと思われる。その戦闘で顔の右半分に傷を負い、長い髪で隠していた。持ち前の荒々しい性格で部下を従え、戦後もエンツォ派MS部隊のリーダーであり続けるも、アクシズを強襲した連邦軍部隊と戦い、討死。二階級特進の後、エンツォ派の暗躍を隠すため、私室は整理されている。
「連邦軍!独立戦争は再開された!!」

ユベール

技術者・技術士官 アクシズのメカニックマン。シャア付きで、彼の機体に数々チューンナップを施した他、共和国行きに際しては餞別にすっごいライフルを与えてくれた。

ユルゲン・シュナイダー少佐

技術者・技術士官 MS開発担当の技術士官。ケツアゴの男。後にファンネルを実用化させることになるメガネっ娘・スミレをともない、シャアの前に現れた。

ヨンス

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。艦内ではオペレーターを務めていたようだ。

ルカ

技術者・技術士官 コンピューター操作を専門とする、ヴァールシカのスタッフ。連邦軍の基地襲撃に際し、ミカ共々カイザスから呼び出された。

ルドガー中尉

一般兵・パイロット ハインツに呼び出された、アクシズの愛国者。(途中)

ルル・フィノ曹長

副長以下のクルー インゴルシュタットのブリッジクルー。オペレーターの一人。キンパツにソバカスの、一見するとインチキガイジン。共和国に乗り込むに際しては、他の女の子二人同様、メンバーを外された。狙撃と登山を特技とする。

レイナ・ナンブ軍曹

副長以下のクルー インゴルシュタットのブリッジクルー。オペレーターの一人。共和国に乗り込むに際しては、他の女の子二人同様、メンバーを外された。空手と生け花を特技とし、趣味は読書。

ロジャー少佐

隊長・実践指揮官 第四軌道艦隊721中隊の分隊指揮官。ジオン基地掃討に向けて、部下を前にティターンズ(当時は名称未決)入りの希望を語るが、実戦となってはナタリーの機転の利いた砲撃によって艦を沈められ、彼の死後開かれたジャミトフら私的な将官会議においても、その迂闊さを嘲られた。

ロン

副長以下のクルー アクシズからの脱走を図った、ナイアッドの乗組員。